Haydn Disk of the Month - November 2013
いやいや、今週は仕事とプライベートと飲みが続き、月曜に更新したのを最後に、それ以降、記事を一つもアップできませんでした。2日あけることはあっても、これほど間をあけてしまったのは久しぶり。できればもう2、3記事アップしようとは思っていたのですが、いきなり月末になってしまいました。
しかしながら、今月は記事の少なさを補ってあまりある、怒濤の名盤ラッシュ。特に毎月良いアルバムを選んで聴いてはいるので、選ぶのが大変なんですが、今月は湖国JHさんから送り込まれた怒濤の名盤に嬉しい悲鳴です。悩みに悩んで3組選出。この3組、当ブログだからこそ表彰すべき、コアなハイドンファンに知っていただきたい名盤です。
エリナ・ヴァハラ盤を選ぶと思っていた方、ヴァハラも素晴しかったんですが、既にいくつかのブログでその素晴らしさは知られているようですので、敢えてはずしました(笑)

2013/11/24 : ハイドン–ピアノソナタ : ワリド・アクルのピアノソナタ集
まずは、ハイドンの全ピアノ作品を録音しているというワリド・アクルのピアノソナタ集。このアクルという人、恐ろしく鋭敏な感覚を持っています。その鋭さはグレン・グールドに引けを取らないほど。グールドが余人を突き放すような超個性的な音楽に走ったのとは逆に、アクルはハイドンの真髄に迫るようなオーソドックスな感覚を持っていたということでしょう。ハイドンのソナタや小曲を、じっくりと奏で、まるで大河の流れのように一貫した感覚で弾き流し、時に狂気を感じるほどの鋭敏さで畳み掛けるもの。ハイドンならではの間の感覚、機知が感じられる素晴しい演奏です。実はこのアルバムを借りて、あまりの素晴しさに衝撃を受けたため、ネットを探して、このKOCH盤の原盤になるBOURG RECORDSの14枚組の、まさにハイドンの全ピアノ作品の録音を入手しました。小曲まで含めて、まさにハイドンのピアノ作品の最も網羅的な録音のようです。所有盤リストへの登録もまだはじめたばかりですが、今は亡きワリド・アクル入魂のハイドン、しばらく楽しみたいと思います。KOCH盤の方もamazonではいくつか手に入りますので、ハイドンのピアノソナタ好きの方、是非聴いてみてください。

2013/11/16 : ハイドン–ピアノソナタ : ギャリック・オールソンのピアノソナタ集
続いてもピアノです。こちらも湖国JHさんに貸していただいたもの。私はギャリック・オールソンは全く知らなかったのですが、こちらも衝撃の一枚。このアルバムも、借りて聴いたということではおさまらず、発注して入手しました。オールソンは豪腕ピアニストなのでしょう、素晴しい力感と覇気が感じられるのですが、それにとどまらず、ハイドンらしい機知を良く踏まえて、力を巧みにコントロールし、実に深い音楽を奏でます。ハイドンはおそらくこの1枚しかリリースされていないと思いますが、選曲もハイドンのソナタの名曲をそろえた通好みのもの。特にXVI:51は今まで聴いたどの演奏よりも曲の良さをうまく引き出した名演奏だと断じます。

2013/11/10 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ジョヴァンヌ・クァルテット・イタリアーノのOp.76
そう、こちらも湖国JHさんに貸していただいたもの。なんとこのアルバムもあまりの素晴しさにレビュー後発注してしまいました。このような素晴しい演奏が我がコレクションにないのはハイドン啓蒙の祖たる当ブログの沽券にかかわります。イタリア四重奏団の演奏よりイタリアらしい素晴しい輝き。ヴァイオリンの音色の鋭さ、美しさは筆舌に尽くし難いほど。このアルバムを聴かずにハイドンの弦楽四重奏曲を語るべからず的名盤です。
結果的に選出した3組は、すべて湖国JHさんから送り込まれたキレ者の刺客でした。道場破りに一刀両断とされた形となりました。ハイドンの生きていた江戸時代であれば、道場の看板を下ろさねばならないところですが、心の広い湖国JHさん、幸い道場を乗っ取る邪心はなさそうですので、許諾のもと、このニッチな道場は続けさせていただこうと思います。
さてさて、慣例により今月レビューしたアルバムでも、高評価をつけたアルバムを確認しておきましょう。今月取りあげたアルバム、本当に素晴しいアルバムばかりでした。どれも自信を持っておすすめできる名盤です。
2013/11/22 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : デカニー弦楽四重奏団のOp.1
2013/11/19 : ハイドン–協奏曲 : ダニエル・ブルグ/カメラータ・ド・ヴェルサイユのホルン協奏曲
2013/11/18 : ハイドン–協奏曲 : ペーター・ダムのホルン協奏曲
2013/11/17 : ハイドン–協奏曲 : エリナ・ヴァハラ/ヴィルトゥオージ・ディ・クフモのヴァイオリン協奏曲集
2013/11/14 : ハイドン–室内楽曲 : ゲリンガス・バリトン・トリオのバリトン三重奏曲集
2013/11/11 : ハイドン–協奏曲 : ステファン・ポポフ/ハリー・ブリーチ/ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのチェロ協奏曲集
2013/11/08 : ハイドン–声楽曲 : 【新着】マティアス・グリュネルトの天地創造ミサ
東京もすっかり寒くなって、公園などでも美しい紅葉が楽しめる季節。自宅の庭のナナカマドも今年は葉が燃えるような赤に染まってきました。来月はもう師走ですね。ハイドン好きな皆様も風邪などひかれないようご自愛ください。
2013年11月のデータ(2013年11月30日)
登録曲数:1,313曲(前月比±0曲)登録演奏数:7,419件(前月比+60演奏)
しかしながら、今月は記事の少なさを補ってあまりある、怒濤の名盤ラッシュ。特に毎月良いアルバムを選んで聴いてはいるので、選ぶのが大変なんですが、今月は湖国JHさんから送り込まれた怒濤の名盤に嬉しい悲鳴です。悩みに悩んで3組選出。この3組、当ブログだからこそ表彰すべき、コアなハイドンファンに知っていただきたい名盤です。
エリナ・ヴァハラ盤を選ぶと思っていた方、ヴァハラも素晴しかったんですが、既にいくつかのブログでその素晴らしさは知られているようですので、敢えてはずしました(笑)

2013/11/24 : ハイドン–ピアノソナタ : ワリド・アクルのピアノソナタ集
まずは、ハイドンの全ピアノ作品を録音しているというワリド・アクルのピアノソナタ集。このアクルという人、恐ろしく鋭敏な感覚を持っています。その鋭さはグレン・グールドに引けを取らないほど。グールドが余人を突き放すような超個性的な音楽に走ったのとは逆に、アクルはハイドンの真髄に迫るようなオーソドックスな感覚を持っていたということでしょう。ハイドンのソナタや小曲を、じっくりと奏で、まるで大河の流れのように一貫した感覚で弾き流し、時に狂気を感じるほどの鋭敏さで畳み掛けるもの。ハイドンならではの間の感覚、機知が感じられる素晴しい演奏です。実はこのアルバムを借りて、あまりの素晴しさに衝撃を受けたため、ネットを探して、このKOCH盤の原盤になるBOURG RECORDSの14枚組の、まさにハイドンの全ピアノ作品の録音を入手しました。小曲まで含めて、まさにハイドンのピアノ作品の最も網羅的な録音のようです。所有盤リストへの登録もまだはじめたばかりですが、今は亡きワリド・アクル入魂のハイドン、しばらく楽しみたいと思います。KOCH盤の方もamazonではいくつか手に入りますので、ハイドンのピアノソナタ好きの方、是非聴いてみてください。

2013/11/16 : ハイドン–ピアノソナタ : ギャリック・オールソンのピアノソナタ集
続いてもピアノです。こちらも湖国JHさんに貸していただいたもの。私はギャリック・オールソンは全く知らなかったのですが、こちらも衝撃の一枚。このアルバムも、借りて聴いたということではおさまらず、発注して入手しました。オールソンは豪腕ピアニストなのでしょう、素晴しい力感と覇気が感じられるのですが、それにとどまらず、ハイドンらしい機知を良く踏まえて、力を巧みにコントロールし、実に深い音楽を奏でます。ハイドンはおそらくこの1枚しかリリースされていないと思いますが、選曲もハイドンのソナタの名曲をそろえた通好みのもの。特にXVI:51は今まで聴いたどの演奏よりも曲の良さをうまく引き出した名演奏だと断じます。

2013/11/10 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ジョヴァンヌ・クァルテット・イタリアーノのOp.76
そう、こちらも湖国JHさんに貸していただいたもの。なんとこのアルバムもあまりの素晴しさにレビュー後発注してしまいました。このような素晴しい演奏が我がコレクションにないのはハイドン啓蒙の祖たる当ブログの沽券にかかわります。イタリア四重奏団の演奏よりイタリアらしい素晴しい輝き。ヴァイオリンの音色の鋭さ、美しさは筆舌に尽くし難いほど。このアルバムを聴かずにハイドンの弦楽四重奏曲を語るべからず的名盤です。
結果的に選出した3組は、すべて湖国JHさんから送り込まれたキレ者の刺客でした。道場破りに一刀両断とされた形となりました。ハイドンの生きていた江戸時代であれば、道場の看板を下ろさねばならないところですが、心の広い湖国JHさん、幸い道場を乗っ取る邪心はなさそうですので、許諾のもと、このニッチな道場は続けさせていただこうと思います。
さてさて、慣例により今月レビューしたアルバムでも、高評価をつけたアルバムを確認しておきましょう。今月取りあげたアルバム、本当に素晴しいアルバムばかりでした。どれも自信を持っておすすめできる名盤です。
2013/11/22 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : デカニー弦楽四重奏団のOp.1
2013/11/19 : ハイドン–協奏曲 : ダニエル・ブルグ/カメラータ・ド・ヴェルサイユのホルン協奏曲
2013/11/18 : ハイドン–協奏曲 : ペーター・ダムのホルン協奏曲
2013/11/17 : ハイドン–協奏曲 : エリナ・ヴァハラ/ヴィルトゥオージ・ディ・クフモのヴァイオリン協奏曲集
2013/11/14 : ハイドン–室内楽曲 : ゲリンガス・バリトン・トリオのバリトン三重奏曲集
2013/11/11 : ハイドン–協奏曲 : ステファン・ポポフ/ハリー・ブリーチ/ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズのチェロ協奏曲集
2013/11/08 : ハイドン–声楽曲 : 【新着】マティアス・グリュネルトの天地創造ミサ
東京もすっかり寒くなって、公園などでも美しい紅葉が楽しめる季節。自宅の庭のナナカマドも今年は葉が燃えるような赤に染まってきました。来月はもう師走ですね。ハイドン好きな皆様も風邪などひかれないようご自愛ください。
2013年11月のデータ(2013年11月30日)
登録曲数:1,313曲(前月比±0曲)登録演奏数:7,419件(前月比+60演奏)
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