テンシュテットの軍隊ライヴ、爆演!
今日はテンシュテットの軍隊です。

クラウス・テンシュテット(Klaus Tennstedt)指揮のボストン交響楽団の演奏で、ハイドンの交響曲第100番「軍隊」のライヴ。1977年1月8日のボストンシンフォニーホールの演奏会の模様を収めたCD-Rです。レーベルは”A DERANGED BAT COLLECTION”というレーベル。
テンシュテットの録音にはライヴを中心にハイドンの録音はそこそこあり、これまでもいろいろ取り上げてきましたが、気合いの乗ったものもちょっとかすり気味のものもあり、やはり聴いてみたくなるのが不思議なところ。今回のアルバムは最近オークションで入手。はたして軍隊の爆演に出会えるでしょうか。
これまでに取り上げたテンシュテットの演奏のリンクを張っておきましょう。
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの57番
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの天地創造
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの王妃
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの太鼓連打
このアルバムは1日のコンサートを収めたものなので、他に2曲、冒頭にヴェーベルンのパッサカリア、そして軍隊をはさんで、シューベルトのザ・グレートと言う流れ。コンサートの冒頭にヴェーベルンの短い作品をおいて、ハイドンに入るという絶妙のプログラム。ヴェーベルンで脳を覚醒させて、ハイドンに入ると言う至福の構成。このセンスはすばらしいですね。
ヴェーベルンといえばブーレーズの超冷静な演奏の印象が強いんですが、テンシュテットのヴェーベルンは、叙情的な印象ですね。77年のライヴということで録音はそこそこいい状態です。終盤のフォルテッシモの爆発は流石の迫力ですね。最後の消え入る静寂から温かい拍手。良いですね。実演では脳が初期化されるでしょうね。
続いて軍隊。ヴェーベルンの消え入るところの余韻が残っているところに、非常に柔らかい弦の音色で1楽章が始まります。テンシュテットが手綱を押さえ気味にオケをコントロール。主題に入り押さえながらもリズムが立って、生き生きとした推進力を帯びてきます。フォルテが柔らかいのが特徴でしょう。1楽章も後半に入り、だんだんオケが熱を帯びてくるのがわかります。柔らかいのに熱いオケ。マグマの胎動が聴こえてくるような不気味な迫力があります。1楽章の最後は9分の力ではありますが素晴しいふけ上がり。
2楽章は木質系の弦の音色と木管楽器の絡みが美しいはじまり。徐々に打楽器が加わって、にぎやかさを加え、大きなうねりの繰り返し、ティンパニと打楽器が期待通りの爆発。
3楽章のメヌエットが私の一押し、冒頭の一音から漲る力感。これぞテンシュテットでしょう。小節を利かせてフレーズのメリハリを浮かび上がらせますがかなり筋肉質なところがテンシュテットの真骨頂でしょう。本来舞曲であるメヌエットですが、これほどの迫力では踊ることはできませんね。
フィナーレはいきなり快速で入ります。想像したより遥かに速い。ただし、つんのめるような部分はなくオケも嵐のような超快速のテンシュテットに完全に追随。最後はフルスロットルで大爆発! 波動砲の衝撃でガミラスが吹き飛んだような大迫力で、嵐のような会場の拍手をさそいます。久々のテンシュテットの爆演ですね。
評価は[+++++]をつけざるを得ませんね。これはテンシュテットのハイドンの交響曲の代表的演奏と位置づけることが出来るでしょう。ライヴならではの迫力溢れる演奏で、同日ながら冒頭のヴェーベルンよりもいい音で録られており、録音も悪くありません。軍隊の爆発に撃たれたい方、必聴のアルバムです。

クラウス・テンシュテット(Klaus Tennstedt)指揮のボストン交響楽団の演奏で、ハイドンの交響曲第100番「軍隊」のライヴ。1977年1月8日のボストンシンフォニーホールの演奏会の模様を収めたCD-Rです。レーベルは”A DERANGED BAT COLLECTION”というレーベル。
テンシュテットの録音にはライヴを中心にハイドンの録音はそこそこあり、これまでもいろいろ取り上げてきましたが、気合いの乗ったものもちょっとかすり気味のものもあり、やはり聴いてみたくなるのが不思議なところ。今回のアルバムは最近オークションで入手。はたして軍隊の爆演に出会えるでしょうか。
これまでに取り上げたテンシュテットの演奏のリンクを張っておきましょう。
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの57番
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの天地創造
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの王妃
ハイドン音盤倉庫:テンシュテットの太鼓連打
このアルバムは1日のコンサートを収めたものなので、他に2曲、冒頭にヴェーベルンのパッサカリア、そして軍隊をはさんで、シューベルトのザ・グレートと言う流れ。コンサートの冒頭にヴェーベルンの短い作品をおいて、ハイドンに入るという絶妙のプログラム。ヴェーベルンで脳を覚醒させて、ハイドンに入ると言う至福の構成。このセンスはすばらしいですね。
ヴェーベルンといえばブーレーズの超冷静な演奏の印象が強いんですが、テンシュテットのヴェーベルンは、叙情的な印象ですね。77年のライヴということで録音はそこそこいい状態です。終盤のフォルテッシモの爆発は流石の迫力ですね。最後の消え入る静寂から温かい拍手。良いですね。実演では脳が初期化されるでしょうね。
続いて軍隊。ヴェーベルンの消え入るところの余韻が残っているところに、非常に柔らかい弦の音色で1楽章が始まります。テンシュテットが手綱を押さえ気味にオケをコントロール。主題に入り押さえながらもリズムが立って、生き生きとした推進力を帯びてきます。フォルテが柔らかいのが特徴でしょう。1楽章も後半に入り、だんだんオケが熱を帯びてくるのがわかります。柔らかいのに熱いオケ。マグマの胎動が聴こえてくるような不気味な迫力があります。1楽章の最後は9分の力ではありますが素晴しいふけ上がり。
2楽章は木質系の弦の音色と木管楽器の絡みが美しいはじまり。徐々に打楽器が加わって、にぎやかさを加え、大きなうねりの繰り返し、ティンパニと打楽器が期待通りの爆発。
3楽章のメヌエットが私の一押し、冒頭の一音から漲る力感。これぞテンシュテットでしょう。小節を利かせてフレーズのメリハリを浮かび上がらせますがかなり筋肉質なところがテンシュテットの真骨頂でしょう。本来舞曲であるメヌエットですが、これほどの迫力では踊ることはできませんね。
フィナーレはいきなり快速で入ります。想像したより遥かに速い。ただし、つんのめるような部分はなくオケも嵐のような超快速のテンシュテットに完全に追随。最後はフルスロットルで大爆発! 波動砲の衝撃でガミラスが吹き飛んだような大迫力で、嵐のような会場の拍手をさそいます。久々のテンシュテットの爆演ですね。
評価は[+++++]をつけざるを得ませんね。これはテンシュテットのハイドンの交響曲の代表的演奏と位置づけることが出来るでしょう。ライヴならではの迫力溢れる演奏で、同日ながら冒頭のヴェーベルンよりもいい音で録られており、録音も悪くありません。軍隊の爆発に撃たれたい方、必聴のアルバムです。
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