作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

【番外】コリン・デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウの「春の祭典」

0
0
コリン・デイヴィス追悼企画です。LPで彼のハイドンの交響曲のすばらしさを再認識しましたが、コリン・デイヴィスといえば、何といってもこれでしょう。

IMG_4357.jpg
amazon(CD)

コリン・デイヴィス(Colin Davis)指揮のアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(Concertgebouworkest, Amsterdam)の演奏でストラヴィンスキーの「春の祭典」を収めたLP。ジャケットに録音年の表記はありませんが、レコードのレーベル部分にはP1977との記載があります。アムステルダム・コンセルトヘボウでのセッション録音でしょう。オランダPHILIPS黄金期のプロダクション。

これはこのLPがリリースされた直後に買い求めた想い出のアルバム。当時は父親のステレオセットでたしか、YAMAHAのYP-D9、カートリッジはPICKERINGのXSV-3000、アンプはTRIOのKA-9300、スピーカーはTANNOYのBerkeleyで聴きましたが、グランカッサのあまりの迫力が38cmウーファーから風圧となって部屋を揺るがしたのを鮮明に覚えています。

今日はハルサイをかけるということで、SHUREのV-15typeVをこれまでaudio-technicaのシェルにつけていたものをDL-103をつけていたSMEのシェルと交換し、軽針圧のV-15typeVを軽量シェルのSMEという本来の組み合わせに直しました。アームの調整を一通り終えると、予想通り完璧なバランス。メインウェイトがだいぶ支点よりになったので、シェルだけでもかなり軽くなったんだと思います。これまでより軽くなった分、トレースの安定感が増し、また、ウェイトがカッチリハマった分、音の締まりも良くなり、解像感もカッチリしてきました。微妙な調整で音が変わるのもアナログの楽しみの一つ。

IMG_4359.jpg

針はしばらく前に手に入れたJICOのもの。今でも安定して針が手に入るのはありがたいこと。うちではJICOの針はオリジナルと遜色ないキレ。アームの調整を丹念にしたせいか、これまでで最もバランスのいい状態。音のキレもトレースの安定感も文句なし。LPに封じ込まれた恐ろしいほどの情報がスピーカーのまわりに広がります。

デイヴィスのコントロールするアムステルダム・コンセルトヘボウ管はハイドン同様、リズムのキレが良く、おどろおどろしい迫力のこの曲がサラサラと流れるように進むのが特徴。多くの指揮者が楽譜通りに音を鳴らすだけでもどこかにもってまわったような節回しがあるのと比べると、リズムは流麗、フレージングにも癖はなく、ただ、恐ろしいまでに鮮明かつ大地を揺るがすようなグランカッサの迫力によって淡々と聴かせていきます。コンセルトヘボウの大空間を揺るがすような迫力は今になってさえもLPの素晴らしさを証明しているようです。この弩迫力のLPによって、多くの人がアムステルダム・コンセルトへボウの素晴しい音響と、コリン・デイヴィスの印象が脳裏に焼き付いた事でしょう。私の世代にとっては、コリン・デイヴィスといえばこのアルバムです。

IMG_4361.jpg

ハイドンの時にはきちんと聴いてレビューしなければなりませんが、今日はお休みゆえ、久しぶりにモルトを出していい気分。カートリッジとプレイヤーの調子が良くなって、いろいろLPをかけて楽しみました。

WILKINSONのソーダを買ってきたので、今日はBOWMORE DARKESTをハイボールにしていただいてます。ニートだと穏やかすぎるスモーキーさですが、ハイボールにすると、ほどよいスモーキーさに変わり、なかなかいけます(笑)

先日ディスクユニオンで手に入れた、コリン・デイヴィスのハイドンの86番と98番、87番と太鼓連打の2枚のオランダPHILIPS盤が素晴しい鮮明さ。これはまた取りあげなくてはいけませんね。とりあえずLPの桃源郷は続きます。

にほんブログ村 クラシックブログ クラシックCD鑑賞へ
関連記事

0 Comments

There are no comments yet.