作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

【番外】府中の森芸術劇場で「毛抜」「義経千本桜」

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数日ご無沙汰しています。6年振りにパソコンを換えました。古いパソコンのファイルを整理したりしていて、移行に時間がかかってしまいました。この件はまたあらためて。

今週木曜は休みをとって府中の森芸術劇場に歌舞伎見物。

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歌舞伎人:平成25年度公立文化施設協会主催 松竹大歌舞伎 東コース

この公演、昨年も7月に出かけていて、同じく府中芸術の森で、義経千本桜からの3幕を見ています。

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2012/07/22 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 【番外】府中の森芸術劇場で「義経千本桜」

記事を読み返してみると、去年は嫁さんが入院直後だったんですね。いろいろばたばたしていた時期でした。歌舞伎の巡業公演は近所で見られるので、今回も母親同伴の3人での観劇。自宅から芸術の森のある東府中までは車で30分ほど。今回は車で向かいます。

今回の地方巡業は市川亀治郎の四代目市川猿之助襲名披露公演。猿之助といえば宙乗りや早変わりなどの外連を歌舞伎に復活させ、歌舞伎の裾野を広げた立役者。その名を継ぐということは、単に名前を次ぐということだけではなく、期待役割は大きなものがあるので、亀治郎さんこれから大変でしょう。

さて、この日の演目は、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)、口上、そして昨年の公演でも見た義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)から川連法眼館の場の3幕。

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前半の毛抜は市川右近が主役の粂寺弾正(くめでらだんじょう)役。小野小町の末裔である小野春道の館での平安時代の出来事を描いた作品。小野家の息女錦の前との輿入れが、姫の奇病によって延期されていることを確かめようと弾正が小野家を訪れ、奇病ではなく、仕掛けだったことを弾正が暴くという探偵もののような舞台。奇病とは薄衣をとると髪が逆立つというもの。舞台上で姫の髪の毛が逆立つシーンは客席をあっと言わせる舞台の面白さが際立ちます。この髪の毛が逆立つことの謎解きから、天井裏に潜む悪者を槍で突き落とす落ちの付け方は歌舞伎の大衆演劇としての奇想天外なストーリーも楽しめる作品でした。普段は脇役の多い右近さんですが、大役を見事にこなし、堂々とした演技でした。歌舞伎は普通最後にさっと幕が引かれて終わるのですが、この舞台では幕が引かれたあと、花道で大役をつとめ終えた挨拶がありましたが、文献を紐解くと、この挨拶までこのお芝居の伝統的な演出になっているんですね。これは楽しめました。

休憩を挟んで、市川猿之助襲名披露の口上。梅玉さんが進行をつとめてました。この日出演した役者さんが順に襲名のお祝いを述べるのですが、笑三郎さん、寿猿さんの口上が秀逸でした。歌舞伎役者さんにとっても巡業は大変でしょうが、直接各地のお客さんに歌舞伎を楽しんでもらえる貴重な場。各地のお客さんとのつながりの深さを感じさせるものでした。公演地ごとに口上を考えるのも大変なんでしょうね。

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幕は福山雅治さんからのご祝儀幕。

再び休憩をはさんで、本日のメインプログラム、義経千本桜川面法眼館の場。筋は前記事に書きましたのでそちらをご覧ください。主役はもちろん亀治郎改め市川猿之助。見所はやはり偽物の忠信が狐の正体を表すところからの展開。昔見た先代猿之助の舞台を彷彿とさせますが、先代が早変わりや狐の演技を外連とも思わせない堂々とした演技として圧倒的な迫力で魅せていたのに対し、新猿之助は、演技のキレはすばらしいものの、まだ演技としてやっているようなとってつけた感がちょっと残っているように感じました。こういった演技は体のキレだけでなく、もう一段吹っ切れた心境になる必要があるのかもしれませんね。舞台としてはとても楽しめるものでしたし、前幕の口上を聞いた脇役陣の見事な演技が華を添えて、府中のお客さんも万来の拍手でした。この巡業公演、開催する側のご苦労は並のものではないと思いますが、是非来年以降も続けていただきたいものです。



さて、せっかく府中に来たので、伊勢丹でちょいと買い物をしたあと、府中に住んでいた時になじみだった、鹿児島料理のお店に。

食べログ:遊食友酒 菜

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残念ながら車なので、ビールは飲めませんので、ノンアルコールで。

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ホヤこのわた。ホヤの香りが素晴しい。純米酒でもぐっといきたいところですが、、、

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カツオのタタキ。晒したタマネギとニンニクをたっぷり乗せていただきます。薬味の利かせ方が違いますね。プロの技。

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はじめて戴く生ノリ豆腐。生ノリの風味が良く、濃厚な味。ノンアルコールビールが進みます(笑)

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最後は定番、黒豚焼きそば。豚の旨味がたまらんですね。

久しぶりの訪問でしたが、マスターも、奥さんもバイトのお姉さんもいつも通りで一安心。飲み慣れた店とでのんびりできるのは、やはり落ち着きます。この日も美味しい料理を堪能しました。

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2 Comments

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トトラ

Daisyさん、こんにちは。うまそうなつまみが並んでますね。ぐびっと一杯いきたいですね(笑)

猿之助さんの襲名興行まだやってるんですね。先代の歌舞伎はよく観ましたよ。伊達の十役とか。猿翁が全盛期のころでしたね。

猿弥さん出てました?ひょうきんな方なので口上が気になります(笑)

  • 2013/07/11 (Thu) 15:58
  • REPLY

Daisy

Re: タイトルなし

トトラさん、いつもコメントありがとうございます。
私も猿翁全盛期にいろいろ見ています。当時は父の仕事の関係で歌舞伎座や新橋演舞場の招待券が良く手に入っていたため、歌舞伎もいろいろ見ました。伊達の十役も宙乗りの鮮烈な印象がのこっています。
猿弥さんも出ていましたが、意外と口上はおとなしく、笑三郎さん、寿猿さんが会場を笑いに巻き込んでました。この巡業で襲名披露も一段落ということだと思います。

  • 2013/07/11 (Thu) 23:18
  • REPLY