作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

響き冴え渡る! エマニュエル・アックス

0
0
今日はエマニュエル・アックスを取り上げましょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/エマニュエル・アックス

今まで全く無警戒でした。
もろアメリカンなおじさん丸出しの風貌が災いしてなのか、雑誌やネットでもめったに取り上げられることがなく、ハイドンのソナタの録音も、ごく最近になるまで手を伸ばしていませんでした。

Wikipediaの記事によると、実はアメリカ人ではなくポーランド生まれとのこと。そして、やはりリリースされている録音も今は少なくなってしまっているようですので、露出も少ない訳です。ヨーヨーマなどとの録音によって知られているという面もあるかもしれません。

ハイドンのソナタ、協奏曲はそうしたアックスの現状からすると、重要なレパートリーと言えるかもしれません。
現在手に入るのは、協奏曲集1枚(3曲)、ソナタ集3枚(計13曲)の4枚。

Axcon.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

Ax33.jpg
HMV ONLINEicon / amazon


Ax29.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

Ax32.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

これらのアルバム、どれも文句なくすばらしいです。
ピアノの響きの美しさが冴え渡り、ハイドンの曲想を存分に楽しむことが出来ます。
ゆったりとした自然なテンポ。流れるようなタッチ。悟りきったかのような無欲なフレージング。そしてピアノの特に高音の響きの美しさ。まさにピアノによる理想的な演奏といえるんじゃないでしょうか。
私の好きなXVI:20(33番)の2楽章などこれ以上の演奏は望む必要がないほど。テクニックや欲を超えた音楽性を感じます。

アイドル系ピアニストがこれほどの演奏をしたなら、さぞかし人気がでることでしょうが、地味な存在であるアックスが、このような自然な、というより、個性が際立つ訳ではない演奏をしているということで、地味な存在になってしまているんだと思います。
しかし、わかる人には「わかる」と思います。この良さが。

皆さんは、どう感じられるでしょうか。
関連記事

0 Comments

There are no comments yet.