ジェーン・エドワーズの歌曲集(ハイドン)
今日は激マイナー盤。

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ジェーン・エドワーズ(Jane Edwards)のソプラノ、ジェフリー・ランカスター(Geoffrey Lancaster)のフォルテピアノによるハイドンの歌曲集。ドイツ語による12曲の歌曲集第1集、第2集とカンタータ「ナクソスのアリアンナ」の25曲を収めたアルバム。収録は1997年10月20日、21日、24日、25日、オーストラリアのシドニー、オーストラリア放送ウルティモ・センター、ユージン・ゴッセン・ホールでのセッション録音。レーベルはオーストラリア放送のDISCOVERYというレーベル。
ハイドンの歌曲集をオーストラリアの奏者で収録したアルバムというだけでも珍しいもの。しかもフォルテピアノの伴奏と言う本格派。
ジェーン・エドワーズはオーストラリアのソプラノ歌手。現在はシドニー音楽院の教職にあるそう。エドワーズを紹介したオーストラリアのピアノメーカーのサイトがありますの紹介しておきましょう。
Jane Edwards Bio' - Overs Pianos(英文)
久しぶりの歌曲のアルバム故、収録順ではなく目玉の「ナクソスのアリアンナ」から取りあげましょう。曲の解説は以前の記事で取りあげましたのでそちらをご参照ください。
2010/08/08 : ハイドン–声楽曲 : アンナ・ボニタティバスのオペラアリア集(つづき)
カンタータ「ナクソスのアリアンナ」(Hob.XXVIb:2)1789年頃作曲
非常にゆったりと抑えながらもドラマティックに始まるランカスターのフォルテピアノ。中域重視の柔らかな音色のフォルテピアノによるなかなかの語り口。エドワーズの声はわかわかしく張りのあるソプラノ。透明感もあり声質はいいですね。ヴォリュームを大きくするとなかなかの迫力。ランカスターのフォルテピアノの落ち着き払った語り口が演奏のペースを支配していますね。この曲は構えが大きくていい演奏。4曲構成のこの曲。3曲目に感情が爆発する場面の吹っ切れ具合もなかなかのもの。エドワーズも髪を振り乱さんばかりの熱演。ランカスターのフォルテピアノも迫力のサポート。終曲はほのかな光がさすような回想的な明るさからはじまり、徐々に力感を増し最後は本当にぶっちぎるように振り切れて終了。声の美しさを最初は感じたんですが最後は力んでしまったような力の入り方。ライヴであればなかなかの迫力ですが、アルバムとして聴くともうすこし歌曲の美しさを感じさせてもいいのではと思う余地がありました。歌も伴奏も非常にデリケートなニュアンスが求められますね。
ドイツ語による12曲の歌曲集第1集、第2集(Hob.XXVIa:1~24)1781年作曲
先に聴いたナクソスのアリアンナと同様のトーンで進めます。こちらの曲集とナクソスのアリアンナではフォルテピアノが別物のような演奏。前曲ではとぼとぼと語りかけるような演奏でしたが、こちらでは割と几帳面に変化の幅も小さくなった、ある意味ごく普通の演奏。伴奏が主導権をとるようなそぶりは見せません。1曲1曲語りかけるような歌を楽しめますが、逆にナクソスのアリアンナよりも平凡な印象もあります。歌の表情の豊かさ、フォルテピアノとの相性などにおいて、ちょっと全曲と差がある印象をもっています。ここでは1曲ずつ取り上げないことといたします。
評価は「ナクソスのアリアンナ」が[++++]、その他の曲は[+++]としました。オーストラリアの歌手によるハイドンの歌曲集という珍しさに背中を押されて手に入れたアルバムですが、そういう意味ではよく録れているアルバムと言うことができるでしょう。
なかなか狙っても素晴らしい盤にたどり着かないものですね。明日は新橋演舞場に歌舞伎見物です。

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ジェーン・エドワーズ(Jane Edwards)のソプラノ、ジェフリー・ランカスター(Geoffrey Lancaster)のフォルテピアノによるハイドンの歌曲集。ドイツ語による12曲の歌曲集第1集、第2集とカンタータ「ナクソスのアリアンナ」の25曲を収めたアルバム。収録は1997年10月20日、21日、24日、25日、オーストラリアのシドニー、オーストラリア放送ウルティモ・センター、ユージン・ゴッセン・ホールでのセッション録音。レーベルはオーストラリア放送のDISCOVERYというレーベル。
ハイドンの歌曲集をオーストラリアの奏者で収録したアルバムというだけでも珍しいもの。しかもフォルテピアノの伴奏と言う本格派。
ジェーン・エドワーズはオーストラリアのソプラノ歌手。現在はシドニー音楽院の教職にあるそう。エドワーズを紹介したオーストラリアのピアノメーカーのサイトがありますの紹介しておきましょう。
Jane Edwards Bio' - Overs Pianos(英文)
久しぶりの歌曲のアルバム故、収録順ではなく目玉の「ナクソスのアリアンナ」から取りあげましょう。曲の解説は以前の記事で取りあげましたのでそちらをご参照ください。
2010/08/08 : ハイドン–声楽曲 : アンナ・ボニタティバスのオペラアリア集(つづき)
カンタータ「ナクソスのアリアンナ」(Hob.XXVIb:2)1789年頃作曲
非常にゆったりと抑えながらもドラマティックに始まるランカスターのフォルテピアノ。中域重視の柔らかな音色のフォルテピアノによるなかなかの語り口。エドワーズの声はわかわかしく張りのあるソプラノ。透明感もあり声質はいいですね。ヴォリュームを大きくするとなかなかの迫力。ランカスターのフォルテピアノの落ち着き払った語り口が演奏のペースを支配していますね。この曲は構えが大きくていい演奏。4曲構成のこの曲。3曲目に感情が爆発する場面の吹っ切れ具合もなかなかのもの。エドワーズも髪を振り乱さんばかりの熱演。ランカスターのフォルテピアノも迫力のサポート。終曲はほのかな光がさすような回想的な明るさからはじまり、徐々に力感を増し最後は本当にぶっちぎるように振り切れて終了。声の美しさを最初は感じたんですが最後は力んでしまったような力の入り方。ライヴであればなかなかの迫力ですが、アルバムとして聴くともうすこし歌曲の美しさを感じさせてもいいのではと思う余地がありました。歌も伴奏も非常にデリケートなニュアンスが求められますね。
ドイツ語による12曲の歌曲集第1集、第2集(Hob.XXVIa:1~24)1781年作曲
先に聴いたナクソスのアリアンナと同様のトーンで進めます。こちらの曲集とナクソスのアリアンナではフォルテピアノが別物のような演奏。前曲ではとぼとぼと語りかけるような演奏でしたが、こちらでは割と几帳面に変化の幅も小さくなった、ある意味ごく普通の演奏。伴奏が主導権をとるようなそぶりは見せません。1曲1曲語りかけるような歌を楽しめますが、逆にナクソスのアリアンナよりも平凡な印象もあります。歌の表情の豊かさ、フォルテピアノとの相性などにおいて、ちょっと全曲と差がある印象をもっています。ここでは1曲ずつ取り上げないことといたします。
評価は「ナクソスのアリアンナ」が[++++]、その他の曲は[+++]としました。オーストラリアの歌手によるハイドンの歌曲集という珍しさに背中を押されて手に入れたアルバムですが、そういう意味ではよく録れているアルバムと言うことができるでしょう。
なかなか狙っても素晴らしい盤にたどり着かないものですね。明日は新橋演舞場に歌舞伎見物です。
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