シギスヴァルト・クイケン/ラ・プティット・バンドのテ・デウム
ちょっとご無沙汰しています。このところ怒濤の仕事飲みの連続で今日はようやく普通に帰宅。レビューを書かなくては、、、

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(別装丁盤)/ amazon
シギスヴァルト・クイケン(Sigiswald Kuijken)指揮のラ・プティット・バンド、ナミュール室内合唱団の演奏で、ハイドン最後のミサ曲ハルモニーミサとテ・デウムの2曲を収めたアルバム。ソロはソプラノがサンドラ・ピアウ(Sandra Piau)、メゾソプラノがモニカ・グループ(Monika Groop)、テノールがクリストフ・プレガルディエン(Christoph Prégardien)、バスがハリー・ファン・デア・カンプ(Harry van der Kamp)の4名。収録は1994年9月26日~30日、ベルギーのブリュッセルの北西の街、ゲントのベギン会院でのセッション録音。
このアルバムを取り出したのは先日、ライムンドさんのブログでフリッチャイのテ・デウムが取りあげられた記事を読んで、クイケンのテ・デウムがどのような演奏だったか気になったから。
今でもしぶとく聴いてます:ハイドンのテ・デウム フリッチャイ ベルリン放送SO
本来はハルモニーミサを取りあげるべきところですが、今日は時間の関係もありテ・デウムのみを取りあげます。
テ・デウムと言う曲の由来はライムンドさんのブログにも書かれていますが、Wikipediaを見ると次のように記されています。
テ・デウム(Te Deum)はキリスト教カトリック教会の聖歌の一つ。テクストの冒頭の一文“Te deum laudamus”(われら神であるあなたを讃えん)からこの名称で呼ばれる。曲種としてはイムヌス(賛歌)に分類される。聖アンブロジウスにより愛弟子の一人に洗礼を授ける際に即興で作られたとされ、アンブロジウス聖歌からグレゴリオ聖歌に採り入れられた。聖務日課の「朝課」(真夜中の祈り)の最後に歌われる事が多い。
ハイドンのこのテ・デウムはこのアルバムに収められたハルモニーミサの数年前に作曲された、クイケンの演奏でも8分少々の小曲。この曲はマリア・テレジアのために書かれたそう。
Hob.XXIIIc:2 / Te Deum 「テ・デウム」 [C] (1798/1800)
クイケン特有のさっぱりとした純度の高いオケによるハ長調の晴朗な響き。この曲の弾む感じが非常に良く出た演奏。オケは古楽器にしてはまとまりよく、音が塊のように飛んでくる感じ。コーラスは非常に澄んだ声色。録音は17年前の録音ですが十分鮮明。deutsche harmonia mundiの自然な響きが良く出た名録音だと思います。厚めの音色にヴァイオリンの繊細な音色がアクセントになってます。ハルモニーミサの方も聴いたんですが、仕上がりのまとまりはこの曲の方が上と聴きました。自然さ、繊細さ、躍動感、迫力が高次にバランスしているクイケンらしい円熟の演奏。終盤印象的な転調がこの短い曲の味わいを深めています。素晴らしく充実した響き。曲の短さが物足りなさにつながらない素晴らしい演奏です。
久々に取り出したこのアルバムですが、先日クイケンのブランデンブルク協奏曲の生を聴いてから、クイケンのさりげない演奏に秘められた味わいと深みがだんだん気に入ってきました。この演奏も以前はさっぱりした演奏とあまり積極的に評価してこなかったんですが、あらためて聴くと、慈しみ深い素晴らしさがだんだんわかってきました。あまり個性的に聴こえない演奏ですが、真似をしろと言ってもこの音楽性はなかなか真似られないでしょう。評価はもちろん[+++++]に修正しました。
このところ忙しいのでなかなかCDハンティングに出かけられませんが、安さにつられてHMV ONLINEでバーンスタインのハイドンボックス買っちゃいました。未入手はミサ曲が何枚かだったんですが、探して穴を埋めるより遥かに安く全部そろえられますね。バーンスタインは古い演奏の方が好みに合うことが最近わかってきたので、ニューヨークフィルとのミサ曲など、そのうち取りあげようと思います。

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シギスヴァルト・クイケン(Sigiswald Kuijken)指揮のラ・プティット・バンド、ナミュール室内合唱団の演奏で、ハイドン最後のミサ曲ハルモニーミサとテ・デウムの2曲を収めたアルバム。ソロはソプラノがサンドラ・ピアウ(Sandra Piau)、メゾソプラノがモニカ・グループ(Monika Groop)、テノールがクリストフ・プレガルディエン(Christoph Prégardien)、バスがハリー・ファン・デア・カンプ(Harry van der Kamp)の4名。収録は1994年9月26日~30日、ベルギーのブリュッセルの北西の街、ゲントのベギン会院でのセッション録音。
このアルバムを取り出したのは先日、ライムンドさんのブログでフリッチャイのテ・デウムが取りあげられた記事を読んで、クイケンのテ・デウムがどのような演奏だったか気になったから。
今でもしぶとく聴いてます:ハイドンのテ・デウム フリッチャイ ベルリン放送SO
本来はハルモニーミサを取りあげるべきところですが、今日は時間の関係もありテ・デウムのみを取りあげます。
テ・デウムと言う曲の由来はライムンドさんのブログにも書かれていますが、Wikipediaを見ると次のように記されています。
テ・デウム(Te Deum)はキリスト教カトリック教会の聖歌の一つ。テクストの冒頭の一文“Te deum laudamus”(われら神であるあなたを讃えん)からこの名称で呼ばれる。曲種としてはイムヌス(賛歌)に分類される。聖アンブロジウスにより愛弟子の一人に洗礼を授ける際に即興で作られたとされ、アンブロジウス聖歌からグレゴリオ聖歌に採り入れられた。聖務日課の「朝課」(真夜中の祈り)の最後に歌われる事が多い。
ハイドンのこのテ・デウムはこのアルバムに収められたハルモニーミサの数年前に作曲された、クイケンの演奏でも8分少々の小曲。この曲はマリア・テレジアのために書かれたそう。
Hob.XXIIIc:2 / Te Deum 「テ・デウム」 [C] (1798/1800)
クイケン特有のさっぱりとした純度の高いオケによるハ長調の晴朗な響き。この曲の弾む感じが非常に良く出た演奏。オケは古楽器にしてはまとまりよく、音が塊のように飛んでくる感じ。コーラスは非常に澄んだ声色。録音は17年前の録音ですが十分鮮明。deutsche harmonia mundiの自然な響きが良く出た名録音だと思います。厚めの音色にヴァイオリンの繊細な音色がアクセントになってます。ハルモニーミサの方も聴いたんですが、仕上がりのまとまりはこの曲の方が上と聴きました。自然さ、繊細さ、躍動感、迫力が高次にバランスしているクイケンらしい円熟の演奏。終盤印象的な転調がこの短い曲の味わいを深めています。素晴らしく充実した響き。曲の短さが物足りなさにつながらない素晴らしい演奏です。
久々に取り出したこのアルバムですが、先日クイケンのブランデンブルク協奏曲の生を聴いてから、クイケンのさりげない演奏に秘められた味わいと深みがだんだん気に入ってきました。この演奏も以前はさっぱりした演奏とあまり積極的に評価してこなかったんですが、あらためて聴くと、慈しみ深い素晴らしさがだんだんわかってきました。あまり個性的に聴こえない演奏ですが、真似をしろと言ってもこの音楽性はなかなか真似られないでしょう。評価はもちろん[+++++]に修正しました。
このところ忙しいのでなかなかCDハンティングに出かけられませんが、安さにつられてHMV ONLINEでバーンスタインのハイドンボックス買っちゃいました。未入手はミサ曲が何枚かだったんですが、探して穴を埋めるより遥かに安く全部そろえられますね。バーンスタインは古い演奏の方が好みに合うことが最近わかってきたので、ニューヨークフィルとのミサ曲など、そのうち取りあげようと思います。
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