Haydn Disk of the Month - June 2011
早くも6月が終わってしまいますね。ちょっと涼しいかもしれないと思っていた今月初めでしたが、月末になったら6月としてはかなりムシムシする気候に変わっていました。震災の影響で節電モードとなり、電車も会社も冷房が効いた状態にはなりません。この夏は厳しい夏となりそうですね。
今月のHaydn Disk of the Monthですが、厳正なる審査の結果、このアルバムを選びました。

2011/06/18 : ハイドン–室内楽曲 : 絶品、ラフラム、シェーンヴィーゼ=グシュルバウアー、フラーのピアノ三重奏曲

2011/06/06 : ハイドン–協奏曲 : エンリコ・マイナルディのチェロ協奏曲2番
今月は2組。ラフラム、シェーンヴィーゼ=グシュルバウアー、フラーのピアノ三重奏曲は新着アルバム。ヴァイオリンの代わりにフルート・トラヴェルソで弾いたピアノ三重奏曲集。音色の変化のある3種の楽器による緊密なアンサンブル。非常にバランスの良い落ち着いた名演奏でした。最近目覚めたピアノ三重奏曲の魅力が詰まった名演盤です。
もう一組はヒストリカルアルバム。現代の価値観からすると演奏スタイルは古いものの、現代の価値観と言う限定された耳で聴いていることにはっと気づかされるような素晴らしい演奏。そして何より決定的なのがリマスターの質。マイクロの重量級ターンテーブルの大地と一体化したような揺るぎない安定感が感じられる完璧なリマスター。このアルバムは自身の視点をリセットせざるを得ないようなカルチャーショックがありました。
この他に今月素晴らしい演奏を聴かせたアルバムは以下のとおり。
2011/06/30 : ハイドン–室内楽曲 : 【新着】バレストラッチのバリトン三重奏曲集
2011/06/28 : ハイドン–交響曲 : ハイティンク/ドレスデン・シュターツカペレの86番ライヴ!
2011/06/27 : ハイドン–交響曲 : ショルティ/ウィーンフィルの「ロンドン」1996年ライヴ!
2011/06/20 : ハイドン–交響曲 : フィリップ・アントルモン/ウィーン室内管のオックスフォード、悲しみ
2011/06/11 : ハイドン–協奏曲 : ターニャ・テツラフのチェロ協奏曲集
2011/06/03 : ハイドン–室内楽曲 : アベッグ・トリオのピアノ三重奏曲集
なかでも、ショルティのロンドンの素晴らしいオーラ、ハイティンクの質実剛健筋骨隆々の86番、フィリップ・アントルモンの悲しみ他、ターニャ・テツラフの隠れたチェロ協奏曲の名演奏が記憶に残りました。
今月も素晴らしい演奏に出会えたことに感謝ですね。7月は今まで手に入れてあまりレビューしてこなかったライヴCD-Rを少し多めに取りあげようかと考えております。
2011年6月のデータ
登録曲数:1255曲(前月比+3曲)
登録演奏数:5,637件(前月比+72演奏)
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