作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

Haydn Disk of the Month - February 2013

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毎月感じますが、月末がやってくるのはあっという間。当然、2月は日が少ないのでなおさら早く感じます。今月は結果的には前半が交響曲、後半は弦楽四重奏曲を集中的にとりあげたことになります。特に意図してということではないのですが、いいアルバムを聴くとその分野のいい演奏を聴きたくなってしまうという習性に由来するものでしょう。弦楽四重奏曲は特にその傾向が強く、同じ曲でも奏者によってずいぶん聴かせどころが変わるため、曲のどこにスポットライトを当てているのか、奏者ごとの個性の変化に引き込まれるわけです。

Haydn Disk of the Month - February 2013

今月はビシッと1組に絞りました。

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2013/02/26 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ヨアヒム四重奏団の「ひばり」「皇帝」

2月最後に取りあげたアルバム。迷ったのは実はコダーイ四重奏団と。このヨアヒム四重奏団は完全にマーク外でした。ただ聴いてみるとレビューに書いた通り、ハイドンの弦楽四重奏曲の模範的な演奏。これほどハイドンの弦楽四重奏曲の良さを素直に表現した演奏には滅多にお目にかかれません。そういった意味で、コダーイ四重奏団の演奏も久々に感動を味わうことになったアルバム。NAXOSから全集としてリリースされていることもあり、身近な演奏ですが、あまりの良さに認識を新たにした次第。希少性とまとまりでヨアヒムを選んだもののコダーイ四重奏団の演奏の素晴らしさに変わりはありません。正直どちらも取りあげる価値のある演奏ですが、当ブログの立ち位置を考えるとマイナー盤ではあっても、その演奏の質の素晴らしさを純粋に評価して、ヨアヒムを選んだ次第です。

今月コダーイの他に気になったアルバムは、カルロス・クライバー/ケルン放送交響楽団のライヴ。もちろんクライバーの演奏は既に世の中の評価を得た演奏ゆえ、賞の趣旨にあいませんが、今更ながらクライバーの煽るオケの爆風のような演奏の恍惚とさえする演奏は異次元のもの。やはり他の指揮者とは器がちがうと実感しました。

今月高評価だったアルバムは以下のとおり。仕事が忙しくレビューも毎日出来ない中、選りすぐりのアルバムを取りあげたつもりです。忙しいなか、音楽を聴くよろこびをじわりと感じるアルバムが多く、癒しにもなりました。いつになったら時間に余裕のある生活ができるのでしょうか(苦笑)

2013/02/24 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : アウリン四重奏団の「五度」「皇帝」
2013/02/23 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : コダーイ四重奏団のOp.20のNo.4からNo.6
2013/02/21 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】レティーツィア四重奏団の「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」
2013/02/18 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : メロス四重奏団のOp.76のNo.5シュベツィンゲン音楽祭ライヴ
2013/02/16 : ハイドン–交響曲 : ザンデルリンク/読響の「熊」1990年サントリーホールライヴ
2013/02/09 : ハイドン–交響曲 : カルロス・クライバー/ケルン放送交響楽団の驚愕1972年ライヴ!
2013/02/03 : ハイドン–協奏曲 : ティルシャル兄弟による2つのホルンのための協奏曲(新盤)



2013年2月のデータ(2013年2月28日)
登録曲数:1,313曲(前月比±0曲)登録演奏数:6,860(前月比+45演奏)

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4 Comments

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だまてら

No title

2月は”カルテット月間”でしたね!
アウリンSQは、たまらずご紹介の作品76と、作品33をamazonに注文してしまいました。
2月26日の日経新聞朝刊文化面に、ヴァイオリニストで東京芸大教授の岡山潔さんが、
haydn totalについて寄稿されており、仲間うちでも評判に(って私がメールで吹聴して回ったのですが・・・)なりました。
最近の痛恨事は、作品103が演奏される5月21日王子ホールでの東京SQ(東京での)ラストコンサートのチケットが買えなかった(発売時刻ジャストにネット予約が繋がらず、5分後には完売!)だったことです。

  • 2013/03/02 (Sat) 06:57
  • REPLY

Daisy

Re: No title

だまてらさん、こんばんは。
アウリンはきっとだまてらさん好みだとおもいます。抜けるようなヴァイオリンの美音に酔いしれてください(笑) 
東京クヮルテット、ついにラストコンサートなのですね。5分で売り切れとはクラシックの中でもトップクラスの人気なのでしょうね。ハイドントータルの記事も日経で読みました。学生を含むメンバーによる労作、おそらく演奏者の心に深く刻まれるいいプロダクションとなったんだと思います。わたしもぼちぼち聴いています。

  • 2013/03/02 (Sat) 21:59
  • REPLY

だまてら

No title

アウリンSQの作品76(と33)、到着は結構前でしたが先週末ようやく聴きました。
素晴らしい!作品76-1、3楽章のトリオ部分での第一vn.には陶酔しました!
やはり各団体のシェアによる「ハイドン・トータル」は、こういった常設かつ一流
団体のシリーズと比べてしまうといささか分が悪いですね・・・。
では、アウリンが作品76のベストかというと・・・永遠に答えはでないかも知れま
せんが、(現段階でとの限定付きで)私的には東京SQ(CBS)、タートライSQ
(フンガロトン)、ブダペストSQ(米コロンビア)とこのアウリンで選びきれない
ですねー!

  • 2013/03/20 (Wed) 20:11
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Daisy

Re: No title

だまてらさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。アウリン四重奏団は伸び伸びとした音色、特に第1ヴァイオリンの素晴らしいプレゼンスが魅力ですね。ハイドンばかり聴いている私にとっても、ベスト盤をオススメするのは責務かとおもいますが、結論はそれぞれいいと言うものです。視点を固定しない限りベストなど選べませんが、視点を固定する事こそハイドンを聴く姿勢としてあまり相応しくないと思ってます。それゆえブログでは、どのようにいいかを書いているつもりです。
最近弦楽四重奏曲のアルバムをいろいろと仕入れて、レビュー候補が目白押しです。すこしずつ開陳したいと思いますので、お楽しみに(笑)

  • 2013/03/20 (Wed) 23:44
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