作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

テンシュテットの太鼓連打

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昨日は仕事帰りにタイ料理と白ワインでぐだぐだに(笑) 従って更新にたどり着けず。
今日は挽回のため、ちょい早く帰宅。最近手に入れたテンシュテットの太鼓連打のCD-Rを紹介しましょう。

Tennstedt103.jpg

CD-Rによくあるように、詳しい情報というか、情報らしい情報は書いてありませんが、ネットを調べると、1977年5月9日のライヴのよう。オケはNDRとのみ表記。おそらくNDR交響楽団であろうと思われます。

テンシュテットのファンサイト(英文)

太鼓の導入は張りのある太い音で、腹にきまります。ゆったりとしたテンポで丹念にフレーズを奏でていくテンシュテット独特の迫力を感じさせる音響。事前の想像とピタリとあった展開ににんまり。1楽章のクライマックスにむけた静かな盛り上がりと、再び太鼓の不気味な響き。太鼓連打の1楽章の本質を実に的確に突いています。

続くほの暗い2楽章は淡々と始まり、淡々と進み、次第に快活に変化。途中のヴァイオリンソロが見事。そのまま壮大な展開部に発展し、多彩な表情の変化を見せ尽くします。

3楽章は図太い響きのメヌエット。テンシュテットの気迫がハイドンの規律の枠の中に漲っているよう。中間部の優しい旋律の演出もうまく、メリハリが利いた構成。

そして、終楽章。何度聴いてもハイドンの緻密な筆致に圧倒されます。音符に忠実ながら、素晴らしい迫力で一気に聴かせるテンシュテットのコントロールは見事の一言に尽きます。

これは名演です。スタンダードな演奏ながら、素晴らしい構成感、高揚感、そして抑制。これぞ太鼓連打!
いまだにライヴ盤がリリースされ続けられる理由がわかります。テンシュテットのライヴというだけで多くの人が期待してしまうのも無理はないですね。
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