作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

【番外】新潟温泉紀行-2

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夕方4時頃、無事宿に到着。

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越後長野温泉:嵐渓荘(らんけいそう)

自分で予約した訳ではなかったので、行ってから気づきましたが、日本秘湯を守る会の温泉でした。日本秘湯を守る会の宿にはずいぶん泊まってますが、ここ1年くらい泊まってません。以前は川向こうの吊り橋が駐車場で、現在の駐車場は旅館の裏側にあたるんですが、裏口と感じさせない動線設計が巧みです。駐車場から車を降りるとすぐに日本秘湯を守る会の提灯があり、奥の水車と水の流れが自然に玄関への動線を誘います。

日本秘湯を守る会

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飛び石にそって小川沿いを進みます。小川のせせらぎを眺めているだけで心が和みます。奥には水車がまわるのが見えます。

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こちらが正面からの嵐渓荘の勇姿。大正時代の料亭を移築した建物とのこと。今日の部屋はまさにこの建物の3階。楽しみですね。庭にはいろいろな草花が咲き誇ってました。緑と花が美しい季節ですね。

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玄関から入ってチェックイン。いつも宿帳を書くのが面倒だと思っていたんですが、ここはきれいな字で既に名前や住所が書かれており、内容を確認してくださいといわれてチェックするだけでした。素晴らしいサービスですね。宿についてフロントで字を書くより早くのんびりしたいのがお客さんの心理というもの。ネットで情報はすべて入力してありますので、いわば無駄な作業だったわけですね。他の旅館も見習ってほしいものです。
写真は玄関脇の書と大皿。皿は直径1メートルはあろうかという大物。老舗旅館のには不可欠な飾りでしょう。

部屋に案内されて一休み。庭園を一望できる眺めのいい部屋でした。おちついたところで館内、庭園を散策。

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さきほど見えた庭の水車。何かにつながっているかといえば、ただ水車がまわっているだけ。粉挽きとはいかずとも、省電力の現在、発電機でもつなげばエコになるんじゃないでしょうか。

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庭園から吊り橋を渡って、対岸、昔の駐車場からみた本館の姿。こちらが正面になる設計なわけですね。小さな吊り橋ゆえ、わたるとゆらゆらゆれて風情があります。多くのお客さんが吊り橋を渡って散策をたのしんでいるところを見ると、現在は機能的にはなくてもいいものですが、この旅館のイコンになっているんですね。吊り橋と水車の宿というわかりやすいキャッチも差別化のためには必要なものでしょう。

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再び本館前にもどると生け垣に白い花が美しい鉄仙(クレマチス)が咲いていました。微風で花が揺れていましたが、止まって写ってました、よかった。

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売店でエチゴビールを買って部屋にもどり部屋でまた一服。今日はもちろんもう車には乗りませんので、心置きなくビールを楽しめます。エチゴビールは新潟市に工場がある地ビール第一号地ビール。おいてあった缶は白い色のビアブロンドというもの。エール酵母とアロマホップによる香り重視のビール。冷えたグラスがあれば良かったんですが、それは贅沢ですね。

一休みしてビールで喉を潤したので、一風呂行きます。まずは大浴場へ。大浴場の写真はないんですが、お湯はかなりの塩分。ちょっとなめると少し香りのある塩っぱいお湯。石造りの湯船には大量の湧出物がこびりついています。そうとう濃いお湯。入ってみると40度少しの温めのお湯。肌あたりは柔らかく、少しつるつるします。露天風呂に移ると、湯温がさがりいつまででも入ってられる温度。夕方といってもまだ陽が高く微風もきもちいのでのんびり露天を楽しみました。

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大浴場を上がると、予約しておいた貸し切り風呂の用意ができたと連絡が入りました。この宿は貸し切り風呂が4つもあるんですが、番頭さんおすすめの一番奥の石組みの露天風呂のあるもの。こちらは露天風呂。

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こちらが貸し切り風呂の内風呂。やはり露天の方が気持ちがいいですね。大浴場よりも温泉の鮮度と濃さは上の感じです。ただ露天風呂は掃除が行き届いてません。湯船の中の石には苔がはえてましたので、お湯お抜いての掃除はあまりしていない感じです。お湯は極上なのに惜しいところです。近くの川のせせらぎを聞きながらのんびり露天風呂でボーッとする極上のひと時。この宿はロケーション、庭園、雰囲気は非常にいいですね。

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30分ほど貸し切り風呂を楽しんだあと、バーカウンターに番頭さんがいましたので、ビールを注文。銅のたたき出しのグラスにつがれたハートランドビール。ほどよく冷えて、温泉で水分の失われた体に染み渡ります。夕食までのあいだ、ロビーで景色を楽しみながらのんびり過ごしました。

さて、やおら夕食に。料理自慢の宿とのことなので期待が高まります。机の上には名前入りのフルコースメニューのお品書き。

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最初は山菜づくし。これはいいですね。葉ワサビ、ふき、わらびのほかニシンと合えたものなどが小皿、小鉢に並んでます。山菜の微妙な味のハーモニー。少しずつですが、めくるめく味の変化。もちろん日本酒を頼まない訳にはまいりません。

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お酒はいろいろあるんですが、頼んだのは地元三条市の越後平野という純米酒。蔵元は福顔酒造という名前。美味しかったのでついでにホームページのリンクを張っておきましょう。

福顔酒造ホームページ

お酒は地元のものを楽しむのが一番。新潟と言うと銘酒の宝庫ですが、こう言った機会でもないと三条市のお酒を楽しむきっかけはなかったと思いますので、良かったと思います。

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そして絶品だったのが鯉の洗い。氷で良く冷えて臭みなく歯ごたえの良い鯉。新鮮なものは美味しいですね。これは今まで食べた鯉のなかでも抜群の美味さでした。もちろん日本酒が進みます。

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それから山菜と海老の天ぷら。山菜の天ぷらは山菜料理の定番でしょうが、やはり抜群の食感。海老は衣が香ばしくてなかなか。

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そして名物の焼いた石で炙る牛肉。焼いた石に牛肉をのせるとジュッという音がして、食欲中枢に刺激を与えます。石にのせるとくっついちゃうんですが、うまく裏返すと表面が白く焼けて適度に火が通っていい感じの焼け具合になります。肉も脂っぽくなくて牛肉の旨味が良く引き出されます。
このあとなぜかロブスターのアメリカンソースという一品だけ激洋風の皿がつきますが、お客さんの好みのバリエーション対策で出しているんでしょう。面白い構成ですが、なくてもいいという声も多いんじゃないかと思います。確かに豪華な感じはしますね。

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最後はフキのかかったご飯とお吸い物。

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そして、自家製の杏仁豆腐。お腹いっぱいです。料理自慢の宿らしくいい夕食でした。やはり最初の山菜づくしが日本人のDNAに刷り込まれた五感に訴える素晴らしさ。山菜に様々な味つけて楽しむ山間の暮らしの豊かさを実感することができました。

もちろん、夕食後も温泉につかりリラックス。いい一日でしたね。まだつづきます。
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