作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

【番外】連休初日に大雄山と箱根路へ−1

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ようやくゴールデンウィークです。せっかくのゴールデンウィークで天気もよさそうということで、今日は母親のリクエストで箱根方面に出かけることに。ただし、ゴールデンウィークの初日故、渋滞が心配。そこで真っ暗な時間に起きて渋滞前の東名突破を狙いました。

朝家を5時過ぎに出て、東名川崎から第一生命の城下町大井松田に向かいます。幸い大和バス停付近の速度低下くらいで渋滞にも巻き込まれず、スムーズに大井松田インターまで流れました。さい先の良いスタートです。

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目的地はこちら。

曹洞宗 大雄山最乗寺

大雄山は昨年亡くなった父が良く行っていた場所。私も小さい頃は父に連れられてよく行きました。父が亡くなり、実家に引っ越ししばらくはばたばたしていましたが、先日一周忌も過ぎ、ようやく落ち着いたところ。母が最近最乗寺に連れて行ってほしいと言い出し、なんとなくそういい出す気持ちがわかりましたので、連休初日からの出陣することとしました。

最乗寺の周辺は杉の巨木が林立し、まさに霊場という雰囲気。最乗寺のバス停から一番上の奥の院までは石段を相当のぼるハードな行程ですが、巨木に囲まれた神聖な雰囲気と、壮大な規模で多くのお堂が巧みに配され、動線の展開の巧みさに感服する素晴らしい体験が得られる貴重な場所です。

今回あらためて調べてみると、上の最乗寺のウェブサイトには、その概要について下記のように記されています。

大雄山最乗寺は、曹洞宗に属し全国に4千余りの門流をもつ寺である。
御本尊は釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)、脇侍仏(わきじぶつ)として文殊、普賢の両菩薩を奉安し、日夜国土安穏(こくどあんのん)万民富楽を祈ると共に、真人打出の修行専門道場である。
開創以来6百年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内山林130町歩、老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余棟に及ぶ。


まさにその通りの威容。

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今日は車での訪問なので、バス停からのアプローチではなく、本堂の近くの駐車場からのアプローチ。バス停から本堂までの間でもそうとうの石段を登らねばなりません。足腰の悪い母親には厳しい道のり。駐車場からだったら母親にも本堂あたりなら何とかなる範囲です。

本堂前の碧落門のあたり。まだ朝7時前で静かな境内。

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境内にはそこここに鮮やかな色のシャクナゲの花、その奥には巨大な赤い下駄が少し写ってます。ウェブサイトによれば下駄は左右一対そろって役割をなすところから、夫婦和合の信仰対象とのことで、和合下駄と言うそうです。

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境内を散策していると、上の方からホラ貝を吹く音と大勢の足音がだんだん近づいてきます。僧侶の一行が境内のお堂を巡っているようでした。目の前を通り過ぎていきました。

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僧侶が通り過ぎた目の前にあった金剛水堂。ここから湧き出している霊泉を飲むと病が癒されるとのこと。

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境内のそこここに咲くシャガ(射干)の花。今が一番の見頃でしょうか、道の脇のいたるところで可憐な花が。

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少し登って鐘楼と多宝塔の間の水屋の龍。ここまで来るまでに、多くのお堂の間を視線の変化を交えながら動線が進み、だんだん霊気が濃くなってくるような展開。

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多宝塔のちょっと先にある滝。調べたところ「洗心の滝」というそう。滝の上にお堂が見えて、滝の下には渓谷のようになっていて、まさに山水画のよう。だんだん景色が澄み渡ってきます。

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そして結界門。結界とは聖なる領域と俗なる領域を分け、秩序を維持するために区域を限ること。ということはこの門の手前はまだ俗なる領域ということでしょうか。

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結界門を超えてさらに右に折れ、階段の上を仰ぎ見ると杉木立の間から真っ青な空と御真殿が出現。これだけの数のお堂をこれだけスペクタクルに配置した基本計画の秀逸さは、フランク・ロイド・ライトのタリアセン・ウエストクラスのものでしょう。訪れる人が、知らず知らずにうちに、つねに奥にある神聖なものに一歩ずつ近づいている感覚にさせるように感じさせます。

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御真殿まで上がると、その脇には大きな下駄が沢山。昔は下駄に乗った気がしますが、今は縄が張られて乗らないように注意書きが。御真殿からさらに左に折れると、最後の奥の院への階段があります。

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仰ぎ見れば杉の巨木が。間近でみあげるとスゴい迫力。これだけの巨木が残っているところは妄想内のではないかと思います。

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奥の院につながる階段の脇にはこれからさらに三百五十余段の石段があると書かれた石碑が、来訪者を脅かすように建っています。これまでゆっくりついてきた母親も、これは無理と下で待つとのこと。普段自宅で2階との上り下りはしていますが、無理は禁物。

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階段を仰ぎ見て、深呼吸をして、いざ奥の院へ。中程まではいい調子でしたが、だんだん筋肉中の乳酸値が上昇して、力が入らなくなってくるのを自覚(笑) 途中の天狗様(道了大薩埵)が霊気を注入。

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普段の水泳で息は切れないものの、腿の筋肉はしびれ気味。一気に行けるかと思いきや、8割方登ったところで一休み。

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そしてようやく奥の院へ。奥の院の横でお守り等を売っている窓口があるのですが、まだ8時前で開いているわけもありません。人も少なく静かな山にうぐいすの鳴き声がこだまして、山の霊気を吸う事ができました。気をとりなおして降りて、母親と合流し、のんびり散策しながら駐車場へ戻ります。

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駐車場の脇にはこの寺を開山した了庵慧明禅師の妹で、出家した慧春尼様を祀ったお堂があります。母親が昔寄ったのを覚えていて立ち寄りました。

土曜の早朝の最乗寺は、人も少なく、澄んだ空気と、初夏の花が美しく咲き誇っていて、しかも山の霊気にみちていました。母親も久しぶりの訪問に満足したよう。昔のことを懐かしむようにのんびりと散策できました。ここは東京近郊でも、行ったことのある人が意外と少ない、隠れた名刹ですね。今の季節は木立の新鮮な緑と花々が楽しめる一番いい季節ですので、行った事のない方は一度訪問されてみては如何でしょうか。

車に戻って時計を見てもまだ8時前。近くに日帰り温泉も出来たようですが、ウェブで調べると営業は10時からとまだまだ先。こちらは奥の院までの登山で一風呂浴びたいところです。母親に、箱根にでも回ってみるかとたずねると、「行きましょう」と元気な様子。

ということで、箱根を目指す事になりました。つづく(笑)

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