作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

Haydn Disk of the Month - January 2019

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今年のお正月は、母親のいないお正月。昨年中に葬儀や四十九日を済ませてバタバタしているうちに年が明けました。

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普段の年は、年末から嫁さんが母親に色々聞きながら御節料理などを作ったりするんですが、もちろん御節料理を作るめでたい気分であるはずもなく、また、年末に無理やり旅行に行って、ちょっと気晴らしをしたりしているうちに年が明けたという感じ。ということで、お正月はあり合わせのものでちびちびやっていました。写真は年末の伊豆旅行のお土産のイナゴ(笑)と塩辛。いただきものの日本酒と肴でちびちびやりながら正月を過ごしました。

1月はブログの方も旅行記を書いているうちに半ば過ぎて、仕事も出張が多かったり、色々飲み会があったり、仕事以外でも寒中見舞いを作ったり、香典返しの手配をしたり、相続の整理などバタバタしているうちに月末になってしまいました。バタバタしているうちに月末になるのはいつものことですね(笑)



レビューもはかどらず、月末記事をどうしようかと思ってはみましたが、幸い素晴らしいアルバムにも出会いましたので、書くことにしました。今月のベスト盤はこちら!

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2019/01/21 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】ロマン・ラビノヴィチのピアノソナタ全集第1巻(ハイドン)

このところハイドンのピアノソナタの注目すべき録音が色々リリースされる中、全集を謳ってリリースされたもの。記事にも書きましたが、定番のオルベルツの全集を過去のものにするような、ハイドンのソナタの決定盤的素晴らしさ。ハイドンのソナタの魅力を全て含んだような見事な演奏で、今後のリリースが楽しみです。未聴の方は是非聴いてみてください。記事のコメントで、当ブログの影のご意見番、Skunjpさんも激賞の名盤です!




実は1月はコンサートにも2つ出かけていたんですが、それも記事にしていませんでしたので、最後にちょっと触れておきます。

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読売日本交響楽団:第213回土曜マチネーシリーズ

一つは読響(1月12日東京芸術劇場)ですが、お目当てはホアキン・アチュカロというスペインのピアニストのラヴェルのピアノ協奏曲。これは絶品でした。86歳と高齢にも関わらず輝かしい音色に含蓄に富んだリズム感と深い陰影。アンコールは左手だけで弾くスクリャービンの「左手のための2つの小品〜ノクターン」も左手だけから実に深い音楽を紡ぎ出します。86歳とは思えぬ素晴らしいテクニックとあふれんばかりの音楽に感激。この日の指揮は山田和樹で、初めて聴きましたが、後半のシェエラザードはアニメ音楽のような語り口で、深みに欠けた感じ。伝統的なクラシックとは違う感性の持ち主のようですが、新たなファン層の拡大にもなっているのでしょうね。ライヴ収録されていたようですので、アルバムがリリースされるかもしれません。皆さんの耳で確かめてみてください。

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東京オペラシティコンサートホール:バッハ・コレギウム・ジャパンベートーヴェン《第九》

もう一つはバッハ・コレギウム・ジャパンの第九(1月24日東京オペラシティ)。バッハ・コレギウム・ジャパンは何度か聴いていますが、宗教音楽以外をやるというイメージを持っていなかったのでチケットを取った次第。前半3楽章はちょっとせかせかとした印象で、オケの精度もちょっと荒いところもありましたが、圧巻だったのは4楽章。特にコーラスの透き通るようなハーモニーと声量は圧倒的。第九はコンサートも録音も色々聴いてはいますが、これほど素晴らしいコーラスは初めてでした。オケも最後は静謐なバッハを奏でるバッハ・コレギウム・ジャパンらしからぬ怒涛の迫力で締める見事な演奏でした。



さて、これから年度末に向けてどうも仕事はバタバタしそうですので、記事を書くペースは上がりそうにありませんが、無理せずやっていこうと思います。引き続きよろしくお願いいたします。



2019年1月のデータ(2019年1月31日)
登録曲数:1,365曲(前月比+1曲) 登録演奏数:11,340(前月比+85演奏)



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5 Comments

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Skunjp

こんばんは!影のご意見番です!(^^)

Daisyさん、こんばんは!

影のご意見番への大抜擢、有り難き幸せです(^^)。希少なハイドンブログです。陰ながら応援させていただきます!

早いもので、バタバタしているうちに、年が明けたと思ったらもう2月も半ば近いですね。光陰矢の如し!人の心痛を癒やすのは歳月と言いますが、時間がスルスルと流れるのも時には悪くありません。

さて、私のハイドン鑑賞ですが、もうハイドンって何でこんなに飽きないのか、そしてますます面白く感じられるのか、本当に不思議です!

私の場合はいろいろと用事をしながら聴くことも多いのですが、いつしか手が止まり、気がつけば用事をほっぽり出して聴き込んでいます。(いかんいかん…)

特に弦楽四重奏曲とピアノ曲を偏愛していますが、聴きたくても聴けないあのクロイツベルガー弦楽四重奏団の演奏に横目を使いながら(^o^;、若手の弦楽四重奏団のハイドンを片っ端から聴いています。

本当にそれぞれが個性的で、若いながらハイドンに打ち込む熱意と成果が心強い限りです。

そしてピアノソナタ!モーツァルトでもなくベートーヴェンでもなく、あえてハイドンに一枚を費やする見識が泣けますね。こちらもSpotifyで聴きまくってます!

幸いにしてDaisyと重なった時にコメントさせていただきたいと思います!

では、ますますお宝の名演がゾクゾクと掘り出されますように!(^^♪

  • 2019/02/11 (Mon) 20:55
  • REPLY

Skunjp

失礼!

> 幸いにしてDaisyと重なった時に

すみません。Daisy「さん」が抜けていました。<m(__)m>

  • 2019/02/12 (Tue) 06:04
  • REPLY
Daisy

Daisy

Re: こんばんは!影のご意見番です!(^^)

Skunjpさん、いつもながらコメントありがとうございます。

巷では、やれ、クラシックはブルックナーがとどめだの、クルレンツィス爆演だの言っている日本人のなんと多いことか!(チコちゃんの森田アナ風)

我々酸いも甘いも嚼み分けた大人(前期高齢者)は、ハイドンの室内楽の限られた音符の中にどれだけ多彩なアイデアと美しいメロディーが込められているかをじっくり楽しんで豊かな音楽生活を送っているんですね(笑) 解きほぐせないほどのアイデアが盛り込まれた音楽だからこそ、飽きるどころかますます深みにハマっていくわけです。身を任せてさらに深みにハマりましょう(笑)

ご指摘通り、若手演奏家によるハイドンの演奏には惹きつけられるものが多いですね。現代の感覚とハイドンの時代から普遍性のある音楽が出会うことで新たな価値が生まれているのでしょう。

あと3回突っ込んでいただければ名誉ご意見番の称号を進呈いたします!

さらに発掘を続けます。

  • 2019/02/12 (Tue) 21:31
  • REPLY

Skunjp

追伸

Daisyさん、追伸です。

最近、しばしば聴いて楽しんでいる弦楽四重奏団とは、たとえばサラゴン四重奏団であったり、それよりも頻繁に聴いているのはエンゲゴール四重奏団のOp76の5だったりします。

確かエンゲゴール四重奏団はOp77の1がありましたが、あちらは新鮮な秀演ながら若干荒い感じがしました。

ところがOp76の5の方は曲の魅力に新たに開眼させられる演奏でした。私の持論としてOp76という曲集全体が四重奏の枠を超えて弦楽オーケストラに近づいている印象を持っており(ハイドンがそこを目指した?)、なかなかしっくりくる演奏がなかったのですよ。

その点、エンゲゴール四重奏団は妙に説得力があり、他の優秀盤をしのぐ魅力を感じます。

そういえば、Daisyさんのリストを拝見したのですが、この盤はお持ちではないとお見受けしました…(^-^;

  • 2019/02/13 (Wed) 10:48
  • REPLY
Daisy

Daisy

Re: 追伸

Skunjpさん、コメントの波状攻撃ありがとうございます!


サラゴン四重奏団もレビューしたのはもう5年も前のことで、若干記憶が薄れかかっていたので、取り出して聴き直してみると、若手らしい瑞々しい感性が光るなかなかいい演奏ですね。レビュー当時は超鮮明な響きへの驚きがちょっと人工的な印象を感じたように書いてありますが、若手の感性を素直に受け入れるこちらの懐が浅かったかもしれませんね。今聴くと迸るような表現意欲にあふれた演奏に聴こえます。

エンゲゴール四重奏団は、以前レビューした時にOp.76のNo.5の方も探したんですが、手に入らなかったので、そのままになっていました。こちらの方が良いとの啓示がありましたので、遅ればせながら早速注文を入れさせていただきました(笑) 到着が楽しみであります!


  • 2019/02/13 (Wed) 21:24
  • REPLY