作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

典雅の極み、クレメンス・クラウスのホルン信号(ハイドン)

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あいかわらず、コレクションの整頓を少しずつすすめてます。
ヒストリカルな演奏はごく気に入ったものを繰り返し聴く以外は、棚の肥やしになっちゃってます。

今日は古いコレクションをとっかえひっかえ聴いたうちの再発見盤で、クレメンス・クラウスのハイドンです。

クレメンス・クラウスの交響曲は次の3枚を持っています。
88番(ウィーン・フィル、1929年)PREISER RECORDS 90112
88番(バイエルン放送響、1953年1953年6月4日)ORFEO C 196 891 B
31番ホルン信号(ウィーン交響楽団、1952年)、88番(バイエルン放送響、1953年6月5日)rlecchino ARL179

このうち、今日のみっけもんは最後のrlecchino盤に含まれる31番ホルン信号です。

Krauss.jpg

先日とりあげたアーノンクールの演奏とは異なり、この曲の特徴である金管楽器の号砲は聴かれず、むしろ出だしは非常にゆったりとした典雅な趣にあふれたもの。というか、最初からこの曲の本質をホルンの号砲ではなく、柔らかな響きにあるとのはっきりとした見通しにもとづいたものだと思います。特に2楽章、3楽章は、まるでシュトラウスの天体の音楽のような切ないメロディーを奏でていきます。どちらかと言うと1楽章がメインという位置づけで聴いてきたこの曲の別の魅力を発見したような新鮮な印象をもたらしてくれました。
ただし、音質はあまり良くなく、高音がこもった感じな録音の上、3楽章、4楽章はフォルテッシモの部分でびり付きなどもあるもので、音質目当ての方にはおすすめできません。むろん、音楽を聴くのには全く申し分はありません。

ホルン信号以外の録音は88番。こちらは得意としていたようですね。3枚の中では、オルフェオ盤が比較的おすすめです。rlecchino盤と同じ演奏に聴こえますが、両者のライナーノーツの記録は1日違います。
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