Haydn Disk of the Month - August 2012
Haydn Disk of the Month - August 2012
最近恒例の2組選出。今月は偶然にもちょっと古めの室内楽の演奏です。

2012/08/29 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】グリュミオー三重奏団のピアノソナタ編曲集
先日取りあげたばかりの演奏。再発盤ですが最近リリースされたアルバムです。レビューでも触れましたが、神憑ったようなグリュミオーの図太い美音が圧倒的な存在感。編曲ものにありがちなぎこちなさは微塵も感じさせず、はじめから弦楽三重奏のために書かれたような説得力。これは弦楽四重奏好きの方にオススメです。

2012/08/14 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : フェステティチ四重奏団のOp.77、Op.103旧盤
こちらはフェステティチ四重奏団ですが、私が偏愛する旧盤のほう。新盤が1997年録音に対し、こちらの旧盤は1990年の録音という事で、あまり時間をおかず同じ曲を録音していることになります。新盤の方も好きな方が多いようですが、驚くのは旧盤の最高のライヴのような素晴らしい集中力で弾ききっていくエネルギー。とてもセッション録音とは思えません。このエネルギーを是非聴いていただきたいものです。(なかなか入手しにくいアルバムですが、、、)
この2枚は室内楽におけるハイドンの演奏の至宝といっていもいい素晴らしいもの故、選定することとしました。
なお、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、Haydn Disk of the Monthで取り上げた演奏について、過去分も含めて所有盤リストにリンクを登録しました。所有盤リストの方からもHaydn Disk of the Monthが一覧できるようにしました。
他に今月[+++++]評価としたのは下記のアルバム。歳をとったせいか、室内楽のアルバムが多くなってきているようですね(笑)。
2012/08/26 : ハイドン–室内楽曲 : ラルキブデッリ、モッツァフィアートによるナポリ王のための8つのノットゥルノ
2012/08/21 : ハイドン–交響曲 : マリナー/アカデミー室内管の86番
2012/08/18 : ハイドン–室内楽曲 : 【新着】エーベルレ/ヘッカー/ヘルムヘンのピアノ三重奏曲XV:20ライヴ
2012/08/12 : ハイドン–室内楽曲 : アントン・シュテック/クリスティアン・グーセズによるヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ集
2012/08/11 : ハイドン–管弦楽曲 : ブルーノ・ヴァイル/カペラ・コロニエンシスの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」
2012/08/05 : ハイドン–交響曲 : ハルトムート・ヘンヒェン/C.P.E.バッハ室内のラメンタチオーネ、受難、悲しみ
2012/08/03 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : アウリン四重奏団のOp.77
記事を読んでいただくとわかるとおり、どれもハイドンの曲の演奏としてはお薦めできるもの。夏なので声楽曲などの大曲は取りあげられませんでした。これから少しずつ涼しくなっていくことでしょうから、少し大物も取りあげなくてはなりませんね。
2012年8月のデータ(2012年8月31日)
登録曲数:1,313曲(前月比±0曲)登録演奏数:6,710件(前月比+109演奏)


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