作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

ノリントンの四季、到着

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今日は、先日天地創造が意外にとってもよかったノリントンの四季。HMV ONLINEで在庫ありだったため、すぐに到着。

NorringtonSeasons.jpg
HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

天地創造のレビューは6月20日の記事をご覧ください。

こちらのアルバムは天地創造と全く同じデザインで写真の部分が、ボートの浮かぶ池と柳の枝垂れる風景。よく見ると湖面には蓮が。カメラの向きを変えただけですね(笑) シリーズの一貫性というか、手軽にやっているというか、いいノリです。

天地創造は1990年3月の録音で、こちらは翌91年9月の録音で、同じライヴです。
オケ、コーラス、ソリストまですべて同じ組み合わせ。
ということで、きびきびとしたオケとすばらしい歌、コーラスに期待せざるを得ません。

天地創造がある意味冒頭のスピードにビックリさせられたので、四季も速い始まりなのかと思って身構えていたところ、普通のテンポでビックリ! こちらは極めてオーソドックスなテンポ設定、聴き進めていってもテンポは至って普通。むしろ遅めに感じる部分もあるほどです。
天地創造の始まりの部分にノリントン独特の変化をつけたというこだったんでしょう。

オーケーストラは、天地創造と同様、非常に俊敏な反応の良さを感じさせる一方、いい意味で力が抜けて非常にリラックスして弾いているように聴こえます。
これが、ハイドンの曲の本質をついているように感じられます。天地創造で創意の限りをつくした時にくらべ、四季の作曲時には、農民の悦びを曲にすべく、人生の総決算としてゆったりと筆をとって書いた曲。この状況に忠実に演奏しているように聴こえます。

そして、ソロも抜群。やはりソプラノのクリスティーネ・エルツェが最高。

ノリントンらしさが溢れているのはトラック19の夏のクライマックスを迎えるところ。ティンパニを強打させてオケも爆発。ふけ上がり度合いがノリントンならでは。

天地創造同様、こちらももちろん最高評価の[+++++]としました。20年前のノリントンはキレていましたね。最近のノリントンのハイドンは、このころの緻密さがなくなり、ノンヴィブラートなオケの響きと楽天的な曲の運びだけが目立つようになってしまったように感じます。ただしこれはハイドンの曲だけから感じる印象で、ノリントンの他の曲をよく聞いている訳ではありませんので、念のため。
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