作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

カラヤンの天地創造比較3

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ちょっとスポーツクラブで泳いで、気分一新、カラヤンの天地創造の本命、スタジオ録音盤です。
今日3回目の更新!(こんなこと初めてです!)

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HMV ONLINEicon / amazon

こちらは、66年から69年にかけて録音されたスタジオ録音盤。

こちらは、超豪華ソリスト陣。ドイツ・グラモフォンの威信をかけたプロダクツといってもいいような絢爛豪華な布陣です。

ヤノヴィッツにヴンダーリッヒ、フィッシャー・ディースカウ、ワルター・ベリー、そして34曲のソロになんとクリスタ・ルートヴィッヒ! ヴンダーリッヒが録音の完了を待たずに急逝したため、ウェルナー・クレンがあとを継いで歌っています。

冒頭のオケから、ライヴとは次元の違う緻密な演奏。冒頭の一音から大地をたたき割るような迫力の音塊。スタジオ録音にありがちな整った音調とは一線を画す、気合いのこもったオーケストラの響き。ベルリンフィルの弦が切れまくってます。なんと言うすばらしい弦の厚み! 神様降りてきてます!
第1部のクライマックスである3日目(トラック12)に入る所から第1部の集結まで、極太の筆で一気に書き上げるような奇跡的な展開。霧の中から徐々に光が射してくるような序奏からヴンダーリッヒのビロードのような声で「いまや輝きに満ちて、陽は光を放ちながら昇る」とはいり(トラック13)、そしてクライマックスの「もろもろの天は神の栄光をあらわし」へ。完全にノックアウトです。

直前のライヴで打たれた、ヤノヴィッツもとろけそうになるほど絶品の出来。ヴンダーリッヒの気高さが際立ち、フィッシャーディースカウのアダムも完璧な抑制で終盤を引き締めます。

録音もオーケストラの一部が歌手であるようなオーケストラ主体の録音。この盤ではソリストのすばらしい輝きも、カラヤンの支配するベルリンフィルの圧倒的な音響、というより魂の響きにかすみがちです。これがカラヤンが目指したオーケストラ録音というプロダクツの金字塔ともいうべきものでしょう。

カラヤンが最も輝いていたすばらしい演奏の記録として、揺るぎない価値を持っていると思います。

この盤は、天地創造のベストチョイスというという位置づけのみならず、LP時代の録音芸術の最上の遺産、そして晩年は良い評価ばかりではなかったカラヤン、そしてベルリンフィルの真価をつたえる至宝として、広くお勧めできるすばらしいアルバムだと思ってます。
もちろん、この盤で演奏されたハイドンの最高傑作である天地創造の真価を伝えるアルバムであることは間違いありません。

レビューを書くにもエネルギーが要りますね(笑)
今日はカラヤンの天地創造を4種も聴いたのでくたくたです。

近所に一杯のみに行くこととしたいと思います。ひば。
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