作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

テンシュテットの57番

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今日はテンシュテット。テンシュテットのハイドンには大物、天地創造もありますが、今日は軽めで交響曲57番。

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テンシュテットで印象的だったのは、燃えたぎるエネルギーを秘めたマーラーの復活ライヴ。かなり前にエアチェックしたロンドンフィルとの演奏だったと記憶してますが、非常に遅いテンポで進め、終楽章に大爆発。今でも復活のリファレンスとして脳内に焼き付いてます。私にとってはバーンスタイン以上の快演との評価です(実はバーンスタインはあまり好みではありません、、、)
最近も、ぞくぞくとライヴがリリースされ、マーラーやベートーベンなど、ずいぶん楽しませてもらってます。

そのテンシュテットのモーツァルトの協奏曲12番とハイドンの57番という組み合わせ。オケはベルリン・ドイツ交響楽団。1973年9月11日のスタジオ録音です。

これは、いわば松井秀喜がサードにランナーをおいて、変化球に合わせてレフト前にクリーンヒットを放ったような、堅実な演奏。ホームランでも、弾丸ライナーでも、竜巻を起こすような空振りでもありません。
というか、きわめて端正なハイドンの模範的演奏。ホームランを狙うそぶりも、こけおどしもなく、古典的な構成を着実に表現していく極めてオーソドックスな演奏。テンポ感、メリハリ、バランスなども申し分ありません。

正直、このアルバムを買う時は、恐いもの見たさというか、ちょっと期待しちゃう気持ちもあったんですが、ものの見事に裏をかかれました。ここまで端正とは。
これも、ある意味名演だと思います。

もう一曲のモーツァルトの12番もとろけそうな美演。ピアノはカール・エンゲル。

凄い演奏をするひとが、凄さを見せない凄さとでもいったらいいでしょうか。
私も、奥行きの深いというか、常に人の予想を超える人間になりたいものです(笑)
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