作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

【番外】2020新春伊豆紀行(その1)

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このところ毎年1月は、伊豆下田の爪木崎の水仙まつりに出かけています。

爪木崎の近くの外浦には父が務めていた会社の保養所があり、子供の頃は夏休みにこの保養所に海水浴に良く来ていました。爪木崎あたりは保養所からの散策コースでもあり、この辺りは懐かしい場所なんですね。
父が亡くなった翌年の2015年から母親を連れて水仙まつりに出かけ始めて、その後ほぼ毎年出かけています。最初は元気だった母親も2017年の1月に行った時には、階段の上り下りができなくなり、灯台の方に登る階段の途中で断念。母親にとってこれが最後の爪木崎でした。その後もなんとなくお正月には港中が水仙の香りに包まれるのを楽しみに水仙まつりには来ています。

今年もお正月に爪木崎水仙まつりのサイトで開花状況を確認したところ、正月休み最後の日曜日には六分咲きということで、そろそろ見頃。ついでに最近お気に入りの弓ヶ浜の宿の予約状況を確認すると、休み明けは空いているということで、今年も水仙を見に行くことにした次第。

いつものように緩い旅ですので、ハイドン目当ての方はスルーしてください。



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さて、出かけたのは1月6日月曜の朝。宿は予約してみたものの、前日の天気予報では雨かもということであまり期待せず、いつものように出発しましたが、幸い空は青空、しかも自宅近くの多摩川にかかる橋からでも富士山がクッキリ見える好天。

道路は平日の朝の下りということで渋滞もなくスイスイ進みました。天候が良いので伊豆東海岸を南下することにして、いつものように東名から小田原厚木道路経由で進みます。

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小田原が近くなってくると富士山もだんだん存在感が増してきます。嫁さん、車から富士山が見えると写真を撮る習性が定着。この写真までに14枚撮ってましたが全部ボツです(笑)

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予想外にスイスイ進んだので途中休憩なしで伊東の道の駅伊東マリンタウンまで一気にドライブ。道が空いていると疲れませんね。時刻は9時過ぎ。一休みして、ここで、まずどこにいこうかと詮議の結果、今まで行ったことがないということで、最初に目的地にしたのはこちら。

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伊豆・伊東観光ガイド:小室山

絶景が楽しめるとからこのところ何度か訪れている大室山から見下ろすことができる、小室山。もちろん小室山のほうが低いんですが、海に近いのでこちらも絶景だろうと踏んでのセレクトです。調べたところ、大室山が高さ580mで小室山は321m。大室山も小室山も火山の噴火でできた円錐形の丘ですが、大室山は4000年前、小室山は1万6000年前の噴火で出来たもので、小室山の方がだいぶ前にできたですね。ちなみに小室山の海側にある川奈ホテルゴルフコースのある一帯もこの時の噴火の溶岩が流れてできたものとのこと。

駐車場に着くと、正面にリフトが見えます。

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リフトに乗るべく順路どおり売店に進み、係の人に聞いてみると、頂上から下りは20分ほどで歩いて降りられるそう。ということで、往復ではなく片道切符を買ってリフトに乗ります。

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高低差もさほどないので、あっという間に頂上に到着。

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予想どおり、頂上は絶景でした。こちらは北西方向を見たところ。左は富士山、中央は箱根駒ヶ岳、右手は丹沢山系に大山が見渡せます。

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こちらは北東方向。眼下に川奈ホテルゴルフコースが見下ろせます。

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そして、南東には伊豆大島。やはり海に近いだけあって予想どおり見事な眺望です。

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頂上には展望台もあるのですが、昨年秋の台風15号で破損して閉鎖中でした。

一とおり景色を楽しんだので、歩いて降りて行くことにします。頂上からは山をぐるっと一周するようになだらかな道が整備されており、景色や花を楽しみながら降りて行けるようになっていました。

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歩道の周りには桜の木も植えられていたんですが、驚いたことにすでに数輪開花済み。

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ゆっくり15分くらい歩いて降りたところは小室山公園になっていて、4月になると40万本のつつじが見頃になるとのこと。今は椿が咲いているくらいですが、足元に水仙を発見。伊東近くでもすでに咲いているのですね。

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そして桜の木には「伊東小室桜」との札がついていました。この伊東小室桜、河津桜同様3月には見頃を迎えるとのことでした。

ここ小室山、リフトで登って伊豆の絶景を堪能、20分くらいの散策も楽しめるということで、あまり知名度は高くないながら、なかなかいいスポットでした。早春の桜、5月のつつじなどのシーズンに伊豆に来ることがあれば、また寄ってみたいと思います。



さて、適度に散策したので、次に進みます。小室山の駐車場で地図を確認すると、近くに一碧湖という湖があります。こちらも脇は通ったことがありますが、車を降りたことがないのでちょっと覗いてみることにしました。

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伊豆・伊東観光ガイド:一碧湖

湖の脇の道からちょっと入ると駐車場がありました。が、湖の脇のカフェは冬季休業中、湖の脇ではなんらかの工事が行われていて、今はオフシーズンのようでした。

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桟橋にボートがたくさんありましたので、夏などはボート遊びなどができるのでしょう。ということで、駐車場を後にしました。伊東市内の未踏スポットが減ったのが収穫でしょう(笑) 後から調べてみると、この一碧湖、なんとできたのは約10万3500年前とのこと。大室山、小室山よりかなり前のこと。伊東あたりの地形はかなりの長い間に形成されたことがわかりますね。



さて、この日の宿は下田弓ヶ浜ということで、南下することにします。ちょっと歩きましたのでそろそろ温泉が恋しい気分になってきました。未踏の温泉探しもいいのですが、やはりここは海の見える絶景温泉に行こうということになり、目的地に向けて南下。高所から大海原を眺められる絶景温泉の赤沢も、波打ち際の野趣あふれる温泉がある大川も、バナナワニ園のある熱川も、金目鯛の街稲取もやり過ごしてついたのがこちら。

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河津観光HP:舟戸の番屋

今井浜にある舟戸の番屋。約1年前に来てその絶景ぶりに驚いた温泉。嫁さんの強烈再訪希望により、2度目の来訪。上は河津町のウェブサイトですが、下のリンクの方がリアリティがあります(笑)

河津町見高浜地域振興施設 舟戸の番屋

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着いたのは11時過ぎ。この日は平日の月曜ということで、駐車場に先客はなし。すでに勝手知ったる温泉のため、売店でお金を払って、海沿いの露天風呂に直行。

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岩山の階段を登って少し行ったところに入り口があります。

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お風呂の方も幸い先客なしのため写真を撮ることができました。脱衣場から海に突き出た露天風呂が見えます。武者震いですね(笑)

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そそくさと服を脱いで、海に向かってしばし仁王立ち(笑)。ザバザバと掛け湯をして、やおら湯に体を沈めます。最近テレビに出ていて、入った人が熱いと言っていたので、熱いお湯を期待して入りましたが、この日は特段熱くはなく40度くらいだったでしょうか。しかしこの温泉、温度よりも泉質よりもやはりこのロケーションを楽しむべきでしょう。すぐ下は海。そして潮風が吹き抜ける中、お湯に体を沈めて、波や雲の流れを静かに眺める至福のひととき。ドライブの疲れも吹き飛びますね。結局入っている間はどなたもいらっしゃらず、実にリラックスできました。お湯から上がって体を拭いて再び仁王立ち(笑) しばらく火照りを冷まして着替えました。

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どうやら女湯の方も貸切だったようで、嫁さんが女湯の方の写真を撮ってきました。男湯の方が開放感がありますね。嫁さんが仁王立ちしたかどうかは聞いていません(笑)

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さて、温泉でリラックスしたところでそろそろお腹が減ってきました。この舟戸の番屋にも食事をするところがありますが、港の施設のためやはり海鮮メイン。この日の宿の夕食も海鮮ですので、別のところを探すことにしました。

今井浜から南下すると、すぐに白浜。そして白浜を越えるともう下田です。あまり考えずに、下田市街手前の道の駅開国下田みなとの駐車場に車を停めました。ここには以前に行ったことがある食事処が二つあり、海鮮以外ということで、自然な成り行きで決まったのがこちら。

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食べログ:カフェ&ハンバーガー ラーマル

こちらは3度目くらいでしょうか。金目鯛のフライをハンバーガーにした「下田バーガー」で有名なお店。道の駅開国下田みなとの1階の端にあるお店。時刻は12:30とお昼時でしたが、空いていてすぐに入れました。席についてさあ注文しようかと思っていると、何組ものお客さんが入ってくるではありませんか。慌てて、嫁さんが飲み物とハンバーガーを注文。

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私はチキンクランチバーガー。

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嫁さんは金目鯛の下田バーガー。

両方ともかなりの大きさ。以前顎関節症だった嫁さんも、昔だったらとても口が開けられる大きさではありません。1つで満腹なサイズです(笑) いつもの成り行きで半分づつなんですが、メニューとしての完成度はチキンクランチバーガーですね。当然ですが、バランスが良い。下田バーガーの方はうまくまとめてはいるものの、若干マーケティング優先といったところ。メニューをみると、下田バーガーには「人気No.1」、チキンクランチバーガーには「スタッフおすすめ」と吹き出しがついていました。正直です(笑) ちなみに下田バーガーはまだメニューとしての完成度を上げる余地がありますね。頑張ってください(笑)

ということでお昼を済ませて、この旅の目的地である爪木崎に向かうことにしました。ここ道の駅開国下田港から爪木崎までは、車で10分もかからないところ。


いつもだと、爪木崎の水仙が咲く港の有料駐車場に車を停めるんですが、今回は手前にある爪木崎自然公園無料駐車場に停めて少し散策してみることにしました。

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駐車場にはサザエの貝殻の形をした不思議なオブジェが。蓋らしきものがありますのでゴミ箱でしょうか。

そのまま車の通る道を通って行く手もありましたが、地図を見ると、爪木崎の手前の半島をぐるっと回れる遊歩道があるようなので、そちらを散策することにしました。この道は初めて。すると、道の周りの木々に木の名前のプレートがかなりの数表示されていてなかなか面白い。自然な雑木林でしょうけれど、いろいろな種類の木で構成されていることに驚きます。

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遊歩道の脇の脚元には石蕗(ツワブキ)が咲いていました。

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こちらは葉のギザギザが小さいので椿でしょうか。

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これは蝮草(マムシグサ)? 毒があるらしいですね。

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15分くらい歩いたところでお馴染みの港に出ます。

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今年ののぼりは黄色に赤の字で結構目立ちます。すでに水仙はかなり咲いていて、アロエもニョキニョキと赤い花を伸ばしていますね。

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ここまでくると、港中に水仙のいい香りが漂ってきます。

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水仙が満開の時期に来ると萎れかけているアロエですが、水仙が7分咲きくらいでアロエが満開。どこかユーモラスというかちょっぴりグロテスクなアロエの花(笑)

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満開の時期に来るとちょっと終わりかけの花も目立ってしまうので、今が見頃でしょう。

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しゃがんで水仙の写真を撮っていると花の香りが直にきます。

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港を囲う丘一面に咲く水仙。今年も見ることができました。花も見頃で言うことなしです。

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この後、いつものように爪木崎灯台の方に上がってみましたが、青空に灯台が映えてなかなかいい感じ。水仙まつりの最中だけあって、平日にもかかわらず多くのお客さんが訪れていました。

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灯台の先に立って東の方をみると、近くに爪木島、その右には伊豆大島が望めます。

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少し南に目を転じると、今度は利島、鵜渡根島、新島、式根島、神津島を遠望できます。この日の海は比較的穏やかで、風も強くなくゆったりとした海を眺められました。

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少し西に目を向けると、少し先に神子元島。伊豆半島南端の石廊崎の突端にはこの神子元島に流された恋人と連絡を取り合ったとの伝説に基づく熊野神社があり、前回の伊豆旅行で訪れていました。

天気が良かったので、しばらくぼおっと遠くを眺められて良かったです。遠くを眺めていると目が良くなったような気になりますね。しばしの散策を楽しんだので、駐車場に戻ることにします。

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今年はのぼりの色がちょっと派手になって、もう一つ、こののぼりの右奥の丘の端に自由に弾ける電子ピアノが置いてあり、真っ黒に日焼けした駐車場のおじさんが「眺めがいいから弾いてね〜」としきりに勧めていたこと。このピアノが去年もあったのと聞くと。「今年からだね〜」とニッコリ。トレンドに乗ってますね(笑)

この爪木崎の水仙まつり、毎年同じような風景なんですが、花の咲き具合を確かめ、港いっぱいに広がる香りを楽しみに不思議とまた来たくなってしまうんですね。



さて、とぼとぼと無料駐車場まで戻ると時刻は14時半くらい。そろそろ宿へ向かいましょうか、、、

旅は続きます(笑)



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