カラヤン/ウィーフィルのロンドン
昨夜はまたしても新年会。そして今夜も仕事が遅く帰宅が11時過ぎ。2日連続でブログに穴をあけるわけにはまいりません。こうゆう時は定番もの。

以前太鼓連打のみ取り上げていましたが、同じアルバムに含まれるハイドンの交響曲104番「ロンドン」です。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のウィーンフィルの演奏。録音は1959年3月、ウィーンのソフィエンザールでのセッション録音。以前の太鼓連打の記事へのリンクはこちら。
ハイドン音盤倉庫:カラヤン/ウィーンフィルの太鼓連打
同じ演奏の現役盤。

HMV ONLINE
カラヤンのロンドンはセッション録音ではDeutsche Grammophonへのベルリンフィルとの録音(1981、82年)、EMIへのベルリンフィルとの録音(1975年)がありますが、私はカラヤンではこの演奏が最も気に入ってます。
1楽章の序奏はベルリンフィルとは異なり、ウィーンフィルの木質系の柔らかいオーケストラの音色から始まります。後年ほどレガートが目立たず、カラヤンの最も充実していた50年代の覇気がじわりと感じられる音響。アタックの音の図太さも魅力のひとつ。全編に帝王の名を欲しいままにしていたカラヤンの余裕が感じられるのが素晴らしいところ。録音も50年代最後にしては驚くほどの出来。DECCAレーベルらしい厚い響きが堪能できます。ところどころボウイング上のアクセントを配したりしているものの、驚くほどの正攻法で大規模オケによるハイドンの交響曲の理想像のような演奏。1楽章のクライマックスの設定は流石カラヤン、全体の設計図の中で冷静なコントロールで盛り上げるような緻密さ。ベルリンフィルほどではありませんが、唸る低音弦が特徴でもあります。
2楽章のアンダンテ。力をちゃんと抜いてコントロール。意外といってはなんですが、ウィーンフィルの演奏ですがオケがちょっと粗い感じもします。最近いろいろな演奏を聴いて、オケの精度にも厳しい耳になっちゃっているということなんだと思います。ただしカラヤンのコントロールは精度のみならず楽章全体にわたる見通しのよい設計に感心が払われており、ポイントでの盛り上げ方は流石のもの。最近いろいろ聴くことが多くなったカラヤンのライヴなどを聴くと、オケを荒々しいまでに鳴らしまくっている演奏が多いですね。このことを考えると、最近少々荒々しいのがカラヤンらしい演奏かもしれないと思うようになりました。
3楽章のメヌエットも全体設計の見事さに打たれる演奏。比較的速めのテンポで入り、ぐいぐいドライブする演奏。
フィナーレはウィーンフィルの総力を結集。クライマックスにむけた盛り上げ方はやはりカラヤンならでは。終楽章でも途中で息切れするように感じる演奏もあるなか、最後のクライマックスへのもっていきかたはなるほどと唸らされるものがあります。最後は素晴らしい盛り上がり。
久しぶりに聴いたカラヤンのロンドンですが、やはりカラヤンの演出上手な部分は流石ですね。太鼓連打と同様、ハイドンの交響曲の最終形であるザロモン・セットの最後を飾る曲に相応しい迫力の演奏と言うことが出来るでしょう。評価は[+++++]のままです。
カラヤンと言う20世紀を代表する指揮者の最も力漲っていた時代の演奏の記録として多くの人に聴いていただきたいベーシックなアルバムだと思います。

以前太鼓連打のみ取り上げていましたが、同じアルバムに含まれるハイドンの交響曲104番「ロンドン」です。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のウィーンフィルの演奏。録音は1959年3月、ウィーンのソフィエンザールでのセッション録音。以前の太鼓連打の記事へのリンクはこちら。
ハイドン音盤倉庫:カラヤン/ウィーンフィルの太鼓連打
同じ演奏の現役盤。

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カラヤンのロンドンはセッション録音ではDeutsche Grammophonへのベルリンフィルとの録音(1981、82年)、EMIへのベルリンフィルとの録音(1975年)がありますが、私はカラヤンではこの演奏が最も気に入ってます。
1楽章の序奏はベルリンフィルとは異なり、ウィーンフィルの木質系の柔らかいオーケストラの音色から始まります。後年ほどレガートが目立たず、カラヤンの最も充実していた50年代の覇気がじわりと感じられる音響。アタックの音の図太さも魅力のひとつ。全編に帝王の名を欲しいままにしていたカラヤンの余裕が感じられるのが素晴らしいところ。録音も50年代最後にしては驚くほどの出来。DECCAレーベルらしい厚い響きが堪能できます。ところどころボウイング上のアクセントを配したりしているものの、驚くほどの正攻法で大規模オケによるハイドンの交響曲の理想像のような演奏。1楽章のクライマックスの設定は流石カラヤン、全体の設計図の中で冷静なコントロールで盛り上げるような緻密さ。ベルリンフィルほどではありませんが、唸る低音弦が特徴でもあります。
2楽章のアンダンテ。力をちゃんと抜いてコントロール。意外といってはなんですが、ウィーンフィルの演奏ですがオケがちょっと粗い感じもします。最近いろいろな演奏を聴いて、オケの精度にも厳しい耳になっちゃっているということなんだと思います。ただしカラヤンのコントロールは精度のみならず楽章全体にわたる見通しのよい設計に感心が払われており、ポイントでの盛り上げ方は流石のもの。最近いろいろ聴くことが多くなったカラヤンのライヴなどを聴くと、オケを荒々しいまでに鳴らしまくっている演奏が多いですね。このことを考えると、最近少々荒々しいのがカラヤンらしい演奏かもしれないと思うようになりました。
3楽章のメヌエットも全体設計の見事さに打たれる演奏。比較的速めのテンポで入り、ぐいぐいドライブする演奏。
フィナーレはウィーンフィルの総力を結集。クライマックスにむけた盛り上げ方はやはりカラヤンならでは。終楽章でも途中で息切れするように感じる演奏もあるなか、最後のクライマックスへのもっていきかたはなるほどと唸らされるものがあります。最後は素晴らしい盛り上がり。
久しぶりに聴いたカラヤンのロンドンですが、やはりカラヤンの演出上手な部分は流石ですね。太鼓連打と同様、ハイドンの交響曲の最終形であるザロモン・セットの最後を飾る曲に相応しい迫力の演奏と言うことが出来るでしょう。評価は[+++++]のままです。
カラヤンと言う20世紀を代表する指揮者の最も力漲っていた時代の演奏の記録として多くの人に聴いていただきたいベーシックなアルバムだと思います。
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