トリオ1790のピアノ3重奏曲集第6巻
今日は古楽器によるピアノ・トリオを。

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このシリーズは、リリースは完結してますが、1~6巻のみ所有しており、7、8巻が未調達。最近はこうしている間にボックスが安くリリースされちゃったりするんですが、このcpoレーベルはあまりボックス化に熱心ではないため、安心できます。
トリオ1790(Trio 1790)は古楽器によるドイツのアンサンブル。アンサンブル名からわかるとおり、1790年頃を中心とした時代の曲をレパートリーとするアンサンブルですね。ヴァイオリンがアネット・ウェーネルト(Annette Wehnert)、チェロがメルセデス・ルイズ(Mercedes Ruiz)、フォルテピアノがハラルド・ホーレン(Harald Hoeren)の3人によるアンサンブル。
このブログの記事を書くために、第1巻から第5巻までを手に取ってみると、ライナーノーツの背表紙に写っているメンバーの写真が第1巻、第2巻~第4巻までと、第5巻~第6巻で変わっています。共通するメンバーはフォルテピアノのハラルド・ホーレンのみで、ヴァイオリンは2回、チェロは1回変わっています。第5巻と第6巻のメンバーはヴァイオリンとチェロが若い女性。ということで、このシリーズの演奏はメンバーの違いによる演奏の出来も聴き所になりますね。
そもそもこのアルバムをレビューに取り上げたのは、このアルバムを最近手に入れたことと、昨日のハイドンのルイジアとの一件で、1790年頃はハイドンが最も創作意欲に溢れていた頃との読みから、そういえばこのアンサンブルのアルバムを取り上げていないと気づいてのこと。
収録曲目はハイドンのピアノ3重奏曲、Hob.XV:27、28、29、30の4曲。これらの曲は何れも1790年代に作曲されたもの。録音は最初の3曲が2000年3月10日~12日、XV:30が2001年3月13日~16日、ケルンでのセッション録音。
XV:27は、鮮烈な古楽器の響きが印象的なもの。冒頭からハイテンションな音響。フォルテピアノがリードしているんでしょう、いきなりインテンポで畳み掛けるような素晴しいキレ。ヴァイオリンとチェロも畳み掛けるように追いかけます。ダイナミックレンジも大きく、アクセントは振り切れます。1楽章は素晴しいテンションで聴かせきります。
2楽章はフォルテピアノの訥々とした演奏から入りますが、テンションは1楽章ののままのすばらしい緊張感。アンダンテなのに畳み掛けるとはどういうことでしょう。古楽器のトリオの醍醐味を満喫できます。
3楽章もハイテンションのまま。この緊張感の持続はただ者ではありません。家の中で眼前にフルテンションのトリオが出現するような素晴しいリアリティ。終盤に至って畳み掛けるというよりは狂気にちかい盛り上がり。鬼気迫る演奏とはこのことでしょう。
続くXV:28は落ち着いた入り。特徴的なリズムで序奏を奏でているうちに、フルスロットルに。この曲も素晴しい盛り上がり。3つ楽器の掛け合いがこれほどスリリングな演奏はなかなかありません。聴き進むと、次のXV:29も同様、盛り上がりまくりです。
最後のXV:30は1年おいた別のタイミングでの録音。テンポ感が若干ギクシャクするところがあり、録音は各楽器の鮮明さが上がり、より眼前で弾いている感じに。個々の楽器の演奏は巧いものの掛け合いの妙は少し薄れてます。ただしフォルテピアノの奏でるメロディーの美しさは変わらず。
評価は最初の3曲が[+++++]、最後のXV:30が[++++]としました。古楽器の室内楽の火を噴くような演奏を楽しめる名盤です。
前記事で触れたように、仕事で明日から2泊3日で泊まり込みの研修。iPodとかiPhoneで音楽を聴いてブログを書ける環境は持ち歩いているんですが、いつもの我が家のオーディオセットで鳴らして、一杯飲みながら音楽に打たれて書かないと調子が出ないんですね(笑)
次の更新は早ければ水曜日の夜、もしかしたら木曜日の夜となりますのでよろしくお願いいたします。

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このシリーズは、リリースは完結してますが、1~6巻のみ所有しており、7、8巻が未調達。最近はこうしている間にボックスが安くリリースされちゃったりするんですが、このcpoレーベルはあまりボックス化に熱心ではないため、安心できます。
トリオ1790(Trio 1790)は古楽器によるドイツのアンサンブル。アンサンブル名からわかるとおり、1790年頃を中心とした時代の曲をレパートリーとするアンサンブルですね。ヴァイオリンがアネット・ウェーネルト(Annette Wehnert)、チェロがメルセデス・ルイズ(Mercedes Ruiz)、フォルテピアノがハラルド・ホーレン(Harald Hoeren)の3人によるアンサンブル。
このブログの記事を書くために、第1巻から第5巻までを手に取ってみると、ライナーノーツの背表紙に写っているメンバーの写真が第1巻、第2巻~第4巻までと、第5巻~第6巻で変わっています。共通するメンバーはフォルテピアノのハラルド・ホーレンのみで、ヴァイオリンは2回、チェロは1回変わっています。第5巻と第6巻のメンバーはヴァイオリンとチェロが若い女性。ということで、このシリーズの演奏はメンバーの違いによる演奏の出来も聴き所になりますね。
そもそもこのアルバムをレビューに取り上げたのは、このアルバムを最近手に入れたことと、昨日のハイドンのルイジアとの一件で、1790年頃はハイドンが最も創作意欲に溢れていた頃との読みから、そういえばこのアンサンブルのアルバムを取り上げていないと気づいてのこと。
収録曲目はハイドンのピアノ3重奏曲、Hob.XV:27、28、29、30の4曲。これらの曲は何れも1790年代に作曲されたもの。録音は最初の3曲が2000年3月10日~12日、XV:30が2001年3月13日~16日、ケルンでのセッション録音。
XV:27は、鮮烈な古楽器の響きが印象的なもの。冒頭からハイテンションな音響。フォルテピアノがリードしているんでしょう、いきなりインテンポで畳み掛けるような素晴しいキレ。ヴァイオリンとチェロも畳み掛けるように追いかけます。ダイナミックレンジも大きく、アクセントは振り切れます。1楽章は素晴しいテンションで聴かせきります。
2楽章はフォルテピアノの訥々とした演奏から入りますが、テンションは1楽章ののままのすばらしい緊張感。アンダンテなのに畳み掛けるとはどういうことでしょう。古楽器のトリオの醍醐味を満喫できます。
3楽章もハイテンションのまま。この緊張感の持続はただ者ではありません。家の中で眼前にフルテンションのトリオが出現するような素晴しいリアリティ。終盤に至って畳み掛けるというよりは狂気にちかい盛り上がり。鬼気迫る演奏とはこのことでしょう。
続くXV:28は落ち着いた入り。特徴的なリズムで序奏を奏でているうちに、フルスロットルに。この曲も素晴しい盛り上がり。3つ楽器の掛け合いがこれほどスリリングな演奏はなかなかありません。聴き進むと、次のXV:29も同様、盛り上がりまくりです。
最後のXV:30は1年おいた別のタイミングでの録音。テンポ感が若干ギクシャクするところがあり、録音は各楽器の鮮明さが上がり、より眼前で弾いている感じに。個々の楽器の演奏は巧いものの掛け合いの妙は少し薄れてます。ただしフォルテピアノの奏でるメロディーの美しさは変わらず。
評価は最初の3曲が[+++++]、最後のXV:30が[++++]としました。古楽器の室内楽の火を噴くような演奏を楽しめる名盤です。
前記事で触れたように、仕事で明日から2泊3日で泊まり込みの研修。iPodとかiPhoneで音楽を聴いてブログを書ける環境は持ち歩いているんですが、いつもの我が家のオーディオセットで鳴らして、一杯飲みながら音楽に打たれて書かないと調子が出ないんですね(笑)
次の更新は早ければ水曜日の夜、もしかしたら木曜日の夜となりますのでよろしくお願いいたします。
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