作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

Haydn Disk of the Month - November 2018

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なんとなく、慌ただしく日が過ぎていきます。

母が亡くなったのが11月18日の夜。それまでは病院に日参しており、亡くなると葬儀の手配などに奔走。葬儀の翌日にはコンサートのチケットがとってあり、息をつく間も無く諸手続きをこなしながら仕事に復帰して、なんだかバタバタと過ごしております。そんな中でも、コンサートや音楽を聴いて記事を書いたりする時間はなんとなく落ち着くというか、時間を忘れられるため、貴重な感じがしています。

特に、コンサート後に母と同じ歳だとわかったズービン・メータがバイエルン放送響を振ったコンサートは感動的でした。自身も闘病の結果歩くのもおぼつかない体調でヤンソンスの代理を務めアジアツアーのスケジュールをこなした覇気もあっぱれですが、繰り出す音楽はテクニックや表現というレベルではなく、それまでの音楽家人生の年輪の重みがジワリと伝わるものでした。音楽というものの本質が心にあることを改めて教わった気がしています。震災直後のツアーを中止した後、第9を振りに日本に帰ってきたときのコンサートでの日本の聴衆からの心のこもった歓待がこのような体調でも代理を引き受けるモチベーションになったのかもしれませんね。こうした貴重な体験も、悲しいこともありながら、日常が過ぎていくということでしょう。

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さて、今月は大してレビューもしておりませんので、月末の企画はスキップしようかと思っていたところ、昨日記事をアップした段階で、普段通りやろうとなんとなく思った次第。ということで、今月心を洗われたアルバムはこちらです。



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2018/11/29 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】ギョーム・ベロンのXVI:46、絶美!(ハイドン)

おそらく、よほどピアノが好きな方以外は、その存在も知られていないと思われる、フランスの若手ピアニスト、ギョーム・ベロン。このアルバムの演奏からは、非常に洗練されたセンスの極めてデリケートなタッチからしなやかな音楽を繰り出す、類まれな才能を持った人だということがわかります。ハイドンも素晴らしいんですが、シューベルトもドビュッシーも見事。テクニックで圧倒することもなければ、突き抜けた個性を持つ人でもありませんが、今の私にはベロンのハイドンの優しい音楽がしっくりと沁みてきます。ラ・ショー=ド=フォンの名録音会場、Salle de Musiqueでの非常に美しい響きを纏った録音ですので、そういった面からもオススメです。

そして、このほか取り上げたのは2点のみですが、いずれも記事に書いた通り、素晴らしい演奏でした。

2018/11/15 : ハイドン–協奏曲 : アルト・ノラス/オッコ・カム/ヘルシンキ室内管のチェロ協奏曲1番(ハイドン)
2018/11/06 : ハイドン–協奏曲 : 【新着】アルゲリッチ、マイスキーの協奏曲ポーランド放送ライブ(ハイドン)

いつの間にやら、繁華街にはクリスマスツリーに灯りがともり、もう師走。毎年時の流れるのが速くなりますね、、、



2018年11月のデータ(2018年11月30日)
登録曲数:1,363曲(前月比±0曲) 登録演奏数:11,215(前月比+84演奏)



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