作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

【番外】関西・四国・中国大紀行(その11)

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(つづき) その1

三朝温泉を出てから国道179号をどんどん南下。中国山地に分け入り奥津温泉をやり過ごしてさらに南下するとカーナビに大きな湖が映ります。しかも、これがかなりの大きさ。先ほどごく小さなダムをやり過ごしてきたばかりだったので、母親に「見てく?」と聞くと、ニンマリ。

ということで、青々と水をたたえた湖が見え始めてから、「苫田(とまた)ダム」との道路標識を見つけ、国道からそれて右に入ります。

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すぐにレストハウスのようなものがあり、車を停めて降りてみました。ここは「みずの郷」という施設でした。駐車場には車が何台も停めてあり、この近くの観光スポットのようです。

みずの郷 奥津湖

この湖、奥津湖と言うそう。かなりの大きさです。しかも、護岸が緑に覆われ、いかにもダム湖というような古びた雰囲気はありません。車を降りてまわりを見回してみてはじめてわかったんですが、肝心のダムはまだ遥か先です(笑) ということで、施設の脇から湖の景色を少々楽しんだあと、そそくさと車に乗り込み、すぐに出発です。目的はダムですから(笑)

湖沿いに車を進めると、何故か橋を渡って湖の対岸に出るよう指示があります。だんだん道が細くなって、若干不安になりながらも、指示通りぐんぐん進むと、細道かなり走ったところにようやくダムらしきものが見えてきました。

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管理事務所らしき建物の脇に車を停めてウロウロしてみます。ダムも管理事務所もかなりモダンな造り。特に管理事務所は空中に浮いていて、免震ゴムに支えられています。

ダム便覧:苫田ダム

苫田ダムについて調べて見ると、重力式コンクリートダムで、1972年工事開始で2004年の竣工。総貯水量は8410万㎥。かなり広大に見えますが、これでも小河内ダムの半分くらいの大きさです。ただし、貯水量ではなく流域面積で見ると小河内ダムより少し小さい程度ということで、広さはやはりかなりのものでした。

上に貼ったダムのサイトでもこのダムのモダンなつくりにダムマニアの方々もうっとり。確かに建築年代が新しい事もあり、これまで見てきたダムと垢抜け方が違います。なんと、土木学会デザイン賞2007で、最優秀賞に選定されたとのこと。建築系は一般の人も感心があるかと思いますが、土木学会の賞ということではかなりマニアックな賞です。土木構造物のデザインは日本ではなかなか注目される存在ではありませんでしたので、これはこれで意義のあるものでしょう。

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ダムの下流側。直線を基調としたモダンな意匠。

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お約束で、ダムの中央まで行って、下流の流れをパチリ。ダム自体の大きさ、高さはさほどでもないので小河内ダムほどの迫力はありませんが、逆に土木構造物としては端正な造りにちょっと驚きます。

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そして湖側の景色。なにやらダムは、貯水量を上回った時に、どう水が流れるかも考えて造ってあるそう。そう言われてみればそのとおり、なるほど溢れ方にも気を配って造らねばなりませんね。ダムマニアの母親も、モダンなつくりのダムがお気に召したよう。なにしろダムマニアもうっとりのダムということで、征服感も一入(笑)

炎天下、しばらくダムのまわりをうろついて、お腹も空いてきました。事前に食べログであたりをつけていた、ホルモンうどんのお店とラーメンとどちらがいいか車内でたずねると、「ラーメン」とのことで、津山市郊外のラーメン屋さんをカーナビにセットしていざ出発。もう津山市まではすぐそこ。

国道179号を南下して、すぐに広域農道を左折するようナビに促されます。農道を進むとまた小さなため池がありますが、先程立派なダムを見ていますので、無表情にやり過ごします。ナビに従って進むと程なくラーメン屋さんに到着しました。

食べログ:麺屋大輔 津山

このお店、食べログの評価が素晴しく高いお店。たかがラーメン、されどラーメン。連日旅館の豪華和食をこなしてきていますので、妙にラーメンのようなものが食べたくなるんですね、これが。ちなみに普段、ラーメンをよく食べたり、ラーメンマニア的にお店をまわるという習性はなく、どちらかというと蕎麦屋さんの方が好み。旅の食生活が脳のラーメン中枢のスイッチを入れたということでしょう。

お店に入ったのはすでに13:00を廻っていましたので、幸い席にすぐ座れました。店の外には待つお客さんのためのスツールが沢山おいてあり、流石は人気店というところ。

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頼んだのは、私が豚骨ラーメン卵入り。オーソドックスな豚骨ラーメンですがスープにコクがあり、実に旨い。流石に評判の店だけあります。マスターはこの味のバランスを保つ舌の感度を持ち合わせているのでしょう。

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嫁さんが塩ラーメン(ふつう)。こちらが看板メニューでしょう。塩といいながら、やはり深いコクがスープに宿り、麺も豚骨の細麺とは別。こちらはそう簡単に出せる味ではありませんね。いつもどおり半分ずつ交換していただきましたが、どちらも絶品でした。投入堂とダムで歩き回って空腹だったせいもありますが、体に染み渡る旨さでした。

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母親三兄弟もご満悦(笑)

ちょっとゆっくりさせてもらって、再び神戸に向かって車を走らせます。この日の午後は、いちおう三朝と神戸の間の見所として姫路城をルートに入れてありましたが、iPhoneで確認してみると、現在修理中で白鷺城は仮囲いの中であることがわかりました。また、午前中の三佛寺を歩いて母親も少々疲れ気味ということで、代替案も用意してあったんですね。

実は、この代替案こそ、私がこの旅で一番楽しみにしていたところ。ちょっと地味な存在ではありますが、日本建築史上、投入堂に勝るとも劣らない革命的な一歩となった、中部日本屈指の国宝です。

期待を煽って、まだつづきます。

その12へ)

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2 Comments

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sifare

三朝温泉、三徳山、乗馬~

こんばんは~

何枚かお勧めのCDも入手し、中でもグロウホヴァやミールズの盤には特にその音色に魅了されました!どちらも匂い立つ雰囲気がありますね。

また私は1泊旅行でしたが、三朝温泉、三徳山など楽しんできました!行きは泣く泣く(笑)苫田ダムを横目で見過ごし(興味なしの人がいるもんで)のドライブ、帰りは蒜山高原でジンギスカンやお姉さんに引かれての乗馬(^-^)も楽しんできました~

日常を少し離れての時間もまたいいもんですね。水琴窟の音のするお守りを頂いてきました~


Daisy

Re: 三朝温泉、三徳山、乗馬~

こんばんは~(笑)

なかなか良い夏休みを過ごされましたね。三徳山、三朝温泉とはマニアックな行き先! 投入堂には登られたのでしょうか? 夏なので登ったら汗だくですね。おっしゃる通り、旅は日常を離れることが貴重ですね。

こちらはばっちり日常に揉まれてます(苦笑)

さてさて、グロウホヴァはお気に召すと思ってました。そしてドロテー・ミールズもいいですね。お気に入りいただき何よりです!

  • 2014/08/01 (Fri) 21:57
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