作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

アルゲリッチ、クレーメルによる動物の謝肉祭(ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン)

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昨日は、東京のゴールデンウィークの風物詩、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出かけました。毎年聴きに行っている訳ではありませんが、昨年は衝撃的な演奏を聴き、このお祭りをちょっと見直した次第。

2013/05/05 : コンサートレポート : 【番外】ラ・フォル・ジュルネで衝撃のブーレーズライヴ

ブーレーズの育てた手兵によるブーレーズは目の覚めるような鮮やかさ。とてもライブとは思えない精緻な演奏に鳥肌の立つような体験をしたことを今でも思い出します。

ゴールデンウィークには温泉でも行けば良いのですが、激しく渋滞する高速道路のニュースなどを見ると遠出する意欲も下がります。ということで今年もゴールデンウィークはラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで楽しもうという段取りです。

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2014公式サイト

今年のプログラムが発表された時に、なにか面白そうなものはないかと探して、いくつかコンサートのチケットを買いましたが、後になって追加公演として発表されたのが昨日のプログラム。マルタ・アルゲリッチにギドン・クレーメルという空前のメンバーの公演がラ・フォル・ジュルネのいつもの格安の値段で聴けるということで、こちらも追加でチケットをとったと言う次第。ただし、時間が22:15開演という、ラ・フォル・ジュルネならではの時間帯。

幸い5月3日の東京はいいお天気。深夜のコンサートのみ出かけるというのも野暮ですが、この日はいつも飲んでるお仲間たちとの飲み会をセット。私も嫁さんも4月が誕生日で、結婚記念日も4月ということで、毎年4月にはお祝いしてくれているというか、それにかこつけて飲むのを楽しみにしているだけなんですが(笑)、今年は諸事情で5月3日になったもの。

まずは、ラ・フォル・ジュルネのコンサート会場である東京国際フォーラムに近い、有楽町のお店で飲みです。


ぴょんぴょん舎:GINZA UNA店


手軽で美味しいので良く寄っている、盛岡冷麺の名店、ぴょんぴょん舎。最初に行ったのは仙台に住んでいた頃、盛岡の本店です。いつもお手軽なコース(ゆずコース)を頼むんですが、それでも多数の小皿と焼肉でお腹いっぱいになります。

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まずは良く冷えたビールで乾杯。良く冷えたグラスにクリーミーな泡。このシズル感が重要です。

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小皿をいろいろ楽しんで、、、なぜか、ユッケ風のものもこのあと出てきますが、調べたところ桜肉でした。

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これはカルビとハラミ。これで4人前。この前にタン塩、この後にミノ、ホルモンなども出てきて焼肉は十分。

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そしてお目当ての冷麺。コースなのでハーフ冷麺ですが、これがちょうど良い量で、しかも歯ごたえのよい盛岡そのままの冷麺。おしゃべりを楽しんでいるうちに時間となり、コンサートに、、、



というにはまだ時間が早く、この日はこのあと、なんとマジックバーに!

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食べログ:マジックバー十時 丸の内ブリックスクエア店

友人の招待で、人生初のマジックバーへ。既に友人から仕込みがしてあり、結婚記念日ということで(本当は前月です!)いきなりマジックでお祝いのボトルが出されます。目の前で見るマジックはやはり迫力が違い、どうしてそうなるのかと言う事の連続。トランプ一つでも手際の鮮やかさは流石。

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終盤嫁さんが呼ばれ、マジシャンと一緒にテーブルを中に浮かせてみせます(笑) コミカルなマジシャンのMACさんの舞台に場内大爆笑。いやいやこれは楽しいですね。



そんなことをしているうちに、開演時間が迫ってきました。開演15分前にはホールに到着。会場となるホールAは5000人収容の大ホール。すでにロビーは大勢の人でごった返していました。流石にアルゲリッチとクレーメルということで、深夜開催にもかかわらずホールは満席です。

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今日の席は2階席の中央あたり。ステージからは遠いですが、ピアノを調律する音はかなりクリアに聴こえ、それほど悪くありません。

プログラムと出演者は次とおり。

ストラヴィンスキー:春の祭典(2台ピアノ)
サン=サーンス:動物の謝肉祭

マルタ・アルゲリッチ (ピアノ)
酒井茜 (ピアノ)
ギドン・クレーメル (ヴァイオリン)
堀米ゆず子 (ヴァイオリン)
川本嘉子 (ヴィオラ)
ギードゥレ・ディルバナウスカイテ (チェロ)
吉田秀 (コントラバス)
ジュリエット・ユレル (フルート)
ラファエル・セヴェール (クラリネット)
安江佐和子 (打楽器)

前半はピアノデュオによる「春の祭典」、アルゲリッチとデュオを組む事になったのは酒井茜さんという人。私はもちろんはじめて聴く人ですが、桐朋学園出身で、これまで別府アルゲリッチ音楽祭などに出演していることから、アルゲリッチから認められている人でしょう。他にもクレメラータ・バルティカ、シンフォニア・ヴァルソヴィアなどと共演していることから、かなりの腕前と想像できます。

冒頭からピアノが交互に春の祭典のメロディーをやりとりする、なかなかスリリングな編曲。アルゲリッチは流石と思えるリズムのキレ。2人の呼吸が微妙にズレるところもありましたが、この難曲をピアノをフルに響かせて聴かせる大迫力の演奏。会場は水を打ったように2人の演奏に聴き入ります。基本的にアルゲリッチが主導権を握っているんですが、渾身の打撃を加えるのは酒井さんの方が多く、寄せては返す波のようにピアノの響きの塊が迫ってきます。やはり圧巻はアルゲリッチの的確なテンポ設定と安定感。格のちがいを見せつけたといったところでしょう。5000人の観客からの降り注ぐような拍手に2人とも満面の笑みで応えていました。

後半は奏者が増え、2台のピアノをステージ奥にずらして奏者席を準備します。曲目はサンサーンスの「動物の謝肉祭」。

普段はほとんど聴かない曲ですが、手元にはチッコリーニとワイゼンベルクがソロを務め、ジョルジュ・プレートルがパリ音楽院管弦楽団を振ったLPがあり、昔はよく聴いたものです。

会場にメンバーが現れると拍手喝采。クレーメルは髪は真っ白。カミソリのようなキレ味は健在でしょうか。あまりに久しぶりに聴く曲なので、非常に新鮮。この曲はソロの腕前を試すようなところががあり、ピアノをはじめとしてコントラバス、フルート、チェロなどの楽器が代わる代わる鮮やかにソロを披露、流石にアルゲリッチとクレーメルと肩を並べて演奏するだけのことはあるメンバーですね。曲を思い出すためにちょっと調べたところ下記のような流れでした。

第1曲「序奏と獅子王の行進曲」
第2曲「雌鶏と雄鶏」
第3曲「騾馬」
第4曲「亀」
第5曲「象」
第6曲「カンガルー」
第7曲「水族館」
第8曲「耳の長い登場人物」
第9曲「森の奥のカッコウ」
第10曲「大きな鳥籠」
第11曲「ピアニスト」
第12曲「化石」
第13曲「白鳥」
第14曲「終曲」

象のコントラバスソロ、大きな鳥籠のフルートソロ、白鳥のチェロと、クレーメルらとの演奏らしい、キリリと引き締まったアーティスティックさを感じさせる素晴しいもの。この辺が並の奏者と違うところでしょう。引き締まった表情によって曲のキレ味が増した感じです。終曲では総決算のように各楽器が弾み、アンサンブルの面白さを極限まで引き出していました。

もちろん最後は万来の拍手。何回かのカーテンコールのあと、アンコールで終曲を再度演奏。鳴り止まぬ拍手に何度もステージに呼び戻されるメンバーの笑顔が印象的でした。観客の皆さんも終電の時刻にそわそわとしながらも惜しみない拍手を送っていました。

いやいや、やはり生で聴く音楽はいいですね。聴きに来た甲斐がありました。

ラ・フォル・ジュルネですが、5日にもう2つコンサートのチケットをとっています。そちらはまたあらためて。

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2 Comments

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sifare

美味しそう!

おはようございます~

いつもながら食べたくなるレストラン情報ともちろん観劇レポート楽しく読ませて頂きました!
お祝い事続きの4月なんですね、おめでとうございます(^-^)
テーブルを浮かす術まで取得されたなんて怖いものなしですね(^_-)-☆

私も滋賀でのラ・フォル・ジュルネ検討したんですが、今回はパスしました(>_<)というか、滋賀まではさすがに遠くてよほど興味が湧かないとちょっとねってというのが正直なところ。

でも先日はカウンタテノールの「フィリップ・ジャルスキーとヴェニス・バロック・オーケストラ演奏会」を堪能してきました!ライブでオケの自由闊達なやりとりをワクワク楽しみ、ジャルスキーの透明な声色の誘いで夢見る想いでした。素敵な時間を過ごすことができました。

Daisy

Re: 美味しそう!

sifareさん、いつもファンクラブ会員のようなコメント、ありがとうございます!
関西ではラ・フォル・ジュルネは滋賀で開催されるんですね。東京は今年で10周年とのことで、曇天にも関わらず今日も盛り上がっておりました。

フィリップ・ジャルスキーとヴェニス・バロック・オーケストラ、カウンターテナーによるバロックオペラということで実に興味深いですね。まったく知らぬ団体ですが、機会があったら聴いてみたいとおもいます。やはり歌はいいですからね!

  • 2014/05/05 (Mon) 21:50
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