作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

ダイナミック! マクリーシュの天地創造(ハイドン)

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ブログ引越後初の記事です。あいかわらず天地創造を聴いてます。

MccreeshCreation.jpg
TOWER RECORDS / amazon / HMV ONLINEicon

ようやく、古楽器の演奏をあらためてすこし紐解きはじめました。今日はマクリーシュ盤。これは英語のテキスト版の初録音だそうです。

オケと合唱はガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ。
ソリストは、5名によるもの。
ガブリエル:サンドリーヌ・ピオー
ウリエル:マーク・パドモア
ラファエル:ニール・デイヴィス
アダム:ピーター・ハーヴェイ
イヴ:ミア・パーション

現代楽器での演奏を聞き慣れたせいか、冒頭のティンパニのあとの余韻の音程が低く感じるようになっちゃいました。
演奏は古楽器とは思えぬダイナミックさが特徴。特にティンパニが楔を打つようにびしっと入ります。かなりダイナミックさを意識してオケをコントロールしています。
全体的には悠然としたフレージングで、ゆったりとオケを鳴らしきる余裕を感じる演奏ですが、ところどころ猛烈にテンポを上げるところがあるのが特徴と言えば特徴でしょうか。これがマクリーシュの演奏の調味料のになってますが、全体的に非常に良い演奏だけに、逆にちょっとした違和感を感じさせている気もします。

歌手は総じて安定した出来。古楽器のオケとからむ歌手のイメージは一時ホグウッドとの共演が多かったカークビーのイメージが強く、ノンビブラートとの透き通るような声の方が合うのではないかとも思ってますが、この盤の歌手は現代楽器での演奏と同様、ノンビブラートではなく普通の歌唱。普段ドイツ語のテキストながら、この盤の英語の歌唱が気になると思ってましたが、英語の魔笛の違和感とは打って変わって、全く違和感はありません。
オペラと違って言葉ではなくメロディーの印象が大きい故のことだと思います。

録音は新しいのに若干平板な印象がありますが、音楽を楽しむのに問題はありません。

どの盤も手に入れたときには一通り聴いているのですが、最近いろんな演奏を聴き比べるようになって、あらためて聴き直すといろいろな発見があるものですね。

このCDはもう一つ変わったところがあります。通常第1部の第4日の終りか、もうひと超えで第5日まででCDが2枚目に切り替わるのですが、この盤では第6日の終りまで一気にCD1に含まれますので、CD2は20分少々とCD1にだいぶ偏った構成。CDを変えるタイミングは若干違和感があります。

評価は今まで通り4つ星(プラス)とします。

(English Text) Mccreesh, Gabriel:Piau(sop), Eva:Persson(sop), Uriel:Padmore(ten), Raphael:Davies(bas), Adam:Heavey(bar), Bussey(cho master), Chetham's Chamber Choir, Gabrieli Consort & Players a.i. (October 2006) ARCHIV 00289 477 7361 [++++]
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