作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

Haydn Disk of the Month - June 2015

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ついこの前桜を詣でたと思えばあっという間に夏に入らんとする季節。相変わらずマイペースで記事を書かせていただいておりますが、あっという間に月末となってしまいます。最近はレビューもなかなか数が伸びませんので、旅行には行っているのですが旅行記など番外記事を書く時間もないので本来のレビュー記事に特化させていただいております。ということで、今月選んだアルバムはこちら。



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2015/06/20 : ハイドン–協奏曲 : マリア・クリーゲルのチェロ協奏曲集(ハイドン)

いやいや、虚心坦懐に聴き始めましたが聴いてびっくりのド名演。至芸とはこの演奏のことをいうほどの素晴らしい演奏。NAXOSの面目躍如。マリア・クリーゲルははじめて聴きましたが、自在な弓使いからほとばしる深い情感にただただ圧倒される演奏です。こちらもNAXOSの看板指揮者ヘルムート・ミュラー=ブリュールによるサポートも万全。最近はメジャーレーベルも激安ボックスセット乱発で、いまいち廉価盤の草分け的存在のNAXOSの存在感が薄れつつあったのですが、どっこいメジャーレーベルもびっくりするほど素晴らしい演奏をもカタログに加えていたわけです。やはり目が離せませんね。

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2015/06/01 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : テルプシコルド四重奏団の十字架上のキリストの最後の七つの言葉(ハイドン)

そしてもう一組。こちらも今月のベストからは外せません。テルプシコルド四重奏団によるハイドンの第2作。これは古楽器によるこの曲の演奏のベストです。ハイドンの楽譜を噛み砕いて完全に彼らの音楽になり、滔々とした音楽の流れに引き込まれます。この曲の難しさは、劇的なメロディーの展開ながら、普通に弾くとどうしても平板な印象を伴うところ。このアルバムにはそうした印象は皆無で、どのソナタでもハイドンの書いた音楽の深い意味をじっくりと味わえるところ。若手ながらあっぱれの演奏です。今後が実に楽しみなクァルテットです。



その他、今月は実はかなりのアルバムを聴いて、いいものばかりを記事にしていますので、どのアルバムもおすすめ盤です。詳しくはリンク先の記事を御覧ください。

2015/06/27 : ハイドン–協奏曲 : エリック・オービエ/ブルターニュ管のトランペット協奏曲(ハイドン)
2015/06/16 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : エルデーディ弦楽四重奏団のOp.76(ハイドン)
2015/06/11 : ハイドン–ピアノソナタ : リヒテルのXVI:52 1967年ロンドンライヴ(ハイドン)
2015/06/06 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】深沢亮子のピアノソナタ集(ハイドン)
2015/06/04 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】ラサール四重奏団のOp.71のNo.2(ハイドン)



月末には季節感くらい感じさせないとという変なこだわりから最近の番外を少々。このところ歌舞伎にも温泉にも適当に行っておりますがこのところのマイブームは山梨。勝沼、塩山あたりにはちょくちょく出かけてワイナリー巡りをしております。意外とこの辺りの名刹、恵林寺には立ち寄っていなかったので今月はじめて訪問した次第。

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甲斐武田氏の菩提寺として知られる恵林寺。入り口にあたる三門に書かれた「滅却心頭火自涼」の文字。調べてみると甲州征伐で武田氏が滅亡した後、織田勢によって焼き討ちにあった際、恵林寺大導師の快川紹喜が燃え盛る三門の上で「安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」と発して焼死したとのこと。この三門は再建後のものとのこと。歴史を感じる佇まい。

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恵林寺には武田信玄に加えて、時代劇では悪役が多い柳沢吉保の墓もあったんですね。恵林寺の見学入り口の風林火山の書が趣深いです。

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主目的はワイナリー巡り。最近日本のワイン、特に甲州の白のミネラルと酸味の織りなす味わいの面白さに開眼し色々飲んでますが、やはりワイナリーに行って直接ワインを仕入れると作り手の心意気を直に感じられてなおさら味わい深く感じます。いろいろ仕入れて楽しんでおります。これもストレス発散ですな(笑)

さてさて、そろそろ夏本番。7月もどのような名演に出会えますでしょうか、、、



2015年6月のデータ(2015年6月30日)
登録曲数:1,336曲(前月比±0曲) 登録演奏数:8,542件(前々月比+81演奏)

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2 Comments

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MK

毎度ご来県ありがとうございます

先程昼食用として、使い残した玉ねぎやご近所から頂いたキャベツを用い、古くなった使い残りのお好み焼粉を有効活用すべく、調理師無事嫁と二人で食した処。
尚、材料を溶く水の代わりに用いたのは、これまた使い残りの2008年物甲州シュールリー。
ワインが好きだなどとほざく娘も、本格的辛口白ワインの旨さを理解せず、結局調理用として使用する事が多くなっております。
現在当方ドクターストップが掛っておりまして(笑)在庫のビンテージ物が減りません。
甲州種を用いた辛口白ワインは癖がなく、勿体ないようですが、料理酒として最適。
再度瓶に残る残渣まで使い、フランベして、焼き上げた次第(笑)。
7月を迎え、そろそろ桃が食べ頃になるはずですが、開花期の長雨の心配もあり、いかがなものでしょうか。
現在、梅雨とは云え、少雨傾向が続いております。
今後も雨量が少なく、晴天に恵まれますと、ビンテージイヤーと云った期待をしたい処。
果樹王国山梨をこれからもご贔屓ください。
ありがとうございました。

  • 2015/07/02 (Thu) 15:31
  • REPLY

Daisy

Re: 毎度ご来県ありがとうございます

MKさん、コメントありがとうございます。ちょっと返信が遅くなりすみません。
甲州のしかもシュールリーでお好み焼きを溶くなど、山梨県民でなくてはできない贅沢ですねぇ。さぞかしコクのあるお好み焼きになったことでしょう! 山梨は東京から1時間で行けるパラダイスですね。帰りは渋滞するので2、3時間かかることも多いですが、花、フルーツ、食べ物、そして何よりワインとまさに夢の国です。
先週は久しぶりに山中湖に出かけ、帰り際に須走の道の駅で山ほど野菜を買い、途中見つけたのキリンの富士御殿場蒸留所でシングルモルトを仕入れるなど、またまた至福の旅でした。
今後もちょくちょくお邪魔しますので、宜しくお願いいたします!

  • 2015/07/04 (Sat) 09:49
  • REPLY