作曲家ヨーゼフ・ハイドンの作品のCD、LP、映像などを収集しレビューしています。膨大なハイドンの作品から名盤、名演奏を紹介します。

クルト・ザンデルリンクの86番

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昨日テンシュテットの王妃のライヴ録音を取り上げましたが、その盤にちかい、同じパリセットのライヴ盤を紹介しておきましょう。

Sanderling86.jpg

昨日と同じくCD-Rです。

曲目はハイドンの86番、ブラームスのダブルコンチェルトの2曲。
昨日同様、もちろん注目はハイドンです(笑)

86番はハイドンのパリ交響曲集の中でも最も好きな曲。
ハイドン特有の形式的な美しさをもつことに加え、最も純音楽的な美しさにあふれた曲だと思います。規則的に上下する音階と弦を中心としたシンプルな古典派のオーケストレーションを楽しむ曲。ザロモンセット以前の交響曲では88番が古くから録音が多く多くの指揮者に取り上げられていますが、私自身は86番の方を偏愛しております。
現代楽器の演奏のなかでは、以前取り上げたシューリヒトの演奏とともに、RCAのベルリン交響楽団とのザンデルリンクの演奏は代表的名盤だと思っておりますが、この盤はその約10年後のライヴで、オケはバイエルン放送交響楽団。

ザンデルリンクの演奏は、ベーシックそのものながら生気にあふれ、冒険も個性も狙っていないのに、他の演奏とは差別化できているすばらしい音楽性があり、ハイドンの交響曲の演奏として非の打ち所のないもの。
テンポは若干遅めでおおらかな表情で進めますが、テンポの変化ほとんどないのに弦楽器の表情付けが非常に巧みで、変化に富んだメロディーラインが楽しめます。

ライヴながらノイズはほとんどなく、非常に聴きやすい完成度の高い録音。若干遠目にオーケストラが展開する感じですが、自然さ、鮮明さは問題なく、最後に拍手が入ります。

今日はブラームスまでレビューする気合いが不足しております故、こちらはまたの機会にということで。
明日はまた、ワールドカップの日本戦なので、一杯飲みながらでもレビューもしたいと思います。今日もドイツが敗れる波乱がありましたので、オランダ戦も波乱ということになりますかどうか、、、(笑)
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