【新着】カロリーネ・フィッシャーのピアノソナタXVI:39(ハイドン)
色々発注したついでに買ったアルバムです。

TOWER RECORDS / amazon / ローチケHMV
カロリーネ・フィッシャー(Caroline Fischer)のピアノによるハイドンのピアノソナタ(Hob.XVI:39)の他、ベートーヴェン、ウェーバー、ショパン、リスト、サン=サーンス、モシュコフスキ、リャプノフのピアノ小品を集めたアルバム。収録は2016年5月5日、6日、9日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのメンデルスゾーンホールでのセッション録音。レーベルはライプツィヒのGENUIN。
奏者のカロリーネ・フィッシャーは1982年にベルリンで生まれたピアニスト。ドイツと韓国のハーフのようで、アジア系の美形ピアニストですね。ベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミー、マンハイム、ジュネーブ、オスロ、ハンブルクで学び、その後多くのコンクールに入賞して頭角を現しました。これまで欧米やアジアの主要なホールで演奏しているとのこと。ネットを検索してみると2012年に東京のドイツ文化センターでコンサートを行ったようですね。
このアルバム、もちろんハイドンのソナタが含まれていることから入手したものですが、ちょっとアイドル系のアルバムの造りゆえ、さして期待せずに注文しました。アルバムタイトルは" Pearls of Classical Music"とあり「クラシック音楽の宝物」とでも訳すのでしょう。ハイドンから近代までの作曲家の小品を集めた構成。気になるのはアルバムにメルセデス=ベンツのロゴが記されており、メルセデスがサポートしているのでしょう。やはりそれなりの才能がなければサポートすることはないでしょうから、ちょっと期待が上がって、聴き始めました。
Hob.XVI:39 Piano Sonata No.52 [G] (1780)
非常にクリアで爽やかなピアノの響き。特段個性的な演奏ではありませんが非常に上質感を感じる演奏。なんとなくメルセデスがサポートする理由がわかります。キラキラと輝くように音階が輝き、小気味好いタッチのキレも感じさせます。これがハイドンのソナタに実によくマッチしていて、アーティスティックというよりは洗練されたハイドンのソナタに聴こえます。小綺麗と片付ける演奏ではなく、非常にバランス感覚に優れた見事な演奏です。このような爽やかさを感じるのは珍しいこと。
聴きどころの短調のアダージョですが、輝きに満ちた陰りを帯びて非常に美しい入り。この美しさはなかなかのもの。そして途中で、ふっと暖かさが差し込む絶妙の瞬間があるのですが、ここの演出もさりげなくて素晴らしい。ハイドンのハーモニーのコントールの見事さをさりげなくちらつかせる見事な表現。表現を抑えながら美しい瞬間を保ち続ける演奏に身を乗り出します。
そしてフィナーレは軽さとさりげなさが高度に融合したサラサラ感。これは女性奏者ならではの表現でしょう。美音を撒き散らすようなきらめき感が秀逸。短いソナタなのに、そして表現を凝った訳ではないのにこれだけの聴きごたえある演奏をするとは。素晴らしいバランス感覚の持ち主ですね。
この後の曲も、ハイドン同様の表現力で聴かせます。
カロリーネ・フィッシャー、日本ではあまり知られていない人でしょうが、このハイドンは素晴らしいですね。ハイドンのソナタは力任せでも個性的過ぎてもうまく響きませんが、こうして一音一音のタッチを研ぎ澄ましたさりげない演奏をされると輝きます。冒頭に置かれたハイドンの演奏でこの人の音楽感が見えてくるようでした。流石メルセデスの広報、目が肥えてます。アルバムにはハイドンは1曲のみですが、この1曲のためにこのアルバムを入手する価値はあります。評価は[+++++]とします。

カロリーネ・フィッシャー(Caroline Fischer)のピアノによるハイドンのピアノソナタ(Hob.XVI:39)の他、ベートーヴェン、ウェーバー、ショパン、リスト、サン=サーンス、モシュコフスキ、リャプノフのピアノ小品を集めたアルバム。収録は2016年5月5日、6日、9日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスのメンデルスゾーンホールでのセッション録音。レーベルはライプツィヒのGENUIN。
奏者のカロリーネ・フィッシャーは1982年にベルリンで生まれたピアニスト。ドイツと韓国のハーフのようで、アジア系の美形ピアニストですね。ベルリンのハンス・アイスラー音楽アカデミー、マンハイム、ジュネーブ、オスロ、ハンブルクで学び、その後多くのコンクールに入賞して頭角を現しました。これまで欧米やアジアの主要なホールで演奏しているとのこと。ネットを検索してみると2012年に東京のドイツ文化センターでコンサートを行ったようですね。
このアルバム、もちろんハイドンのソナタが含まれていることから入手したものですが、ちょっとアイドル系のアルバムの造りゆえ、さして期待せずに注文しました。アルバムタイトルは" Pearls of Classical Music"とあり「クラシック音楽の宝物」とでも訳すのでしょう。ハイドンから近代までの作曲家の小品を集めた構成。気になるのはアルバムにメルセデス=ベンツのロゴが記されており、メルセデスがサポートしているのでしょう。やはりそれなりの才能がなければサポートすることはないでしょうから、ちょっと期待が上がって、聴き始めました。
Hob.XVI:39 Piano Sonata No.52 [G] (1780)
非常にクリアで爽やかなピアノの響き。特段個性的な演奏ではありませんが非常に上質感を感じる演奏。なんとなくメルセデスがサポートする理由がわかります。キラキラと輝くように音階が輝き、小気味好いタッチのキレも感じさせます。これがハイドンのソナタに実によくマッチしていて、アーティスティックというよりは洗練されたハイドンのソナタに聴こえます。小綺麗と片付ける演奏ではなく、非常にバランス感覚に優れた見事な演奏です。このような爽やかさを感じるのは珍しいこと。
聴きどころの短調のアダージョですが、輝きに満ちた陰りを帯びて非常に美しい入り。この美しさはなかなかのもの。そして途中で、ふっと暖かさが差し込む絶妙の瞬間があるのですが、ここの演出もさりげなくて素晴らしい。ハイドンのハーモニーのコントールの見事さをさりげなくちらつかせる見事な表現。表現を抑えながら美しい瞬間を保ち続ける演奏に身を乗り出します。
そしてフィナーレは軽さとさりげなさが高度に融合したサラサラ感。これは女性奏者ならではの表現でしょう。美音を撒き散らすようなきらめき感が秀逸。短いソナタなのに、そして表現を凝った訳ではないのにこれだけの聴きごたえある演奏をするとは。素晴らしいバランス感覚の持ち主ですね。
この後の曲も、ハイドン同様の表現力で聴かせます。
カロリーネ・フィッシャー、日本ではあまり知られていない人でしょうが、このハイドンは素晴らしいですね。ハイドンのソナタは力任せでも個性的過ぎてもうまく響きませんが、こうして一音一音のタッチを研ぎ澄ましたさりげない演奏をされると輝きます。冒頭に置かれたハイドンの演奏でこの人の音楽感が見えてくるようでした。流石メルセデスの広報、目が肥えてます。アルバムにはハイドンは1曲のみですが、この1曲のためにこのアルバムを入手する価値はあります。評価は[+++++]とします。
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