作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

Haydn Disc of the Month - January 2011

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Haydn Disc of the Month - January 2011

2011年最初のHaydn Disc of the Month、選考は難航しました。月初にアイオナ・ブラウンの交響曲集を取り上げた時は、今月これ以上の出来のアルバムはもうないだろうと想像していましたが、さにあらず。それに負けず劣らずのアルバムが何組も現れたんですね。熟慮の結果、今月は3組を表彰することとしました。この3組のアルバムは優劣をつけ難い素晴らしさ。しかも長く見過ごされていた隠れた名盤というのが、本賞の主旨にぴったり。3つを表彰するあたり、ノーベル賞を意識した、、、訳では全くありません。今月はこの3枚についてはどの盤も落とせない素晴らしさがあるということです。

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2011/01/08 : ハイドン–交響曲 : アイオナ・ブラウン/アカデミー室内管の告別、受難
2011/01/08 : ハイドン–交響曲 : アイオナ・ブラウン/アカデミー室内管の悲しみ

まずはすばらしいオケの響きを堪能できるハイドンのシュトルム・ウント・ドラング期の交響曲の理想的な演奏、アイオナ・ブラウン/アカデミー室内管の悲しみ、告別、受難。現役盤故、ハイドンの交響曲が好きな人すべてに薦められる素晴らしいアルバム。

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2011/01/16 : ハイドン–交響曲 : シュミット=ゲルテンバッハ/ワルシャワ・シンフォニアの悲しみ

こちらはブログ記事にも書きましたが、恐ろしくトレーニングされた究極のオケによる悲しみの名演奏。この演奏を超える演奏はできるのでしょうか。

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2011/01/30 : ハイドン–協奏曲 : アレクサンダー・ルーディンのチェロ&ピアノ協奏曲

最後は昨日取り上げた、ルーディンの一人三役の協奏曲。それぞれの曲でいきなりベストな演奏といっても過言ではありません。

いずれのアルバムも、名演奏として広く知られている演奏ではありませんが、本当に素晴らしい演奏。人類の至宝クラスの素晴らしさですね。


さて、今月の表彰候補となったその他のアルバム、すなわちレビューで[+++++]となり、表彰に相応しいアルバムは次のとおり。

2011/01/26 : ハイドン–交響曲 : ハルトムート・ヘンヒェンの哲学者
2011/01/23 : ハイドン–協奏曲 : ペーター・レーゼルのピアノ協奏曲
2011/01/22 : ハイドン–管弦楽曲 : ロス・マルバ/カタルーニャ室内管弦楽団の十字架上のキリストの最後の七つの言葉
2011/01/21 : ハイドン–ピアノソナタ : クララ・ハスキルのピアノソナタXVI:37
2011/01/15 : ハイドン–交響曲 : シェファード/カンティレーナの交響曲24番、哲学者、アレルヤ
2011/01/14 : ハイドン–協奏曲 : 【新着】コープマン3度目のオルガン協奏曲
2011/01/04 : ハイドン–室内楽曲 : ファイン・アーツ四重奏団のOp.77
2011/01/02 : ハイドン–交響曲 : フリッツ・ブッシュの時計、軍隊、トランペット協奏曲
2011/01/01 : ハイドン–交響曲 : 【新着】マンフレート・フスの交響曲集

今月も多くの名演盤と出会うことができました。この中でも気になるものはフリッツ・ブッシュの「時計、軍隊、トランペット協奏曲」。古い録音のハンディを吹き飛ばす素晴らしい演奏。ハスキルのハイドンも詩情漂う名演。シェファード/カンティレーナの交響曲24番、哲学者、アレルヤも良い演奏でした。1月は気負わずいろいろな演奏を聴いてきたんですがやはり多くの良い演奏に出会えました。毎日良いハイドンに出会えて幸せな正月でした。さて来月は如何なる名演奏に出会えますでしょうか。

今週は寒さが厳しいですね。ただし、ちょっとほっとしています。寒いうちは花粉が飛びませんからね(笑)
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