H. R. A. Award 2013
やはり某誌にならって部門別表彰です。
【交響曲部門】
やはり、このアルバムを選ばざるを得ないでしょう。

Haydn Disk of the Month - September 2013
2013/09/15 : ハイドン–交響曲 : ヴェーグ/カメラータ・アカデミカのブダペストライヴ
シャーンドル・ヴェーグが手兵カメラータ・アカデミカを引き連れブダペストに帰郷公演を行った1995年のライヴ。極度の興奮のなか、演奏者と観客が一体となった千載一遇の瞬間を収めたライヴ。素晴しい録音によって、ヴェーグ渾身の太鼓連打が鮮明に録られ、家の中がまさにコンサート会場になったよう。ヴェーグのハイドンの録音でもダントツの素晴らしさ、というより太鼓連打のベスト盤といえる素晴らしさです。アルバムも丁寧なつくりで、アルバム全体からヴェーグへのリスペクトが立ちのぼっています。今年聴いたハイドンの交響曲で最も心を打たれた一枚。家宝です。
【管弦楽・協奏曲部門】
いや〜、迷いました。今年聴いた中では、ポール・フリーマンのピアノ協奏曲、ダヴィド・ゲリンガスのチェロ協奏曲、そして今月選んだエアリング・ブロンダル・ベンクトソンのチェロ協奏曲と、マイナーながら素晴しい協奏曲のアルバムが目白押しでしたが、、、

Haydn Disk of the Month - January 2013
2013/01/20 : ハイドン–協奏曲 : 超名演盤発見! マルク・デストリュベ/パシフィック・バロック管弦楽団のヴァイオリン協奏曲集
やはり、とどめはこれでしょう。昨年カルミニョーラのヴァイオリン協奏曲を選んだので、またヴァイオリン協奏曲と思われるでしょうが、良いものは良いのです。デストリュべのこの演奏で聴くハイドンのヴァイオリン協奏曲は、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲以上の素晴しい美しい響き。カナダで自身が率いるオケとの録音ですが、本場ヨーロッパの演奏よりもハイドンの時代を感じさせ、素晴しい覇気と素晴しい色彩感に目もくらむほど。色彩感に溢れたハイドンのヴァイオリン協奏曲を是非聴いてみてください。
【室内楽部門】
こちらも迷いました。ハイドン・トータルのクァルテット・アルモニコにワリド・アクルも良かったんですが、、、

Haydn Disk of the Month - January 2013
2013/01/27 : ハイドン–ピアノソナタ : デレク・アドラムのクラヴィコードによるソナタ集
このアルバムの素晴しさは多くの人に聴いていただく価値があります。ハイドンの時代はクラヴィコードからフォルテピアノまで鍵盤楽器がめまぐるしく進化していた時代。現代のピアノで聴くハイドンのクラヴィーアソナタもいいものですが、蚊の鳴くような小さな音ながら、クラヴィコードで奏でられるハイドンの素晴しさにはじめて出会ったアルバム。デレク・アドラムは楽器製作者でもあり、楽器の響きを知り尽くした人にしか演奏できない、極めてデリケートな演奏。このアルバムを聴いた時には、また一つハイドンの新たな魅力を発見したと感激しきり。クラヴィコードに対する先入観を取り去って、虚心坦懐に聴くと新たな世界が見えてきます。私の楽器に対する考えを大きく転換させた一枚です。
今年はこの3枚を表彰することといたします。たった今紅白歌合戦が終わり、ゆく年来る年の除夜の鐘がゴ〜ンと鳴りました。今年もあと数分。皆さま良いお正月を!
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