作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

古楽器新世代、弾む機知

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昨日到着をおしらせしたミンコフスキのハイドン、まずははDisc1と2の前半6曲を聴いています。

ミンコフスキのハイドンの特徴はなんといってもこれまでの古楽器での演奏とは逆のベクトルの動的な曲想表現にあると思います。
傾向としては、コープマンやノリントンに近いのかもしれません。ただし、コープマンの動的な演奏には流麗というか美しく響かせようとする秩序を感じさせ、ノリントンの動的な部分の根底には奇抜な発想と既成概念の破壊のような意図を感じさせるのに対し、ミンコフスキの方は純粋に弾むエネルギーの表現を志向し、ハイドンの機知を即興性で表現しようとする方向性の違いがあります。

このような演奏スタイルがライヴで非常に評判がいいことにつながっているよのでしょう。実際、このアルバムでも、奇跡や95番のフィナーレの盛り上がりはなかなかの盛り上がり具合で、フィニッシュまでのスペクタクルが楽しめます。
逆に、アダージョ楽章は意外とあっさりとした表現で、もしかしたら、もうすこしゆったりと演奏することでハイドンの曲のメリハリをもう少し生かせるんじゃないかと思う部分もあります。

オケの音響は録音の影響もあるかもしれませんが、低音弦が強いようで、怒濤のごとく畳み掛けるような部分はブリュッヘンに近いかもしれません。

前半6曲での私のおすすめは、96番奇跡、95番、98番といったところでしょうか。
ネット等であまり評判のよろしくない、驚愕の2楽章びっくりの部分は、むしろ悪い印象はなく、許される遊びというような印象です。

明日は、後半6曲を。
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