アルミン・ジョルダンの天地創造
今日は,親戚一同集まって食事をしましたが、その前に買い物ついでに新宿へ。嫁さんが伊勢丹をうろうろしている間にディスク・ユニオンで廃盤となったCDを何枚か手に入れました。その中の1枚。

別装丁の現役盤:amazon
アルミン・ジョルダン指揮のローザンヌ室内管弦楽団、スイス・ロマンド合唱団、ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団などによるハイドンのオラトリオ、天地創造。一時集中してレビューに取り上げましたが、久しぶりでしょうかね。
エラートの廉価盤の2枚組であるDUO BONSAIシリーズ。以前レイモン・レッパードの交響曲を当ブログで取り上げました。
ハイドン音盤倉庫 - レイモン・レッパードのハイドン
どうもDUO BONSAIシリーズとは相性がいいというか、このアルバムも非常に気に入りました。もちろん目当てはソプラノのマーガレット・マーシャルのガブリエル。以前取り上げたクーベリック盤でその美声を発見。詳しくは下記リンクをご参照ください。
ハイドン音盤倉庫 - クーベリックの天地創造
ジョルダンの天地創造のソリストは次の通り。5人で担当するタイプです。
ガブリエル:マーガレット・マーシャル
ウリエル:エリック・タビー
ラファエル:クルト・リドゥル
エヴァ:ホリアナ・ブラニステアヌー
アダム:フィリップ・フッテンロッハー
指揮のアルミン・ジョルダンは1932年生まれで、2006年に亡くなっていましたね。まだ存命かとおもっていました。アンセルメにつづくスイス人の国際的な指揮者とのこと。我が家に彼のアルバムは数枚程度。仏ERATOレーベルの看板指揮者というイメージがありますが、明確なスタイルの記憶はありません。録音は1981年5月のものゆえ、50歳前の録音。
演奏は非常にいい。気負いのない安定した演奏。天地創造は素晴らしいメロディーの宝庫だけに、曲の良さを生かすには作為なく、しかし生気があってメリハリのある演奏が一番。この演奏はまさにそんな演奏。少し速めの安定したテンポで溜めも個性的なフレージングも一切なく淡々とすすめます。クレッシェンドにもフォルテッシモにも一切の力みなし。50歳を前にしてこの達観ぶりは見事。ジョルダン、見直しました。
オケ、合唱も水準以上で録音も悪くありません。
トラック9のガブリエルのアリア、クーベリック盤よりも出来がいいように聴こえます。いつもながらとろけそうな声にうっとり。クーベリック盤が84年の録音で本盤の3年後の録音であることをふまえると、若さ漲るといったところでしょう。
このアルバムのもう一つ触れなくてはならないのはラファエルのクルト・リドゥル。なんと言う深み、艶のある高音、すばらしい安定感。抜群ですね。トラック8のラファエルのアリアもうっとりです(笑)
クルト・リドゥルは調べたところ自身のウェブサイトを持っています。
Kurt Rydl - Der Bass
このサイト、歌手自身のサイトとしては非常に面白い。暗闇に浮かび上がる姿、自身がなりきる役の姿をこれだけ見事に見せているところ、ただ者ではありませんね。ウェブサイト上のディスコグラフィを見ると、ハイドンの録音は本盤限りのようですね。
総じていい仕上がりの本盤、評価は[++++]としました。非常に基本的な質の高いアルバム。天地創造のファーストチョイスとしても十分お薦めできる演奏ですね。
ふと手に入れたアルバムが聴いてみるととてもいい演奏だったというのは非常にうれしいこと。これだからコレクションはやめられない訳です。

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アルミン・ジョルダン指揮のローザンヌ室内管弦楽団、スイス・ロマンド合唱団、ローザンヌ・プロ・アルテ合唱団などによるハイドンのオラトリオ、天地創造。一時集中してレビューに取り上げましたが、久しぶりでしょうかね。
エラートの廉価盤の2枚組であるDUO BONSAIシリーズ。以前レイモン・レッパードの交響曲を当ブログで取り上げました。
ハイドン音盤倉庫 - レイモン・レッパードのハイドン
どうもDUO BONSAIシリーズとは相性がいいというか、このアルバムも非常に気に入りました。もちろん目当てはソプラノのマーガレット・マーシャルのガブリエル。以前取り上げたクーベリック盤でその美声を発見。詳しくは下記リンクをご参照ください。
ハイドン音盤倉庫 - クーベリックの天地創造
ジョルダンの天地創造のソリストは次の通り。5人で担当するタイプです。
ガブリエル:マーガレット・マーシャル
ウリエル:エリック・タビー
ラファエル:クルト・リドゥル
エヴァ:ホリアナ・ブラニステアヌー
アダム:フィリップ・フッテンロッハー
指揮のアルミン・ジョルダンは1932年生まれで、2006年に亡くなっていましたね。まだ存命かとおもっていました。アンセルメにつづくスイス人の国際的な指揮者とのこと。我が家に彼のアルバムは数枚程度。仏ERATOレーベルの看板指揮者というイメージがありますが、明確なスタイルの記憶はありません。録音は1981年5月のものゆえ、50歳前の録音。
演奏は非常にいい。気負いのない安定した演奏。天地創造は素晴らしいメロディーの宝庫だけに、曲の良さを生かすには作為なく、しかし生気があってメリハリのある演奏が一番。この演奏はまさにそんな演奏。少し速めの安定したテンポで溜めも個性的なフレージングも一切なく淡々とすすめます。クレッシェンドにもフォルテッシモにも一切の力みなし。50歳を前にしてこの達観ぶりは見事。ジョルダン、見直しました。
オケ、合唱も水準以上で録音も悪くありません。
トラック9のガブリエルのアリア、クーベリック盤よりも出来がいいように聴こえます。いつもながらとろけそうな声にうっとり。クーベリック盤が84年の録音で本盤の3年後の録音であることをふまえると、若さ漲るといったところでしょう。
このアルバムのもう一つ触れなくてはならないのはラファエルのクルト・リドゥル。なんと言う深み、艶のある高音、すばらしい安定感。抜群ですね。トラック8のラファエルのアリアもうっとりです(笑)
クルト・リドゥルは調べたところ自身のウェブサイトを持っています。
Kurt Rydl - Der Bass
このサイト、歌手自身のサイトとしては非常に面白い。暗闇に浮かび上がる姿、自身がなりきる役の姿をこれだけ見事に見せているところ、ただ者ではありませんね。ウェブサイト上のディスコグラフィを見ると、ハイドンの録音は本盤限りのようですね。
総じていい仕上がりの本盤、評価は[++++]としました。非常に基本的な質の高いアルバム。天地創造のファーストチョイスとしても十分お薦めできる演奏ですね。
ふと手に入れたアルバムが聴いてみるととてもいい演奏だったというのは非常にうれしいこと。これだからコレクションはやめられない訳です。
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