作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

ソル・ガベッタのチェロ協奏曲1番

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今日は仕事から帰宅したのが10時過ぎ。ささっと食事を済ませませましたが、しっかりしたレビューは難しいのでコーヒーブレイク的なアルバムを。

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女性チェリストのソル・ガベッタ(Sol Gabetta)のチェロ、セルジオ・チオメイ(Sergio Ciomei)指揮のバーゼル室内管弦楽団の演奏でハイドンのチェロ協奏曲1番とレオポルド・ホフマンのチェロ協奏曲、モーツァルトのフルート協奏曲K.314のチェロ編曲版の3曲をおさめたアルバム。ハイドンとホフマンの録音は2008年9月17日、19日、20日にチューリッヒのアルト・シュテッテン教会でのセッション録音。レーベルはSONYグループとなっているRCA RED SEAL。

ソル・ガベッタはジャケット写真のとおり、アイドル系。日本にも来ているんでしょう、KAJIMOTOに彼女のプロフィールが掲載されていました。

KAJIMOTO:ソル・ガベッタ

スペイン語系の名前と思ったら、フランス人とロシア人を父母にもつアルゼンチン生まれなんですね。1981年生まれということで今年30歳と若いですね。ゲルギエフのウィーンフィルでショスタコーヴィチを弾いているとのことなので、アイドル系でもかなりの実力者なんでしょう。たまにはこうゆうアルバムも買うんですね(笑)。仕事の疲れを癒してくれますでしょうか。

早速2曲目のハイドンの協奏曲を聴いてみましょう。

オケの序奏は最新のものらしく、響きの美しい現代楽器の室内オケの音。ただし、指揮のセルジオ・チオメイの奏でるフォルテピアノ(ライナーノーツではピアノフォルテですが、音の響きはフォルテピアノです)による通奏低音の響きが面白い効果を加えています。オケとチェロは非常にオーソドックスといえる範疇の演奏。テンポ感もよく、キビキビとしていてデュナーミクの幅も広いんですが、個性的といえるフレージングではありません。チェロの音色は中低音の余裕のある響きで、高音の鳴きの美しさを多用する弾き方ではありません。きわめてオーソドックスというのが正直なところ。1楽章のカデンツァは非常に長い朗々としたもの。ここで初めてとろけるような高音を少し披露。
2楽章はゆったりした雰囲気を楽しんでとくれと言わんばかりの流れ。ピアノの響きが加わったオケの響きが新鮮。
チェロは節回しが溜をほとんどつくらず延ばす音の鳴きを生かすというか、爽やかさを残しながら鳴いている感じを出すというフレージング故、十分鳴いているのにくどくない、不思議なチェロです。オケも力が抜けていいサポート。
フィナーレは非常にスピーディーな快活なオケの流れに乗ってチェロが自在なフレージング。明らかに1、2楽章よりもノリがよくなっています。女性らしい繊細な面も見せながら、素晴らしいスピードで弾きまくります。これだけのスピードでテンポが遅れを取るような雰囲気は皆無。こうやって聴くと素晴らしいテクニックの持ち主であることがわかります。オケもアクセントをより明確につけるようになり表情豊かになります。以前取り上げたウィスペルウェイも快速テンポの素晴らしいテクニックでしたが、それより自然で良いかもしれません。

ソル・ガベッタのチェロ協奏曲、癒しになりました。評価は[++++]としたいと思います。

このアルバムのもう一つの聴き所はは最後におかれたモーツァルトのフルート協奏曲のチェロ版。聴き慣れたメロディーをチェロが弾いていきますが、新鮮な響きに打たれます。こちらも癒されます(笑)

今日は仕事がおそく疲れましたので、LPでも鳴らして一段落してから床につくこといたしましょう。

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最近の我が家のオーディオシステム。
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