作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

【新着】ジョージ・セルボックスの88番比較

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今日はセルのボックスに含まれる演奏から最も古い88番をとりあげます。帰りが遅かったのでショートレビューでスミマセン。

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ジョージ・セル(George Szell)指揮の手兵クリーヴランド管弦楽団の演奏によるハイドンの交響曲11曲を集めた4枚組。前記事はこちら。

2011/04/10 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ジョージ・セルのハイドン交響曲ボックス

このアルバムに含まれる88番については、以前SONY CLASSICALではなくUnited Archivesレーベル盤をとりあげています。そちらについてはこちらの記事をご覧ください。

2010/08/17 : ハイドン–交響曲 : セル/クリーヴランド管のロンドン他

演奏の出来はUnited Archives盤のレビューでも触れた通り、折り紙付きの名演。セルのハイドンの神髄と言っても良いでしょう。録音は1954年4月9日。セル壮年期の豪腕が唸る素晴らしい出来。モノラルですが素晴らしい音楽が沸き上がってくる名演。音質の比較はとっかえひっかえ聴いてみましたが、今回発売されたSONY CLASSICALのボックスの方が若干鮮明です。わずかな違いですが、United Archives盤が少々こもる傾向があり、定位も中央にかたまるのに対してSONY CLASSICAL盤はすこしワイドレンジで、定位も広がる感じ。きちんと調整され、鮮度も一段上。ただ聴いていくうちにUnited Archives盤のほうが曲自体の見通しがいい感じもするから不思議なもの。少し鮮明なSONY CLASSICAL盤のほうがもしかしたら高音域の鮮明さがわかりやすさにつながって、逆に当時の録音のような雰囲気のあるUnited Archives盤のほうが楽しめるのかもしれません。
この辺は聴く装置によっても異なる印象をもつに違いありませんので、ご自身で聴く機会があったら確かめてみてください。

もちろん演奏の評価は[+++++]のまま。セルの素晴らしいハイドンが堪能できる名演奏という存在です。あとは92番「オックスフォード」の新旧演奏比較、このボックスに入っている97番の2種の演奏比較などもしてみなくてはなりませんね。こちらも近日中に。
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