エジンバラ四重奏団のOp.20のNo.4(ハイドン)
久々にマイナー系(笑)

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エジンバラ四重奏団(Edinburgh Quartet)の演奏によるハイドンの弦楽四重奏曲Op.20のNo.4、バルトークの弦楽四重奏曲1番(Op.7)、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲4番の3曲を収めたアルバム。収録情報は記載がなくPマークが2001年とだけありますので、その前のセッション録音でしょう。レーベルは好きな英Meridian。
このアルバム、例によって、私の所有盤リストに無いアルバムを次々と貸していただく湖国JHさんから送り込まれたもの。しかも水彩画のような素朴なジャケットでレーベルもMeridianということで、マイナーなアルバム好きな人同志にしかわからないニッチな趣に溢れたもの。エジンバラ四重奏団と言う名前もはじめて聴く団体の上、曲は太陽四重奏曲からということで実に興味深いアルバムであります。
奏者であるエジンバラ四重奏団について、ちょっと調べてみました。このアルバムの演奏メンバーは下記のとおり。
第1ヴァイオリン:スザンヌ・スタンゼレイト(Susanne Stanzeleit)
第2ヴァイオリン:フィリップ・ブリン(Philip Burrin)
ヴィオラ:ミカエル・ビーストン(Michael Beeston)
チェロ:マーク・ベイレー(Mark Bailey)
Edinburgh Quartet | One of Britain's foremost chamber ensembles
エジンバラ四重奏団は1960年、エジンバラ大学で設立されたクァルテット。現在はエジンバラのネピア大学のレジデントクァルテットとなっているようです。上のリンク先を見るとこの演奏当時のメンバーで現在も残っているのはチェロのマーク・ベイレーのみ。この演奏当時は第1ヴァイオリンのスザンヌ・スタンゼレイトがリーダーであり、英国でも腕利きとして知られた人だったということです。特にスコットランドの作曲家の作品の演奏によって知られた存在で、BBCなどの放送やコンサートでも英国内ではおなじみのクァルテットといったところでしょう。
そのエジンバラ四重奏団のハイドン、バルトーク、ベートーヴェンを収めたアルバム。Meridianレーベルらしい鮮明な録音で、タイトなクァルテットの魅力が録られたなかなかいい演奏でした。
Hob.III:34 / String Quartet Op.20 No.4 [D] (1772)
かなり鮮明なクァルテットの響き。すぐ近くにリアルに定位します。弦の音に魂が宿るような切々たる響きにいきなり惹き付けられます。シュトルム・ウント・ドラング期の傑作四重奏曲が禁欲的なほどにタイトに響きゆったりとした音楽にかなりの緊張感を添えます。特にスタンゼレイトのヴァイオリンのテンションが一際目立ちます。まるで弦のテンションが他の奏者よりも倍あるような浸透力ある音色で迫ってきます。1楽章は心にぐさぐさと刺さってくるような演奏。
続く2楽章は少しテンションは落とすものの、鋼のようなスタンゼレイトのヴァイオリンの魅力は変わらず。他のパートもテイストを合わせて寄り添います。チェロのベイレーのソロになるとすこしテンポを落として曲を落ち着かせます。変奏のタイトさは変わらず、表情の変化をつけながらも浸透力のある音楽が流れていきます。変奏毎の巧みな表情づけは流石。自然なアンサンブルから味わい深いメロディーが紡ぎ出される現場をみているよう。
メヌエットは逆にそれほどテンションを保っているわけではなく、むしろ変化はほどほどに朗々とした演奏。このメヌエットの普通さがフィナーレに利いてくるのでしょうね。
そしてフィナーレですが、スタンゼレイトのヴァイオリンのキレが鋭くなり、速めのテンポで一気にまくしたてます。小気味好く弓を捌いて、クリアな音階を重ねていきます。デッドな録音の分、畳み掛ける迫力もひしひしと伝わります。響きの髄が伝わってくるような迫真の演奏。最後はすっと力を抜いて、曲をやわらかく終えます。
CDをそのままにしていると、タイトなアンサンブルの魅力を保ったまま、バルトークの弦楽四重奏曲に入ります。おそらくこのクァルテットの音色とタイトな演奏にはバルトークが一層似合いそうですね。このアルバムの聴き所はバルトークかもしれません。
エジンバラ四重奏団によるハイドンのハイドンの弦楽四重奏曲Op.20のNo.4。眼前に鮮明に定位するクァルテットが、手を切りそうなほど鋭い音色でハイドンの名曲を料理して行くようすは、それなりに楽しめるもの。この太陽四重奏曲は1曲1曲が創意に溢れていますが、その聴き慣れた曲を鋼のごとき鋭さで音楽にして行く様子は見事と言う他ありません。久々の辛口のハイドン。弦楽四重奏好きな方向けのなかなか聴き応えのある演奏です。評価は[++++]とします。

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エジンバラ四重奏団(Edinburgh Quartet)の演奏によるハイドンの弦楽四重奏曲Op.20のNo.4、バルトークの弦楽四重奏曲1番(Op.7)、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲4番の3曲を収めたアルバム。収録情報は記載がなくPマークが2001年とだけありますので、その前のセッション録音でしょう。レーベルは好きな英Meridian。
このアルバム、例によって、私の所有盤リストに無いアルバムを次々と貸していただく湖国JHさんから送り込まれたもの。しかも水彩画のような素朴なジャケットでレーベルもMeridianということで、マイナーなアルバム好きな人同志にしかわからないニッチな趣に溢れたもの。エジンバラ四重奏団と言う名前もはじめて聴く団体の上、曲は太陽四重奏曲からということで実に興味深いアルバムであります。
奏者であるエジンバラ四重奏団について、ちょっと調べてみました。このアルバムの演奏メンバーは下記のとおり。
第1ヴァイオリン:スザンヌ・スタンゼレイト(Susanne Stanzeleit)
第2ヴァイオリン:フィリップ・ブリン(Philip Burrin)
ヴィオラ:ミカエル・ビーストン(Michael Beeston)
チェロ:マーク・ベイレー(Mark Bailey)
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エジンバラ四重奏団は1960年、エジンバラ大学で設立されたクァルテット。現在はエジンバラのネピア大学のレジデントクァルテットとなっているようです。上のリンク先を見るとこの演奏当時のメンバーで現在も残っているのはチェロのマーク・ベイレーのみ。この演奏当時は第1ヴァイオリンのスザンヌ・スタンゼレイトがリーダーであり、英国でも腕利きとして知られた人だったということです。特にスコットランドの作曲家の作品の演奏によって知られた存在で、BBCなどの放送やコンサートでも英国内ではおなじみのクァルテットといったところでしょう。
そのエジンバラ四重奏団のハイドン、バルトーク、ベートーヴェンを収めたアルバム。Meridianレーベルらしい鮮明な録音で、タイトなクァルテットの魅力が録られたなかなかいい演奏でした。
Hob.III:34 / String Quartet Op.20 No.4 [D] (1772)
かなり鮮明なクァルテットの響き。すぐ近くにリアルに定位します。弦の音に魂が宿るような切々たる響きにいきなり惹き付けられます。シュトルム・ウント・ドラング期の傑作四重奏曲が禁欲的なほどにタイトに響きゆったりとした音楽にかなりの緊張感を添えます。特にスタンゼレイトのヴァイオリンのテンションが一際目立ちます。まるで弦のテンションが他の奏者よりも倍あるような浸透力ある音色で迫ってきます。1楽章は心にぐさぐさと刺さってくるような演奏。
続く2楽章は少しテンションは落とすものの、鋼のようなスタンゼレイトのヴァイオリンの魅力は変わらず。他のパートもテイストを合わせて寄り添います。チェロのベイレーのソロになるとすこしテンポを落として曲を落ち着かせます。変奏のタイトさは変わらず、表情の変化をつけながらも浸透力のある音楽が流れていきます。変奏毎の巧みな表情づけは流石。自然なアンサンブルから味わい深いメロディーが紡ぎ出される現場をみているよう。
メヌエットは逆にそれほどテンションを保っているわけではなく、むしろ変化はほどほどに朗々とした演奏。このメヌエットの普通さがフィナーレに利いてくるのでしょうね。
そしてフィナーレですが、スタンゼレイトのヴァイオリンのキレが鋭くなり、速めのテンポで一気にまくしたてます。小気味好く弓を捌いて、クリアな音階を重ねていきます。デッドな録音の分、畳み掛ける迫力もひしひしと伝わります。響きの髄が伝わってくるような迫真の演奏。最後はすっと力を抜いて、曲をやわらかく終えます。
CDをそのままにしていると、タイトなアンサンブルの魅力を保ったまま、バルトークの弦楽四重奏曲に入ります。おそらくこのクァルテットの音色とタイトな演奏にはバルトークが一層似合いそうですね。このアルバムの聴き所はバルトークかもしれません。
エジンバラ四重奏団によるハイドンのハイドンの弦楽四重奏曲Op.20のNo.4。眼前に鮮明に定位するクァルテットが、手を切りそうなほど鋭い音色でハイドンの名曲を料理して行くようすは、それなりに楽しめるもの。この太陽四重奏曲は1曲1曲が創意に溢れていますが、その聴き慣れた曲を鋼のごとき鋭さで音楽にして行く様子は見事と言う他ありません。久々の辛口のハイドン。弦楽四重奏好きな方向けのなかなか聴き応えのある演奏です。評価は[++++]とします。
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