作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

愛機ARCAM FMJ CD23逝く

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このところ、自宅のCDプレイヤーから、少しジーというノイズがし始めていました。音楽を聴くのにそれほど問題はなかったものの、日に日にノイズは大きくなり、だんだんジリジリと言うように。これは具合が悪いと思い始めた矢先、昨日には再生音にもかなりのノイズが乗り始め、電源を入れたり切ったりしているうちに、ついに再生ボタンを押しても再生しないようになりました。何度か記事に書きましたが、使っていたのはARCAMというイギリスのメーカーのCDプレイヤー。

オーディオの足跡:ARCAM FMJ CD23

ずいぶん前に秋葉原で試聴して手に入れたもの。おそらく2001年くらいだったのだと思います。それ以前はQUADの66CDと66PRE、606で音楽を楽しんでいました。MacのiPhotoを掘り起こしたら昔の写真が出てきました。

2000QUAD.jpg

これは2000年頃の府中のマンションのリビングルーム。当時はスピーカーがRogersのLS5/9 Classicで、QUADの66シリーズ、アナログプレイヤーがYAMAHAのYP-D9というラインナップでした。購入したのは確か秋葉原のテレオン。国産の数機種とミュージカル・フィディリティ、ARCAMをいろいろ聴かせてくれて、その場の印象ではミュージカル・フィディリティの濃厚な弦の艶が印象的で、ARCAMはちょっとさっぱりしすぎた感じでした。いろいろ逡巡して、ショップの環境での、この濃厚な印象はちょっと家ではくどいかなと思い、ARCAMを選んだ次第。

数日後に届いて自宅のシステムに組み込むと、やはりQUADの66CDと比べてもかなりあっさりした印象でしたが、CDプレイヤー等の技術は日新月歩。空間表現と鮮明さは次元の違うもので、音楽の印象もずいぶんかわりました。すぐにメインシステムのQUADの66CDは書斎のサブシステムに移動しました。

2001ARCAM.jpg

こちらは2001年の写真。CDプレイヤーのみARCAMのFMJ CD23に変わっています。

この後仕事で仙台に転勤して、2年ほど自宅を留守にしました。そのあと、ARCAMが気に入ってQUADからARCAMのFMJ A32を手に入れました。こちらはやはりかなりさっぱりした音色で、手に入れた当初、さっぱりしすぎて後悔したほど。ただし鳴らし始めて2週間ぐらいで見る見るうちに空間表現が鮮やかになり、すっかりなじんできた次第。以来今までメインシステムはARCAMコンビでやってきたという次第。

さて、今回、CDが動かなくなってしまったので、とりあえず父が使っていたMarantzのSA-15S1とPM-15S1と、アンプも含めて接続し直してみました。

IMG_6988.jpg

実はプリメインのARCAM FMJ A32の方も、音は問題ないのですが、冬になり、家人がドライヤー等を使うとトランスがうなるようになっていたので、アンプまで含めてつなぎ変えた次第。

久しぶりの配線なので、電源の極性なども検電ドライバーで確認しながら綺麗につなぎ変えてみました。

クラスはほぼ同クラスながら、やはり国産品はカッチリとした音で、オーディオ的にはすぐれているのでしょうが、あのARCAMの必要十分というか、穏やかで、実に自然な表情が出ません。特に高音にかなり艶が乗り、キラキラするような雰囲気が気になります。しばらくこのシステムを調整して使う事にしてみますが、ARCAMを修理できればしたいところですね。システムを変えてみて、今までのシステムの貴重さに気づきました。

ということで、修理をできるかどうか。ARCAMは以前はデノンラボというデノン系の代理店がありましたが、確かどこかに移って、そこもつぶれてしまったかと思います。そこで本国のARCAMのサイトに行ってみると、、、

あら、こちらもページがない? もしかして、、、
※翌日確認したらちゃんとありました、メンテナンスだったのでしょうか?

これは新たなオーディオセット探しの旅のはじまりでしょうか。世の中ハイレゾ時代。私の世代はどうしてもディスクに愛着があります。どうなることやら。

しばらくは臨時システムでレビューを続けます。

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8 Comments

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yoshimi

ARCAM

こんばんは。
私はARCAMのエントリーモデルのCD62を10年以上前にプリメインアンプと一緒に購入しました。
あまりヘビーな使い方はしていないせいか、今のところは快調です。
ARCAMの音作りはさっぱりして、落ち着いた自然な音に聴こえますね。
オケはあまり聴かないので、ピアノと室内楽・リート中心だと、こういう音の方が聴きやすいです。
その前は、Auraの「U.K. BLACKS」というセットを使っていました。
ARCAMより少し濃い目の音だったような気がしますが、これも落ち着いた音でした。
AuraのCDプレーヤーとアンプはよく故障しましたが、ARCAMは一度も故障しないので助かります。
Auraは英国での製造を一度中止したようですが、ホームページを探すと復活
してました。以前よりも高価格の機種にシフトしたようです。
ARCAMが故障したらどうするか、悩ましくなりそうです。

Daisy

Re: ARCAM

yoshimiさん、こんばんは。
オーディオネタでyoshimiさんからコメントがあるとは、心の準備が出来ていませんでした(笑)
そうですね。まさにARCAMはさっぱりしていて、落ち着いた、自然な音です。この最後の自然なが、なかなか他ではないわけで、機器固有の音色を感じさせないところが、音楽に集中できていいわけです。
Auraも英国製の小粋なものですが、今は韓国製とか。英国製で故障の心配がないものだとQUADかCambridge Audioくらいでしょうか。ちょっと試聴などをしてきて様子を見ようかと思ってます。
日本ではどのメーカーも巨大で大げさなシステムが多く、ARCAMのようなさりげない良さを売りにしたところは見当たりません。いろいろ調べるとちょっと聴いてみたいのはYAMAHAくらいでしょうか。

  • 2014/02/25 (Tue) 00:20
  • REPLY

通りすがり

ARCAMの修理について

通りすがりの者です
ARCAMの修理についてですが一度DENONに問い合わせてみてはいかかでしょうか
輸入業務は終了しましたがサポート自体は受け付けていると以前聞いたことがあります
自分も現在ARCAMのプリメインアンプのFMJ-A22を使っているのでサポート状況は気になるところです。幸い今のところ故障はありませんが
それでは失礼致します

Daisy

Re: ARCAMの修理について

情報ありがとうございます。
ちょっと期待してDENONの首都圏サービスセンターに電話してみたところ、やはり部品を入手できないので修理できないとのことでした。残念。

  • 2014/02/27 (Thu) 07:48
  • REPLY

杉ちゃん

多分、ピックアップ部分でしょう

当方もFMJ CD23を10年来使っております。
最近、一寸した振動でも音飛びが発生するようになりました。これは、レーザー
出力がヘタリ、サーボの効きが悪くなっているからです。トラッキングサーボゲインを上げれば、不具合は解消しますが、寿命が短くなるで躊躇しております

さて、貴殿のCDPは、ノイズが発生するとの事ですが、やはりレーザーのヘタリが原因でしょう。普通は読み取りエラーはエラー補正するのですが、エラー補正出来ないくらい読み取り不良が発生しているのでしょう。

一度、ボンネットカバーを外して、レンズを軽く(本当に軽く)レンズクリーナ(メガネようでもOK)を付けた綿棒で掃除してください。一時的に直ればピックの劣化です。

デノンラボは残念ながら今は御座いません。Amazonで、ピックのアッセンで売ってますが、交換するのにオシロが必要で、素人が手出しできません。
知人で協力してもらえるなら、交換というのも有りでしょう。

Daisy

Re: 多分、ピックアップ部分でしょう

杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。
ARCAMのFMJ CD23、いい音を聴かせてくれたのですが、そろそろ皆さん寿命なのでしょうね。うちのは雑音が出る前にも音飛びなどがあり、ピックアップのクリーニングで症状は収まっていました。これを何度か繰り返しての絶命です。最後はCDを入れてもうんともすんとも言わなくなったのでピックアップだけではないかもしれませんね。まあ、随分楽しませてもらいましたので、修理は諦めました。

輸入元のデノンラボは確かになくなりましたが、親会社のDENONはあり、その修理ネットワークはあるわけです。こちらでいただいた情報を元に修理できるか聞いてみたのですが、おそらく汎用部品で対応出来そうな内容だと思われますが、症状も聞かずに部品がないので修理出来ませんとの返事で、なんとなくブランドの器が知れてしまった感じです。電話対応もぞんざいでした。一応大手ですからこの辺りはもう少しやる気を見せて欲しいですね。
独立系で修理をされているところもありますが、なんとなく諦める気になりました。

デジタルの世界は日進月歩ですので、のんびりと後継機を探してます。
ARCAMが手に入れば最新のFMJなど興味をそそられますが、輸入再開されそうな気配もありません。似たところでCambridge Audioとか、OPPOのブルーレイオーディオも再生できるやつなどもいいかなと思って物色中です。

  • 2014/06/27 (Fri) 07:43
  • REPLY

杉ちゃん

No title

v-51
Daisyさま、返信が遅れました。
ARCAMは既に何度か応急処置を施した上でのご臨終でしたか(合掌)
後継機として、Cambridge Audioとか、OPPOのブルーレイオーディオ
を検討されているところから、HDCD再生機を望んでおられるのでしょうか?
・・・だとすれば、候補が限られますね~、というか、CDPその物が生産縮小が現状です。
HDCD対応機として、LINNのCDPが御座いましたが、LINNもNet
Audioに路線変更しまして、現在はCDPの生産を止めております。

しかるに、お書きのケンブリッジ・OPPOなどの多機能デジタル再生機によるCD(HDCD)再生は、試聴した結果、イマイチ気に入りません。

一番現実なところで、DENONのDCDP-10Ⅲ Limtedの中古位でしょうか(国産最後のCDPで、HDCD対応機です。)

※話が180度変わりますが、ハイドンがとてもお好きなようで・・・
小生も、交響曲というジャンルを確立した先駆者として、ハイドンが好きです。
特に、ウィツトとユーモアに溢れる人物像は、他の音楽家には見られませんねぇ~。
難点は、作品数が多いことです。(笑)
またちょくちょく、おじゃまします。

Daisy

Re: No title

杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。
そういえばFMJ CD23はHDCDに対応していましたね。たまに赤く光るランプにちょっと喜びを感じました。Cambridge AudioもOPPOと書いたのは特にHDCD狙いではなく、あんまり適度に緻密な音で楽しめる機械という視点です。ARCAMの前はQUADの66CDでしたがARCAMのこの適度に緻密な感じが音楽を聴くのにちょうどいい。鳥肌が立つような立体感感もたまにはいいのですが、耳が録音の違いなどにいってしまい音楽に集中出来ないようでは困るということです。そういう意味でARCAMはいいプレーヤーでした。
リリーフで使ってるマランツも慣れてはきましたので、のんびり選びたいと思います。
ハイドンの方もよろしくお願いいたします!

  • 2014/07/03 (Thu) 08:02
  • REPLY