作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

重厚、サヴァリッシュの四季

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首を長くして待っていたサヴァリッシュのオラトリオ、四季。ようやく入荷で、今日HMV ONLINEから到着。

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HMV ONLINEicon

オケはバイエルン放送交響楽団、同合唱団。
ソロはハンネがツィーザク、ルーカスがギャンビル、ジーモンがムフ。1994年7月31日のライヴ録音。

なんと、サヴァリッシュのハイドンのコレクションはいままでありませんでした!
サヴァリッシュのハイドンはフィリップスの交響曲集1枚あるだけです!(すみません誤植で検索に引っかかりませんでした 2010/6/13訂正)
サヴァリッシュといえば長らくN響の音楽監督として、日本では非常に身近な存在だと思いますが、実はそれ以外ではあんまりちゃんと印象にありません。
以前モーツァルトの交響曲があんまり重厚、というか鈍重なのにビックリした覚えがあります。
N響での演奏を通じてベートーヴェンやらブラームスについては律儀な演奏をする人だとの記憶はありましたが、私の中では特別な存在という感じではありません。

サヴァリッシュの印象を大きく変えたのはオルフェオレーベルから出ていた、ブルックナーの2番、5番、6番,9番です。特に6番については私のなかでは決定盤にちかい存在。ブルックナーマニアの方からすると邪道なのかもしれませんが、速めのテンポで響きの洪水を存分に楽しめる演奏でした。

前置きが長くなりましたが、この演奏は悪くありません(かなりいいという意味です!)。
出だしから重厚そのもの。ゆったり重厚という表現が相応しいでしょう。天地創造で表現の限りを尽くしたハイドンが到達した枯淡の境地ともいえる、四季を、極めてオーソドックスな表現でゆったり奏でていきます。
オケもコーラースもキレまくっているわけではありませんが、完璧にリラックスして自由に弾けているような感じです。
春の終曲(CD-1トラック9)の堂々とした入りから、力の抜けた展開をへて、フィナーレに至るまでのすばらしい流れ。
秋のなんと柔らかい入り(CD-2トラック1)
全曲にわたって安心して曲を楽しめます。ただし、夏の一部、秋の一部が欠けているのが惜しいところ。全曲そろっていれば、[+++++]だったんですが、、、

まあ、待った甲斐のあるアルバムであることに変わりはありません。
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