作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

カンブルランのデュティユー

0
0
twitterでつぶやいたとおり、今日は仕事を出先で切り上げ、サントリーホールへ。
カンブルランと読売日響のコンサートへ出かけました。
本日の夕方は、東京にしては蒸さずに爽やかな気候でした。

いつものように、サントリーホール前のアンデルセンでビールにサンドウィッチをつまんで開場を待ちます。

IMG_0257.jpg

今日は外の席でもそこそこ爽やか。滝のような噴水の音を聞きながら、しばし休息。
開場の18:30にはカラクリオルガンがなり、お客さんが集まってきます。

やおら中に入って開演をまちます。
今日は1階左側の前の方。いい席なんですが、オケが入ると、ヴァイオリンにかくれて金管や打楽器が見えません。前回のオケ横ライトスタンドの方が、視覚的にも音響的にもいいように感じました。

読売日響:第495回定期演奏会

曲目、出演者は上記サイトをご覧ください。

はじめのフォーレは無難な出だし。オケのならし運転的演奏。そこそこぴしっとしてますが、フォーレのやさしい響きをどう演奏するかに感心が集まっているようで、抑制の利いた仕上がり。
つづくメシアンの鳥たちの目覚め。ピアノの児玉桃はメシアンを得意にしているようですが、私ははじめて聴く人。

KAJIMOTO:児玉桃

メシアン独特のメロディと言うか響きというか、鳥のさえずりのような断片的な旋律をピアノとオケの楽器が呼びかけ合いながら混沌とした曲を構成していきます。チェレスタの透き通るような音が心地よい曲ですね。
ピアノは複雑怪奇な音響を極めますが、冷静に音響を構築。なかなかの腕前。
拍手喝采で終わり、4回のカーテンコールで拍手に応えます。

休憩中に赤ワインで喉を潤し、期待の後半に。

後半1曲目はドビュッシー。こちらも児玉桃のピアノ。前半が線の細いオーケストレーションの曲ばかりだったので、分厚い響きとダイナミックレンジに圧倒されます。前後半で曲調が大きく変わる演出ですね。

そして最後はデュティユー。今日はこれを聴きにきました。
5つの変遷というこの曲は15分あまりの曲ですが、作曲は1950年代から60年代の作品。以前FMで聴いて衝撃を受けた曲です。頭の中にある記憶が、眼前の大編成オーケストラの大音響でよみがえります。
所々に楔を打つような響きに縁取られてエロティックな印象さえある弦楽器のうねり。寄せては帰す波のような進行。最後は技巧の限りをつくして大音響のクライマックスへ。
ホールが大音響で吹き飛ばんがごとくのフィニッシュ、そして静寂、そして拍手喝采。

このプログラムではホールが埋まらないだろうと予想してましたが、意外と8割くらいは入っていたでしょう。現代音楽好きの大人な聴衆のカンブルランに対するリスペクトがにじみ出た拍手でしたね。

私は、カンブルラン、オケ、そしてデュティユーにもと想いをこめて拍手。
緻密な指示のカンブルランの指揮に対して、良く応えたオケの熱演が光りました。最近行き始めた読売日響のコンサートですが、毎回満足。やはり生はいいですね。

いただいたチラシによると、カンブルランは11月にハイドンの朝、昼、晩とストラビンスキーの火の鳥という、これまた変わったプログラム。前回の春の祭典も快演だっただけに、これも行ってみようかと画策中。(笑)


終了後は、サントリーホールというかアークヒルズそばのモンゴル料理の店、蒙古の郷に。

食べログ:蒙古の郷

IMG_0262.jpg

IMG_0258.jpg

IMG_0260.jpg

IMG_0259.jpg

今一度、生ビールで喉を潤し、ラムやら、馬刺やら、水餃子やらをつまんで反省会。今週はラム食べたばかりですが、モンゴル風の臭いラムは癖になります。この癖のある味がやめられないんですね。
デュティユーの響きの余韻をさかなに楽しいひと時をすごしました。
関連記事

0 Comments

There are no comments yet.