作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

Haydn Disk of the Month - October 2015

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いよいよ秋が深まってきました。東京でも広葉樹の葉が色づきはじめましたね。ついこの前まで汗ばむような日もあったんですが、季節は何事もなかったかのように変わっていきます。暑さが和らいだのを見計らって、このところ毎週末は庭の草むしりと庭木の枝払いなどに明け暮れております。毎週大きなゴミ袋に4、5袋の草を汗だくになって抜いて、ようやくひと段落。最近庭いじりというか、土と戯れるというか、そういったことが抵抗なくできるようになってきました。どちらかというと草むしりもかなりいい運動なので、健康のためにやっている感じです。父が毎日庭に出ていた気持ちがわかるようになってきました。ジジイ化が進んでいますね(笑)

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庭の小紫には鮮やかな紫の実がなってます。葉先は毛虫に食われたんでしょう(笑)

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なぜだかわかりませんが、すでに木瓜の花が数輪咲いています。枝先を詰めたからでしょうか。




さて、10月に聴いたアルバムからベスト盤を選ぶ月末恒例の企画ですが、今月はこのアルバムです。

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2015/10/23 : ハイドン–オラトリオ : 【新着】フィリップ・ヘレヴェッヘ/シャンゼリゼ管の天地創造(ハイドン)

最近はレビューする前にかなり色々聴いて、気に入ったアルバムしかレビューしておりませんので、必然的に取り上げるアルバムは皆素晴らしいものなんですが、その中でも一際気に入ったのがこちら。天地創造のアルバムは手にはいるものはほとんど手にいれており、所有盤リストに登録したアルバムは現時点で86種。その中でも最近聴いた天地創造ではピカイチの出来です。古楽器の演奏ですが、一聴して古楽器っぽい感じではなく響きはニュートラル。もともと合唱指揮者らしくコーラスは精緻で、意外と言っては失礼ですが歌手もかなりの粒ぞろい。特にバスのルドルフ・ローゼンの語り口の巧さはかなりのもの。他のどのアルバムを聴いても大なり小なり癖を感じてしまうほどにこのヘレヴェッヘの演奏はニュートラル。ハイドンの曲自体の良さを生かすための誠実な演奏が心を打ちます。録音も自然でとてもいいです。天地創造の決定盤、そして入門盤としてもいいものです。未聴の方は是非。

他のアルバムもほとんど[+++++]をつけています。それぞれ記事を読んでいただければわかると思いますが、天地創造に劣らずすばらしいものばかり。

2015/10/29 : ハイドン–ピアノソナタ : エミール・ギレリスのXVI:20 1962年ライヴ(ハイドン)
2015/10/27 : ハイドン–交響曲 : ヨーゼフ・クリップス/ウィーンフィルの驚愕、99番(ハイドン)
2015/10/20 : ハイドン–ピアノソナタ : アンドリュー・ワイルドのピアノソナタ集(ハイドン)
2015/10/08 : ハイドン–交響曲 : ローズマリー・ファーニス/ロンドン室内管の「王妃」(ハイドン)
2015/10/03 : ハイドン–協奏曲 : ペーター・アルノルトのホルン協奏曲(ハイドン)

気に入ったアルバムを聴いてレビューするのはとても楽しいですね。10月は結果的に古い演奏を多く取り上げましたが、音楽の素晴らしさを時代を超えて楽しんでいる感じです。ギレリスのハイドンはちょうど私が生まれた年の録音ということで、録音を通して時代の空気が運ばれてきたような気になり、なんとなく感慨深いものでした。

これからさらに寒くなりますね。季節が変わると沁みる音楽も変わっていきますね。来月はどんな素晴らしい演奏に出会えるでしょうか。手元の未聴盤の山を片付けなくては、、、



2015年10月のデータ(2015年10月31日)
登録曲数:1,340曲(前月比+4曲) 登録演奏数:8,695件(前々月比+50演奏)

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3 Comments

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Skunjp

晩秋の朝

こんにちは、Daisyさん。
まさに時は晩秋、これから紅葉が美しくなる季節を迎えます。
庭の草取りご苦労様です。私は腰が悪いので、我が家の草取りは主に長男がやっています。もちろんタダではないですが(笑)…彼は先日、最前列でテノールを歌っていました。

さて、アンドリュー・ワイルドのピアノソナタ集、良いですねー。最初amazonで見た時、6099円ということで手が出ませんでした。でもAndrew Wildeで検索すると、Haydn;Piano Variationsというのがあって、1円でしたので注文しました。ところが何と、このCD、つまりピアノソナタ集が届いたのです!何かの間違いでしょうか?まあ、とりあえず良かった…ラッキーという感じです(笑)

それにしても、これは優れたハイドンです。お書きになっているとおり、「あまりの自然さ、凛とした美しさに言葉になりません」ですね。「ブレンデルやアックス盤以上の魅力をもっています」、こちらも賛成!

そして私が気づいたのは、ハイドンの「短調の魅力」です。4曲中3曲が短調。大らかで陽気なハイドンも良いのですが、晩秋の静かな朝、少し寒くなりかけた林の中をひとり孤独に歩むような心持ちがします。

どこにも停滞が見られません。音楽は清流のようにサラサラと流れます。しかし良く聴くと繊細な様々な工夫が見られます。最も良い点は、Daisyさんも指摘しておられるように、どこにも強調がなく自然であること、そこから生まれる格調の高さです。この格調の高さは巨匠クラスですね。

アンドリュー・ワイルド、日本ではほとんど知られていないと思いますが、世界にはまだまだこれほどの弾き手が存在するのですね!

一緒に届いた、これも1円のロバート・ハイドン・クラーク:49番、100番もとても良いです。今回も素晴らしいCDのご紹介、まことに有り難うございました!


  • 2015/11/06 (Fri) 11:57
  • REPLY

Daisy

Re: 晩秋の朝

Skunjpさん、コメントありがとうございます。

アンドリュー・ワイルド盤、お気に召したようでなによりです。これほどのハイドンを弾く人が見過ごされてきたというのは、大きな損失ですね。やはり良い演奏は良いということで、当方のニッチなブログですが、この素晴らしさを世に知らしめなくてはなりません。くわえてロバート・ハイドン・クラークも同様ですね。今回2円でハイドン演奏の真髄に触れられたということで、ネットの不思議というか、逆にこのアルバムの価値とは無関係な流通の仕組みの不思議を感じます。なにはともあれ、2枚のアルバムとSkunjpさんが巡り会うご縁があったのでしょう。

私も久しぶりにロバート・ハイドン・クラークのアルバムを引っ張り出して聴いてみることにいたしましょう。

今週末は残念ながらあまり天気がよくなさそうですが、だんだん季節が進み、そろそろ冬の気配もしてきました。音楽を楽しむにはいい季節になってきましたね。

追伸)最近ネイティブ思考の本のお世話になりはじめました!

  • 2015/11/07 (Sat) 15:58
  • REPLY

Skunjp

No title

そ、そうなんですか。ご購入いただきありがとうございます。(実はゴーストライターは私だったりします…汗)。お役にたちますよう願っています。お陰様で好評で、やがて2万部に達しようとしています。有難いことです。

スターバト・マーテルの宿題が出たので、さっそくラースロー・ヘルタイをポチリました。おまけにF図書館でピノック盤も借りました。そのうちまたコメントしようと思います。

  • 2015/11/07 (Sat) 20:40
  • REPLY