作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

流石だったぜ、ミンコフスキ

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今日はのんびりお休みということで、スポーツクラブで泳いだあと明るいうちからモルトを片手にミンコフスキのザロモンセットの後半6曲をチェック。

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写真は今晩のオカズ。スクガラス豆腐(おぼろ豆腐版)

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谷中生姜に島らっきょ、温泉たまご、明太子、サーモン

まずは99番の第1楽章の緊密な構成に打たれます。ザロモンセットのなかでも穏やかな曲想が特徴の99番ですが、その穏やかさの中に隠された構造的な緊密さを巧みに表現できていて聴きごたえがあります。2楽章は前半の曲よりスピードを落として叙情的なメロディーを奏でます。弦の表情づけも非常に丹念で、木管楽器が非常に美しいです。
3楽章、4楽章は颯爽とした仕上がり。99番の新しい魅力を感じさせる演奏です。

軍隊はもう少しはじけるかと期待していましたが、タイトなコントロールが生きていて、模範的名演。古楽器であることを感じさせない自由闊達さがいいですね。
時計も基本的に同様の路線。安心して聴けます。時計の聴き所が終楽章であることがよくわかります。

そして最後の1枚。
102番はすばらしい出来。1楽章の緻密な構成を畳み掛けるように一気に聴かせます。めくるめく音の洪水。やはりこの曲は名曲ですね。
アダージョも情感溢れる息の長いフレージングが見事。そして快速の3楽章、フィナーレはすばらしい吹き上がり。この曲のベストの一つに入る演奏だと思います。

太鼓連打はいきなりアクロバティッックなティンパニのソロで始まるアイデアが秀逸。ハイドンもビックリでしょう(笑)
これまでアーノンクールの太鼓連打がこれに近いものでしたが、聴き直してみると意外とシンプルでした。(アーノンクール盤はティンパニのチューニングが後半ちょっとズレてます)
1楽章終りに再度ティンパニが唸りますが、これも効果的。ミンコフスキの十八番なんでしょうね。
演奏もキレまくっており、太鼓連打の代表盤に相応しい出来と太鼓判を押せます(笑)

そして104番ロンドン。
第1楽章は意外とオーソドックスな入り。オケをぐいぐい引っ張ってクライマックスに向けて盛り上がりますが、録音のせいか金管がかなりおフフ気味。2楽章はあっさりで3楽章のスピードとの対比が鮮やか。聴き所はやはり4楽章で生で聴いていれば相当のブラヴォーが飛ぶでしょう。

総じてエネルギーに満ちた良い演奏でしょう。エネルギーと言えばブリュッヘンですが、ブリュッヘンのザロモンセットを上回る演奏だと思います。

先日ノリントンのリリースに続き、ザロモンセットの矢継ぎ早のリリースは、ハイドン没後200年である昨年に集中的にハイドンの演奏が合ったことにあるんだと思いますが、CDとしてノリントンとの対決といった側面もあると思います。
私の軍配はミンコフスキということになりますね。
ライヴゆえ曲ごとにやはりムラはありますが、いいアルバムということでおすすめ盤としていいと思います。

最終的に評価は以下のようにしました。(アルバム収録順)

96番「奇跡」 [++++]
95番 [++++]
93番 [+++]

94番「驚愕」 [++++]
98番 [+++++]
97番 [+++++]

99番 [+++++]
100番「軍隊」 [++++]
101番「時計」 [++++]

102番 [+++++]
103番「太鼓連打」 [+++++]
104番「ロンドン」 [+++]

皆さんのご感想は如何に!

※今日のモルト
Linkwood 12years (花と動物シリース)
Lagavulin 16years
Glenmorange 10years
ずいぶん前に買ったボトルを空けるために飲んだんですが、Lagavulinは今のボトルより旨いです。
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