作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

コリン・デイヴィスの天地創造ライヴ-1

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今日のレビュー。平日にもかかわらず大物天地創造です。

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HMV ONLINEicon / amazon

サー・コリン・デイヴィス(Sir Colin Davis)指揮のロンドン交響楽団、ロンドン交響合唱団の演奏でハイドンのオラトリオ「天地創造」。ソリストはソプラノがサリー・マシューズ(Sally Matthews)、テノールがイアン・ボストリッジ(Ian Bostridge)、バリトンがディートリヒ・ヘンシェル(Dietrich Henschel)。演奏は2007年10月6日、7日、ロンドンのバービカン・センターでのライヴ収録。

このアルバムを取りあげたのは、同じ組み合わせでのオラトリオ「四季」が新たにリリースされているのですが、一緒に頼んだアルバムが未入荷のため、在庫ありにも関わらずまだ家に届かない状況。そこで予習の意味を兼ねて以前に届いていた「天地創造」の方を聴いておこうと言うもの。新しいアルバムが着いたときのワクワク感を味わいたいんですが、到着しなければ聴けませんので致し方なし。

コリン・デイヴィスにはアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団とのハイドンのザロモンセットの録音もあり、古くからハイドンを振る人との印象がありました。ただし、肝心のその交響曲集は音響的にはそこそこいいものの、生気が今ひとつで、ちょっと期待を裏切る出来でした。名手コリン・デイヴィスとアムステルダム・コンセルトヘボウ、そして名録音連発のPHILIPSレーベルという組み合わせが聴き手の期待を異次元にまで高めてしまっていたのかもしれません(笑)

コリン・デイヴィスの演奏は以前に一度、ライヴ盤を取りあげていますので、そのリンクを張っておきましょう。

2010/07/17 : ハイドン–交響曲 : コリン・デイヴィスの時計ライヴ

コリン・デイヴィスといえば、シベリウスの交響曲全集や、一時日本市場を席巻したアムステルダム・コンセルトヘボウ管とのストラヴィンスキーの「春の祭典」、「火の鳥」、「ペトルーシュカ」の3部作が印象に残ってます。特に「春の祭典」は、気負いのない正確なリズムとコンセルトヘボウの度肝を抜く迫力ある音響によってこれまでの演奏とは全く異なる、クールな図太いリズムの響宴のような新しい春の祭典像を打ち立てる、歴史的名盤でした。他に個人的に思い出深いのはドレスデン・シュターツカペレとのモーツァルトの後期交響曲集。こちらはデイヴィスの魅力が理想的な形で発揮された究極的なアポロン的均整の美しさを感じさせる名演奏でした。

このように若干印象にムラのあるコリン・デイヴィスですが、彼の2007年というごく最近の、しかもハイドンの最高傑作である「天地創造」ということで、やはりかなり期待してしまうところです。

さっそくCDプレイヤーにセットして再生すると、、、

まずはディヴィスらしく、溜めのない、しかも揺るぎないゆったりしたテンポで序奏をしっかり描いてゆく導入。丹念な描写ががデイヴィスならでは。音響はライヴとは言われないとわからないほどにうまくノイズを処理していますが、少々音像が薄い感じもあり、音響処理を感じさせるところもあります。ただ、2007年の録音ということもあり基本的なクオリティはそれほど悪くありません。序奏は徐々にせまる爆発へとゆったりと歩みを進めていきます。

と、今日はこの辺で時間切れ。続きはまた明日。(あしからず!)
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