【お盆特番5】バーンスタイン/ウィーンフィルのテレジアミサライヴ!(ハイドン)
今日はバーンスタインのCD-R。

レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏でハイドンのテレジアミサ。ソロはソプラノがジュディス・ブレゲン(Judith Blegen)、メゾソプラノがロザリンド・エリアス(Rosalind Elias)、テノールがデイヴィッド・レンダル(David Rendall)、バスが最近おなじみのロバート・ホル(RobertHoll)、合唱は国際青少年音楽協会(Jeunesses Musicale Chorus)。収録は1979年5月27日ライヴ。演奏会場の記録はありません。
ここ数日、ハイドンのミサ曲を集中して聴いてきていますが、あらためてその素晴らしい構成とメロディーに打たれっぱなし。今日は何を取りあげようかと思いましたが、大御所バーンスタインのアルバムを取りあげます。バーンスタインにはバイエルン放送響との「戦時のミサ」(PHILIPS盤、ドリームライフ盤雨のコンダクターDVD)やニューヨークフィルとの何曲かのミサ曲などがありますが、今日はウィーンフィルとのテレジアミサを取りあげました。
バーンスタインのハイドンは何度か取りあげていますが、何となく古い演奏のタイトな響きの方が好みで、晩年のじっくりした演奏はハイドンにはちょっと濃すぎる印象があるので、1979年のこのアルバムを選んだ次第。過去取りあげたバーンスタインの演奏は以下のとおり。
2011/05/08 : ハイドン–交響曲 : バーンスタイン/ウィーンフィルの88番、オックスフォード
2010/12/26 : ハイドン–交響曲 : 【新着】バーンスタイン/NYPの97番、98番DVD
2010/09/11 : ハイドン–オラトリオ : バーンスタインの天地創造DVD
Hob.XXII:12 / Missa "Theresienmesse" 「テレジアミサ」 [B flat] (1799)
昨日ブルーノ・ヴァイルの古楽器オケによるエネルギー爆発な素晴らしい演奏を聴いたばかりのテレジアミサ。演奏の語法が全く異なる現代楽器での、しかもじっくり型のはじまり。癒しのメロディーからのはじまりに違いはないんですが、重心を落としたオケによるリズムに乗った歌手とコーラス。ゆったりした響きに身を任せる優雅な時間。バーンスタインならではの練った静寂。
2曲目のグローリアも力感は程々に美しいメロディーをおおらかにそして彫刻的に描いていきます。ちょうど優雅な白大理石を彫ったギリシャ彫刻のようですが、置いてある場所がアメリカのメトロポリタン美術館のような風情。ヨーロッパの伝統的な演奏とはちょっと角度が違うような感じ。徹底してじっくりと滑らかなフレージング。バーンスタインらしい演出です。グローリアの中間部の歌の響宴の部分は歌手がそれぞれ巧くて絶品。ヴァイルとは聴かせどころが全く異なります。劇的にそして情熱的に描かれるハイドンの傑作ミサ曲の素晴らしいメロディーと覇気。オケはいい意味で荒れていてざっくりした響き。
つづくクレドはマーラーのスケルツォのような流れで入ります。やはりロマン派以降の音楽のような濃い情念が漂います。同じ楽譜からこれだけ異なる心情が描き出されるのが音楽の不思議なところ。クレドはマーラーの曲の一部と言っても不思議でない雰囲気が漂います。これはこれで素晴らしい出来。ウィーンフィルの最上のの響きが降りてきています。
サンクトゥスから、ベネディクトゥス、アニュス・デイへの流れはまさに天上の音楽を聴くよう。バーンスタインの天地創造や雨のコンダクターのDVDでも聴かれたジュディス・ブレゲンの響きと伸びの両立した素晴らしいソプラノ、レンダルの素晴らしい声量のあるテノールが印象的。メゾソプラノのエリアスはバランスのよい響き。コーラスはゆったりとしが余裕のある響き。最後のアニュス・デイに入ると切々たるオケの響きが心に刺さる流れ。バーンスタインはマイペースでじっくりとハイドンのメロディーに自身の音楽を乗せて最後までじっくり描いていきます。最後は拍手に包まれます。
バーンスタインの良い部分が出た1979年のウィーンフィルとのライヴ。これまで聴いたバーンスタインのハイドンの中では最上の出来でしょう。ハイドンのミサ曲として聴くとやはり濃いめの演出とヨーロッパの伝統からは少しはずれるような演奏ですが、バーンスタイン一流の大曲を非常に丹念に描いて一貫性ある音楽に仕立てるあたりと、メロディーラインの人間的ぬくもりは流石。バーンスタインの振るハイドンとして非常に完成度の高い演奏。このあと80年代の演奏では、ちょっとくどさも垣間見えてしまうことも多いため、これは最もバランスの良い時のバーンスタインのハイドンの演奏の録音として貴重なものでしょう。評価は[+++++]をつけます。
お盆特番としていろいろ聴いていますがもう少し続けようと思います。久々にミサ曲を集中して聴くと、その素晴らしさに惹き付けられますね。

レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏でハイドンのテレジアミサ。ソロはソプラノがジュディス・ブレゲン(Judith Blegen)、メゾソプラノがロザリンド・エリアス(Rosalind Elias)、テノールがデイヴィッド・レンダル(David Rendall)、バスが最近おなじみのロバート・ホル(RobertHoll)、合唱は国際青少年音楽協会(Jeunesses Musicale Chorus)。収録は1979年5月27日ライヴ。演奏会場の記録はありません。
ここ数日、ハイドンのミサ曲を集中して聴いてきていますが、あらためてその素晴らしい構成とメロディーに打たれっぱなし。今日は何を取りあげようかと思いましたが、大御所バーンスタインのアルバムを取りあげます。バーンスタインにはバイエルン放送響との「戦時のミサ」(PHILIPS盤、ドリームライフ盤雨のコンダクターDVD)やニューヨークフィルとの何曲かのミサ曲などがありますが、今日はウィーンフィルとのテレジアミサを取りあげました。
バーンスタインのハイドンは何度か取りあげていますが、何となく古い演奏のタイトな響きの方が好みで、晩年のじっくりした演奏はハイドンにはちょっと濃すぎる印象があるので、1979年のこのアルバムを選んだ次第。過去取りあげたバーンスタインの演奏は以下のとおり。
2011/05/08 : ハイドン–交響曲 : バーンスタイン/ウィーンフィルの88番、オックスフォード
2010/12/26 : ハイドン–交響曲 : 【新着】バーンスタイン/NYPの97番、98番DVD
2010/09/11 : ハイドン–オラトリオ : バーンスタインの天地創造DVD
Hob.XXII:12 / Missa "Theresienmesse" 「テレジアミサ」 [B flat] (1799)
昨日ブルーノ・ヴァイルの古楽器オケによるエネルギー爆発な素晴らしい演奏を聴いたばかりのテレジアミサ。演奏の語法が全く異なる現代楽器での、しかもじっくり型のはじまり。癒しのメロディーからのはじまりに違いはないんですが、重心を落としたオケによるリズムに乗った歌手とコーラス。ゆったりした響きに身を任せる優雅な時間。バーンスタインならではの練った静寂。
2曲目のグローリアも力感は程々に美しいメロディーをおおらかにそして彫刻的に描いていきます。ちょうど優雅な白大理石を彫ったギリシャ彫刻のようですが、置いてある場所がアメリカのメトロポリタン美術館のような風情。ヨーロッパの伝統的な演奏とはちょっと角度が違うような感じ。徹底してじっくりと滑らかなフレージング。バーンスタインらしい演出です。グローリアの中間部の歌の響宴の部分は歌手がそれぞれ巧くて絶品。ヴァイルとは聴かせどころが全く異なります。劇的にそして情熱的に描かれるハイドンの傑作ミサ曲の素晴らしいメロディーと覇気。オケはいい意味で荒れていてざっくりした響き。
つづくクレドはマーラーのスケルツォのような流れで入ります。やはりロマン派以降の音楽のような濃い情念が漂います。同じ楽譜からこれだけ異なる心情が描き出されるのが音楽の不思議なところ。クレドはマーラーの曲の一部と言っても不思議でない雰囲気が漂います。これはこれで素晴らしい出来。ウィーンフィルの最上のの響きが降りてきています。
サンクトゥスから、ベネディクトゥス、アニュス・デイへの流れはまさに天上の音楽を聴くよう。バーンスタインの天地創造や雨のコンダクターのDVDでも聴かれたジュディス・ブレゲンの響きと伸びの両立した素晴らしいソプラノ、レンダルの素晴らしい声量のあるテノールが印象的。メゾソプラノのエリアスはバランスのよい響き。コーラスはゆったりとしが余裕のある響き。最後のアニュス・デイに入ると切々たるオケの響きが心に刺さる流れ。バーンスタインはマイペースでじっくりとハイドンのメロディーに自身の音楽を乗せて最後までじっくり描いていきます。最後は拍手に包まれます。
バーンスタインの良い部分が出た1979年のウィーンフィルとのライヴ。これまで聴いたバーンスタインのハイドンの中では最上の出来でしょう。ハイドンのミサ曲として聴くとやはり濃いめの演出とヨーロッパの伝統からは少しはずれるような演奏ですが、バーンスタイン一流の大曲を非常に丹念に描いて一貫性ある音楽に仕立てるあたりと、メロディーラインの人間的ぬくもりは流石。バーンスタインの振るハイドンとして非常に完成度の高い演奏。このあと80年代の演奏では、ちょっとくどさも垣間見えてしまうことも多いため、これは最もバランスの良い時のバーンスタインのハイドンの演奏の録音として貴重なものでしょう。評価は[+++++]をつけます。
お盆特番としていろいろ聴いていますがもう少し続けようと思います。久々にミサ曲を集中して聴くと、その素晴らしさに惹き付けられますね。
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