デンマーク弦楽四重奏団のひばり(ハイドン)
最近手に入れたアルバム。若手による弦楽四重奏です。

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デンマーク弦楽四重奏団(Danish String Quartet)の演奏に寄るハイドンの弦楽四重奏曲Op.64のNo.5「ひばり」とブラームスの弦楽四重奏曲Op.52のNo.2の2曲を収めたアルバム。収録は2012年3月、ミュンヘンのBR(バイエルン放送)の第2スタジオでのセッション録音。レーベルは独Avi-music。バイエルン放送との共同制作のようです。
若手のクァルテットによるハイドンは見つける度に手に入れるようにしています。やはり、古典であるハイドンの弦楽四重奏曲をどのように演奏するのかに興味があるためです。
このアルバムのデンマーク弦楽四重奏団は、2002年に設立された文字通りデンマークの四重奏団。2002年のコペンハーゲン・サマー・フェスティバルでデビューしました。2004年のデンマーク放送P2室内楽コンクールで優勝して以降は、クァルテットの名前通りデンマーク国内でも知られた存在となりました。その後数多の国際コンクールでの優勝経験を経て、2006年にはデンマーク放送のお抱えミュージシャンとなり、デンマーク放送交響楽団、デンマーク放送シンフォニエッタとともにエルガーなどを演奏することになり、また、デンマークの作曲家であるカール・ニールセンの弦楽四重奏曲を録音する機会にも恵まれました。最近ではニューヨークでのデビューが好評をもって受け入れられたとの事です。まさに評価されつつある若手クァルテットでしょう。彼らのウェブサイトを紹介しておきましょう。
The Danish String Quartet
メンバーは次のとおり。
第1ヴァイオリン:ルネ・トンスガード・ソレンセン(Rune Tonsgaard Sørensen)
第2ヴァイオリン:フレデリク・オーランド(Frederik Øland)
ヴィオラ:アスビョルン・ノルガード(Asbjørn Nørgaard)
チェロ:フレデリク・、、読めません!(Fredrik Schøyen Sjölin)
Hob.III:63 / String Quartet Op.64 No.5 "Lerchenquartetett" 「ひばり」 [D] (1790)
おなじみのメロディー。非常にオーソドックスな演奏。録音は鮮明かつバランスの良いベストなもの。キレの良いボウイングから生み出されるハイドンの名旋律は、力みなく、リズミカルに進みます。鮮度の高さが若手らしい演奏。もう少し個性的な演奏を想像していたのですが、教科書通りのような正統派の演奏。ただし極上の鮮度で、メリハリもクッキリ。教科書通りではあるのですが、演奏のクォリティーは最高、リアルな表情に鳥肌が立つような緊張感がある素晴しいもの。この踏み込みは尋常ではありません。演奏スタイルではなくクオリティーで一歩踏み出した素晴しい演奏。数多の録音があるひばりを選んで、この鮮烈な演奏は驚きです。
アダージョに入っても、鮮烈さを保ちながら決してバランスを失わない感覚が素晴しいです。正統派の演奏とはこのことでしょう。4人のアンサンブルは非常に精度が高く、鮮明な録音を通してそれぞれの楽器の響きが鮮明に浮かび上がります。テンポを落とすところではじっくりと落とし、深い呼吸で音楽の要所をこなしていきます。
メヌエットは予想通り彼らの特徴が活きて、クッキリした表情が痛快。冷凍庫から取り出したばかりのアイスキャンディーのようなシズル感。燻し銀とは正反対の鮮烈さがまぶしい演奏。
フィナーレは来ました! やはり相当なテクニシャンだと思いましたが、速い音階をこともなげに、しかも抜群の安定感と、クッキリハッキリしたフレージングでこなしていきます。この音階は鳥肌もの。迫真の演奏。最後に牙を剥きましたね。見事。
やはり、若手の演奏を聴くのは格別の喜びがありますね。現代にあって、古典のハイドンをここまで正統的な表現で録音してくるあたり、相当の自信があってのことでしょう。個性的な演奏ではありませんが、このクオリティーは流石。名曲をこれ以上の演奏ができるかとの気合いをこめて録音してくるあたり、かなりの才能です。デンマーク弦楽四重奏団、記憶に残る名演奏でした。もちろん評価は[+++++]とします。

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デンマーク弦楽四重奏団(Danish String Quartet)の演奏に寄るハイドンの弦楽四重奏曲Op.64のNo.5「ひばり」とブラームスの弦楽四重奏曲Op.52のNo.2の2曲を収めたアルバム。収録は2012年3月、ミュンヘンのBR(バイエルン放送)の第2スタジオでのセッション録音。レーベルは独Avi-music。バイエルン放送との共同制作のようです。
若手のクァルテットによるハイドンは見つける度に手に入れるようにしています。やはり、古典であるハイドンの弦楽四重奏曲をどのように演奏するのかに興味があるためです。
このアルバムのデンマーク弦楽四重奏団は、2002年に設立された文字通りデンマークの四重奏団。2002年のコペンハーゲン・サマー・フェスティバルでデビューしました。2004年のデンマーク放送P2室内楽コンクールで優勝して以降は、クァルテットの名前通りデンマーク国内でも知られた存在となりました。その後数多の国際コンクールでの優勝経験を経て、2006年にはデンマーク放送のお抱えミュージシャンとなり、デンマーク放送交響楽団、デンマーク放送シンフォニエッタとともにエルガーなどを演奏することになり、また、デンマークの作曲家であるカール・ニールセンの弦楽四重奏曲を録音する機会にも恵まれました。最近ではニューヨークでのデビューが好評をもって受け入れられたとの事です。まさに評価されつつある若手クァルテットでしょう。彼らのウェブサイトを紹介しておきましょう。
The Danish String Quartet
メンバーは次のとおり。
第1ヴァイオリン:ルネ・トンスガード・ソレンセン(Rune Tonsgaard Sørensen)
第2ヴァイオリン:フレデリク・オーランド(Frederik Øland)
ヴィオラ:アスビョルン・ノルガード(Asbjørn Nørgaard)
チェロ:フレデリク・、、読めません!(Fredrik Schøyen Sjölin)
Hob.III:63 / String Quartet Op.64 No.5 "Lerchenquartetett" 「ひばり」 [D] (1790)
おなじみのメロディー。非常にオーソドックスな演奏。録音は鮮明かつバランスの良いベストなもの。キレの良いボウイングから生み出されるハイドンの名旋律は、力みなく、リズミカルに進みます。鮮度の高さが若手らしい演奏。もう少し個性的な演奏を想像していたのですが、教科書通りのような正統派の演奏。ただし極上の鮮度で、メリハリもクッキリ。教科書通りではあるのですが、演奏のクォリティーは最高、リアルな表情に鳥肌が立つような緊張感がある素晴しいもの。この踏み込みは尋常ではありません。演奏スタイルではなくクオリティーで一歩踏み出した素晴しい演奏。数多の録音があるひばりを選んで、この鮮烈な演奏は驚きです。
アダージョに入っても、鮮烈さを保ちながら決してバランスを失わない感覚が素晴しいです。正統派の演奏とはこのことでしょう。4人のアンサンブルは非常に精度が高く、鮮明な録音を通してそれぞれの楽器の響きが鮮明に浮かび上がります。テンポを落とすところではじっくりと落とし、深い呼吸で音楽の要所をこなしていきます。
メヌエットは予想通り彼らの特徴が活きて、クッキリした表情が痛快。冷凍庫から取り出したばかりのアイスキャンディーのようなシズル感。燻し銀とは正反対の鮮烈さがまぶしい演奏。
フィナーレは来ました! やはり相当なテクニシャンだと思いましたが、速い音階をこともなげに、しかも抜群の安定感と、クッキリハッキリしたフレージングでこなしていきます。この音階は鳥肌もの。迫真の演奏。最後に牙を剥きましたね。見事。
やはり、若手の演奏を聴くのは格別の喜びがありますね。現代にあって、古典のハイドンをここまで正統的な表現で録音してくるあたり、相当の自信があってのことでしょう。個性的な演奏ではありませんが、このクオリティーは流石。名曲をこれ以上の演奏ができるかとの気合いをこめて録音してくるあたり、かなりの才能です。デンマーク弦楽四重奏団、記憶に残る名演奏でした。もちろん評価は[+++++]とします。
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