作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

ツィーザクのカンツォネッタ集、再び魂の歌

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昨日につづいて歌曲のアルバムを。今日はルース・ツィーザクの歌うハイドンのカンツォネッタ集。
こちらもHMV ONLINEから今日到着したばかりのもの。

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HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

ツィーザクは1963年ドイツ生まれのソプラノ。私よりひとつ年下ですね(笑)
いつものバッハカンタータサイトの略歴をはりつけておきましょう。

バッハ・カンタータ・ウェブサイト:ルース・ツィーザク略歴(英文)

ツィーザクは最近入手のものではサヴァリッシュのオラトリオ四季でハンネを歌っているのが記憶に新しいところ。
その他にはショルティのウィーンフィルの魔笛の新盤のほうでパミーナを歌っていました。

曲目はアメリングの歌曲集とだいぶ重なっており、オールハイドン、英語による6つのカンツォネッタ集1と2全曲、その他英語歌曲、ドイツ語歌曲、あわせて22曲です。録音は2008年10月の録音。ピアノはジェロルド・フーバーという人。

ツィーザクの歌は多少細身な印象はあるものの、透明感と高音域へ抜ける声の美しさはなかなかのもの。フレージングは端正、ピアノとともに律儀な歌を聴かせます。こういった印象の要因のひとつはピアノにあるような気がします。

昨日のベルガンサの入りが、ピアノの名手のゆったりとしたピアノを純粋に楽しめるレベルだったのと比べると、ちょっとピアノは弱いでしょうか。ただ、数曲聞き込んでいくとライヴではないのに調子が上がって、いい感じになります。歌曲における伴奏の出来が歌までふくめた曲の出来に与える印象の大きさをあらためて浮き彫りにしてしまった形になりますね。

トラック15には以前、ダントンとキプニス盤、そしてブラウンとアペル盤で取り上げた、The Spirit's Song「魂の歌」が。このアルバムでもこの曲だけ、緊張感が高まります。ツィーザクの表現がぐっと深くなり、ピアノの詩情も色濃く変化。表現を深くする何かが曲に宿っているでしょう。不思議な魅力をもった曲ですね。

概して後半の曲の方が出来がいいように聴こえました。アルバムを通して評価は[++++]としました。PC盤ブログの右の所有盤リストのOpera & Vocal 3で確認いただけます。

テレビでは連日熱射病など夏の盛りをつたえるニュースが絶えませんが、その中で気になるのは秋刀魚不漁のニュース。秋の楽しみに暗雲が、、、青々と背の張った秋刀魚を焼いて、旨い酒を飲む機会が減ってしまうのでしょうか、、、 生きる悦びが減ってしまいますね(笑)
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