作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

フリッチャイ、RIAS交響楽団のハイドン

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昨日のaudite盤につづき、フリッチャイのハイドンを。
フリッチャイのハイドンには、優しさと厳しさがバランスよく含まれており、愛着が湧いてきてます。

FricsayLive.jpg

曲目は、
ハイドン 交響曲44番悲しみ(1953年録音)
ヴェルディ オテロからバレエ音楽(1950年代録音)
ストラヴィンスキー 妖精の口づけ組曲(1952年録音)

これはENTERPRISEというイタリアのレーベルのライヴレコーディング集、ということですが
聴いてみると、グラモフォンレーベルの悲しみと同じ音源に聴こえます。
タイミングなどの情報もなく、同じ1953年のライヴ録音との表記のみですが、咳も拍手も入ってないので、
ライヴというより放送用録音だったのかもしれません。
フリッチャイのファンサイトでハイドンの悲しみには2種しか記載されていないことをふくめ、実測のタイミングも非常に近いことからグラモフォンと同一音源ではないかと推定できます。

フリッチャイのファンサイト:My Favorite Fricsay

この悲しみはすばらしい出来だと思います。滋味溢れるフレージングが痺れます。昨日取り上げた盤の方の悲しみが今ひとつで、98番が突き抜けていたので、ちょうどいいですね。
グラモフォン盤ではなくこちらの盤をとりあげたのは、録音がこちらの盤のほうがよく聴こえるからです。
録音自体のクオリティはどっこいどっこいですが、音楽として聴いたときに、明らかにこちらの盤のほうが楽しめます。古い録音ですが、古いなりに余韻が綺麗で、フリッチャイのていねいなフレージングを存分に楽しむことができます。
全楽章いい出来ですが、3楽章がことさらぐっときますね。

オテロの曲はヴェルディをほとんど聴かない私はレビューに足るようなことは書けませんが、ハイドンの滋味とは打って変わって激情がほとばしる鮮烈な演奏。
妖精の口づけはアンセルメのLPで刷り込んできたゆえ、バレエの間はアンセルメに軍配でしょうね。
ただ、この不思議な曲の不思議さはよく表現できていると思います。

フリッチャイにはオラトリオ四季の録音があるようなので、これも捕獲リスト入りですね。
すばらしい演奏に出会うと、その指揮者の他の演奏へ俄然興味が湧いてきます。たまりませんな。
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