作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

私はなぜハイドンにはまったのか?-3

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昨日のつづき)

新鮮でした。モーツァルトにちょっとあきた耳に疾風怒濤期のハイドンの交響曲集は。
天真爛漫の限りを尽くしたモーツァルトの初期の交響曲に対して、何かほの暗い響きの中に明確な構成を感じさせ、簡潔なのに複雑でもあるメロディー。ラメンタチオーネ、受難、悲しみ、告別、そして火事、マーキュリー、マリアテレジア。

いきなり、すっかりはまりました(笑)

ピノックの交響曲集がリリースされる度に手に入れ、そして、大山脈のようなドラティの全集へ。
当時DECCAの輸入盤のCD4枚組がだいたい6400円くらいで店頭に並んでおり、1巻ずつわくわくしながら買い集めました。ピノックの颯爽たる演奏とはうって変わって、古老の楷書の達筆のようなドラティの全集は全く異なる魅力を放ってました。
そして、ウィーンコンツェルトハウスの四重奏曲集やリヒテルのピアノソナタ、カラヤンの天地創造などハイドンの様々な魅力を知るにつれ、ようやくジュピターレコードの奥さんが言われていたハイドンの魅力がわかった気がしました。

もとより、気に入るとのめり込む性格ゆえ、以降ハイドンの膨大な作品の演奏を少しずつ集め続けています。
モーツァルトでは一度明らかに飽きたんですが、ハイドンは不思議と飽きることなく、聴き続けてます。

おそらくモーツァルトに比べて作品の幅が広く、時代やジャンルにより曲調も変化があるのが一因じゃないかと思ってますが、一番大きいのは、素朴かつ暖かみ、人間味あふれ、几帳面かつ努力家であったであろうハイドンの本質的な魅力が、私にとってはモーツァルト以上に価値があると思えるからなんじゃないかと思ってます。

私がハイドンにはまるきっかけをいただいたジュピターレコードのご主人と奥さんはどうされているのやら。もう30年も前のことでもあり、当時確か定年近い年齢でお店を開かれたようなお話だったゆえ、お元気だったとしてもかなりのお年だと思います。
どうか、お元気でいらっしゃいますように。
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