作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

Haydn Disk of the Month - May 2011

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Haydn Disc of the Month - May 2011

1809年の今日、ハイドンが亡くなっています。そう、今日はハイドンの202回目の命日なんですね。生前、200年以上も後に自身の作品が世界中の音楽ファンの家庭で楽しまれているとは想像できなかったでしょう。ウィーンでもアイゼンシュタットでもロンドンでも成功し、生きている時は名声を欲しいままにしていたとはいえ、これだけの時を経て自身の音楽が全世界の人の心に刻まれていることがいかに凄いことか、天国のハイドンに教えてあげたいですね。

極東の小市民による激ニッチな当ブログにおいても、ハイドンの音楽の、わかる人にはわかる素晴らしさを一人でも多くのひとに伝えるべく、仕事に揉まれながらも日々普及啓蒙に努めております。

今月私が最も感銘を受けたアルバムを紹介しましょう。

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2011/05/09 : ハイドン–交響曲 : アイヴァー・ボルトンの奇跡、88番、迂闊者

今月もいろいろいい演奏に出会ったんですが、もっとも印象深かったのがボルトンの交響曲集。ボルトンは現代楽器のオケ(管楽器は古楽器)による古楽器風アプローチの演奏ですが、ハイドンの機知を良く理解した知的な解釈がずば抜けて素晴らしい演奏。選曲も抜群のセンス。これぞハイドンの粋な音楽ということで、今月の1枚に選びました。素晴らしいハイドンの交響曲の演奏が楽しめます。是非皆さんに聴いていただきたい演奏。他にも素晴らしい演奏が多々ありましたが、今月は1枚に絞りました。同じ組み合わせの天地創造も今月レビューしましたが、記事を読んでいただいてわかる通り若干失速気味。やはり演奏には微妙に出来不出来があるものですね。

今月気に入ったその他の演奏は次のとおり。

2011/05/30 : ハイドン–交響曲 : ヨーゼフ・カイルベルト/N響の「驚愕」ライヴ
2011/05/24 : ハイドン–交響曲 : ジョシュア・リフキン指揮カペラ・コロニエンシスのホルン信号、72番
2011/05/20 : ハイドン–交響曲 : フルトヴェングラー/ウィーンフィルの驚愕
2011/05/05 : ハイドン–オラトリオ : ハンス=マルティン・シュナイトの天地創造
2011/05/03 : ハイドン–交響曲 : エルネスト・ブールの70番
2011/05/01 : ハイドン–室内楽曲 : フェステティチ四重奏団のOp.33(旧録音)

今月はどのアルバムを選んでもおかしくない、非常にレベルの高い選考でした。室内楽ではフェステチィチ四重奏団のOp.33の旧盤が新盤を上回る覇気を聴かせ、交響曲ではフルトヴェングラー、カイルベルトの「驚愕」、ブールの70番、リフキンのホルン信号と72番と古い録音の名演奏に打たれました。そしてシュナイトの天地創造は日本人の演奏としては非常にレベルの高い、しかも超弩級の迫力の演奏。どれも素晴らしい演奏ではありますが、心に刺さる感動とこれまで評価が確定していないアルバムであるという賞の趣旨からボルトンの演奏が他の演奏を超えるインパクトを持っていたということになります。

今月も素晴らしい演奏に出会えたことに感謝ですね。6月もいい演奏を皆さんに紹介すべく、レビューに励みます。

2011年5月のデータ
登録曲数:1252曲(前月比+1曲)
登録演奏数:5,565件(前月比+27演奏)
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