絶品、ブレンデルのピアノソナタ

このアルバムは私がハイドンのピアノソナタの魅力にハマるきっかけとなったアルバム。ブレンデルはスタジオ録音でこれ以外に3枚、都合4枚の録音を残していますが、どれも非常にいい演奏。ただし、私にとって他の3枚と比べて、このアルバムが一番のお気に入り。録音はロンドンのヘンリーウッドホールで1984年3月4日~10日のもの。
他の3枚に比べ、録音が明らかに良く、空間にピアノが浮かぶような見事な音響。そしてブレンデルのピアノの磨き抜かれた響きの美しさが際立ってます。鍵盤とペダルからこれだけ多彩な響きを生み出せるということだけで驚愕の演奏。
普段は先入観を避けるため、聴く前に雑誌やネットの情報を見ないようにしているんですが、聴き慣れたこのアルバムを紹介するために現役盤のHMV ONLINEの情報をみたところ、ドンピシャなキャッチコピーが。「巨匠ブレンデルの絶頂期を記録した究極のハイドン」とはまさにこの演奏のことでしょう。
1曲目はXVI:34。アルバムの出だしに相応しい曲。1楽章は左手の探るような音階から始まり右手の特徴的なきらめくようなメロディーラインが美しい曲。2楽章もひとつひとつの音の宝石のような粒立ちが見事。つぶやくような表情で表現の深さを際立たせます。3楽章は軽やかさが加わりロンド風の曲想をまとめます。
2曲目のXVI:32も1曲目とにた曲想。左手のアクセントにたいして右手のメロディーを乗せていく感じの曲。右手の一音一音のきらめきが見事の一言。
3曲目のXVI:42は右手のきらめきが絶頂に! なんという響き、なんという余韻。ハイドンのピアノソナタの至福の瞬間が満ちあふれてます。
4曲目はファンタジア。これまでの曲とは曲想が変わり、速いパッセージの魅力を堪能。
そして最後に私の最も好きな小品、XVII:9のアダージョ。アルバムの最後におくのに絶好の作品。5分ちょっとの小品で、ハイドンのピアノ曲のなかでは録音も多くないんですが、これは名曲。自分の葬式で流してほしいくらいの音楽の結晶のような作品。もちろん、ブレンデルの演奏が最高です。
評価はファンタジアが[++++]、それ以外が[+++++]としました。
フィリップスのアルバムはレーベルのデッカへの統合で、当初のリリースのものはほぼ廃盤。現行盤は4枚組で廉価になってリリースされてます。

HMV ONLINE
今晩は仕事のからみで都市対抗野球の応援に東京ドームへ。七十七銀行対NTT東日本。仕事の絡みはもちろん、仙台在住経験と駐在時のメインバンク、そして家の目の前に支店があったなど、数々のよしみで七十七銀行を全力で応援しました。
最初は打ち込まれるかと思いましたがピッチャーの小林が力投。守備も鉄壁の守りでなんと10回まで1-1の同点。都市対抗野球の特別ルール「タイブレーク」で11回から1アウト満塁から始まるという展開。最後は後攻のNTT東日本に外野フライを打たれ、タッチアップでのタッチの差でサヨナラ負け。
負けたものの応援のし甲斐がありました。久々の野球観戦でしたが、非常に充実した試合内容で大満足。七十七銀行の皆様、心から楽しませていただきありがとうございました。
球場ではもちろんビール、銘柄はもちろんサントリーのプレミアムモルツ。エビスの売り子さんが幅を利かせる中、探してサントリーを注文。野球を観ながらアロマホップののどごしを堪能。府中工場製のプレミアムモルツに拘ってます。
そうです、私は義理堅いんですね(笑)
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