作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

エレーヌ・クヴェールのピアノソナタ

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しばらく交響曲というかラトルとベルリンフィルの話題がつづいたので、ここらで涼しげなピアノソナタを。

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HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

涼しげなのは音楽だけでなく、クヴェールの容姿。写真を引用しちゃいます。

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ちょっと涼しくなりましたでしょう(笑) 奏者の魅力を伝えるポートレートという意味でもよく撮れていますね。ジャケットの外側からはクヴェールの容姿はわかりません。売上げ的にはポートレートをあしらったジャケットにした方がよかったのではないかと邪推してます。

クヴェールは1970年パリ生まれのピアニスト。このアルバムは2002年12月の録音。32歳のときの録音ですから若いですね。
収録曲目はピアノソナタXVI:49、46、20の3曲。好きな曲ばかり集めたアルバムというところがこのアルバムを取り上げた理由の一つです。ハイドンのピアノソナタ集を録音する時、この3曲を選ぶということは、そうとう選曲に気を使っているということは明白です。49と20はともかく46が入っているといことが選曲眼が確かな証となっていますね。

ピアノはある意味非常にオーソドックスな演奏。右手の輝きを基本としながらもダイナミックさもねらい、流れを切らさないというスタイル。特に奇を衒ったようなことをしていないのが、いい結果につながっていますね。
3曲とも生き生きとしたいい演奏です。とくにどの曲も2楽章の自然な美しさが心にしみます。私はことさらXVI:20の2楽章の美しさに打たれました。作為のない自然な演奏をするだけで曲の美しさが際立ちます。

暑いさなかに、一服の涼を得るにはいいアルバム。評価は3曲とも[++++]としました。

アルバムを手にとり、CDプレイヤーにセットして、リモコンで演奏スタート。それだけでハイドンの世界にどっぷり浸る悦びを得られるなんて。いや幸せですな。

ただし、ここ数日、忘れられる暑さではありませんね。残暑お見舞い申し上げます。
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