ホグウッドのトランペット協奏曲
先日ホグウッドとコワンのチェロ協奏曲を取り上げた際に予告した通り、ホグウッドのトランペット協奏曲などを収めた1枚を取り上げます。

収録曲目はハイドンのトランペット協奏曲、オルガン協奏曲(XVIII:1)、ホルン協奏曲(VIId:3)の3曲。オケはエンシェント管弦楽団。ソロはトランペットがフリードマン・インマー、オルガンがホグウッド、ホルンがティモシー・ブラウンです。録音は1986年8月と87年1月。残念ながら廃盤のようですね。
このアルバムはハイドンにハマり始めた頃に入手したもので、手に入れたときはずいぶん聴いた思い出深いもの。最近ブログをはじめて協奏曲をいろいろ聴き込んだ耳であらためて聴くと、今までとはだいぶ違って聴こえます。
トランペット協奏曲は、序奏から典雅な古楽器の響きに独特のアクセントをつけたホグウッドトーンのゾクゾクするような高揚感がたまりません。ホグウッド全盛期の演奏スタイルは協奏曲の序奏だけで素晴しい効果。ソロを食うほどの出来ですね。それに対してインマーのトランペットは古楽器独特の穏やかな音階で、オケの雅な響きの引き立て役のような位置づけの音響。キレは今ひとつながら、オケに巧く乗っている感じです。完全にホグウッドの支配する音響。1楽章のカデンツァはシンプルな音階を聴かせるだけでトランペットの音色の魅力を表現。1楽章でこの曲のソロとオケの構図が明確になってます。
2楽章は一転、押さえたオケと朗々としたトランペットの対比で聴かせます。
3楽章は再びホグウッドトーン全開。よく聴くとかなり明確なアクセントをつけたフレージングなのに典雅な範囲でおさまってしまう不思議なコントロール。トランペットの方は前楽章同様しっかりオケに乗っています。最後は響きの渦となって終了。
オケの印象は以前と変わりありませんが、最近巧いトランペットの協奏曲をいくつも聴いているせいか、ソロトランペットは古楽器ということを割り引いても少し聴きおとりがするのが正直なところですね。トランペット協奏曲というよりトランペットソロ付き管弦楽曲という印象ですね。
つづいてオルガン協奏曲。こちらはホグウッド自身がソロを担当しているため、音響的には完璧です。序奏から素晴しい高揚感。これこそホグウッドの最高な状態の演奏。素晴しい推進力、力漲るオケ。トランス状態に入らんばかりの素晴しい響き。私のオルガン協奏曲の刷り込みはこの演奏です。ホグウッドの弾くオルガンはフレーズごとの音色の変化のコントロールも見事。1楽章の楽興、2楽章の静謐、3楽章のバッハのごとき音階、あまり有名ではないこの曲の魅力を伝える名演奏ですね。
最後はホルン協奏曲。こちらも基本的にはホルンのソロの個性を聴くという構成というような感じではなく、オケに乗ってホルンが淡々と演奏する感じです。ホグウッドのコントロールによるオケのキレは相変わらず素晴しく、特に2楽章の叙情的な表現が心を打ちます。ホルンのティモシー・ブラウンも安定したテクニック。ナチュラルホルンとしては見事な演奏。こちらも2楽章の高音の安定した伸びと、この曲特有の低音の魅力も十分。
評価はトランペット協奏曲がホグウッドのオケに敬意を表して[++++]、オルガン協奏曲は文句なく[+++++]、そしてホルン協奏曲は[++++]としました。
私自身はホグウッドの交響曲集よりも協奏曲の方がホグウッドの良さが出ていると思ってます。そういえばこのブログでもホグウッドの交響曲集をちゃんと取り上げてませんでしたので、そのうち取り上げねばなりませんね。

収録曲目はハイドンのトランペット協奏曲、オルガン協奏曲(XVIII:1)、ホルン協奏曲(VIId:3)の3曲。オケはエンシェント管弦楽団。ソロはトランペットがフリードマン・インマー、オルガンがホグウッド、ホルンがティモシー・ブラウンです。録音は1986年8月と87年1月。残念ながら廃盤のようですね。
このアルバムはハイドンにハマり始めた頃に入手したもので、手に入れたときはずいぶん聴いた思い出深いもの。最近ブログをはじめて協奏曲をいろいろ聴き込んだ耳であらためて聴くと、今までとはだいぶ違って聴こえます。
トランペット協奏曲は、序奏から典雅な古楽器の響きに独特のアクセントをつけたホグウッドトーンのゾクゾクするような高揚感がたまりません。ホグウッド全盛期の演奏スタイルは協奏曲の序奏だけで素晴しい効果。ソロを食うほどの出来ですね。それに対してインマーのトランペットは古楽器独特の穏やかな音階で、オケの雅な響きの引き立て役のような位置づけの音響。キレは今ひとつながら、オケに巧く乗っている感じです。完全にホグウッドの支配する音響。1楽章のカデンツァはシンプルな音階を聴かせるだけでトランペットの音色の魅力を表現。1楽章でこの曲のソロとオケの構図が明確になってます。
2楽章は一転、押さえたオケと朗々としたトランペットの対比で聴かせます。
3楽章は再びホグウッドトーン全開。よく聴くとかなり明確なアクセントをつけたフレージングなのに典雅な範囲でおさまってしまう不思議なコントロール。トランペットの方は前楽章同様しっかりオケに乗っています。最後は響きの渦となって終了。
オケの印象は以前と変わりありませんが、最近巧いトランペットの協奏曲をいくつも聴いているせいか、ソロトランペットは古楽器ということを割り引いても少し聴きおとりがするのが正直なところですね。トランペット協奏曲というよりトランペットソロ付き管弦楽曲という印象ですね。
つづいてオルガン協奏曲。こちらはホグウッド自身がソロを担当しているため、音響的には完璧です。序奏から素晴しい高揚感。これこそホグウッドの最高な状態の演奏。素晴しい推進力、力漲るオケ。トランス状態に入らんばかりの素晴しい響き。私のオルガン協奏曲の刷り込みはこの演奏です。ホグウッドの弾くオルガンはフレーズごとの音色の変化のコントロールも見事。1楽章の楽興、2楽章の静謐、3楽章のバッハのごとき音階、あまり有名ではないこの曲の魅力を伝える名演奏ですね。
最後はホルン協奏曲。こちらも基本的にはホルンのソロの個性を聴くという構成というような感じではなく、オケに乗ってホルンが淡々と演奏する感じです。ホグウッドのコントロールによるオケのキレは相変わらず素晴しく、特に2楽章の叙情的な表現が心を打ちます。ホルンのティモシー・ブラウンも安定したテクニック。ナチュラルホルンとしては見事な演奏。こちらも2楽章の高音の安定した伸びと、この曲特有の低音の魅力も十分。
評価はトランペット協奏曲がホグウッドのオケに敬意を表して[++++]、オルガン協奏曲は文句なく[+++++]、そしてホルン協奏曲は[++++]としました。
私自身はホグウッドの交響曲集よりも協奏曲の方がホグウッドの良さが出ていると思ってます。そういえばこのブログでもホグウッドの交響曲集をちゃんと取り上げてませんでしたので、そのうち取り上げねばなりませんね。
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